第4話 紫の瞳
...グラウンド...
いつもとは違うそう感じられるのはなぜだろう...
同じクラスメイト同じ学園の生徒が次々に悲鳴をあげ、挙句の果てには誰かわからない断末魔が学校中に響いていた。
そんな中でも俺はバリアを数十に重ねてはり続けている。
ただ、突っ込んでも勝ち目など無に等しい。
そう分かっていてもどうこの現状をひっくり返すか。ただそれだけをひたすら考えていた。
何とか相手の弾幕が静まりかえりどう出るかを残ったメンバーで考えた。
「でどうするよ。あの兵器を破壊しない限りはどうにもできねぇぞ」
「なら俺に考えがある。」
そう、アルトが呟きとある方法をメンバーに説明した。
「わかった。一か八かに駆けるか」
「さぁてあと残っているのはそこに隠れた落ちこぼれの塵だけかな?」
「あいつを信じるしかない。」
そう呟き、隠れていた場所からテレポートで移動した。
「み~つけた」
そう言い道化師はテレポートしている青年を追い続けた。
完全に青年に気を取られているすきにナーシャともう一人の少女の火の魔法で兵器の後ろを集中砲火を浴びせた。
今度はナーシャのほうを向いて攻撃を行おうとしていたため、アルトが「これで終わりだ」と言い相手の兵器が一瞬で溶け始めた。
そして逃げようとした道化師を捕まえ尋問した。
「なぜ、あんな馬鹿な事をした?」
「我が主の頼みだからだよ」
「主とは誰だ?」
「決まっているじゃないかwアルト・リオン...」
と言いかけた瞬間に道化師は自らの心臓があるあたりを手で押さえつけもがき苦しみ始めた。
そして時すでに遅く、道化師は尋問をし始め数分で死んだ。
...魔王城...
いよいよだね。と紫色の瞳をした少年が不気味な微笑みを浮かべながらそう言った。
To be continued