34章 会議
ローブの採寸も終わり城に帰ったイリスだったが……
完成したローブを受け取り、採寸もきっちりあっているみたいで良かった。対価としては凄く高かったが、無駄な出費ではないので、いい感じで身体にフィットしていた。
「ミーシャ、大丈夫みたいだ。行こうか」
「はい、行きましょう」
会計をした後再び馬車に乗って城に向かった。城に戻ると、先にソフィーが帰ってきていた。
「お帰り、イリス」
「ただいま、ソフィー」
メイドさんたちも出てきていた。早速買ってきたローブに禁書庫に合った付与魔法を掛けておいた。結構な能力を与えておいたので、そうそう破れる事もないし、魔術の反映速度も高速化できる機構も仕込んでおいた。これでかなり早く術式の展開が出来る。しかし、私は無詠唱で出来るのでそのためにもう少し早く展開できるようにしておいたし効力も上がっているはずだ。
「ソフィー、ローブにエンチャントが掛けられたから、少し調子を見来るね」
「出来るだけ早く帰る様にしてね」
「分かったよ」
と言って私は自室に行って転移魔術でどこか遠くの森に行った。浮遊感があって浮遊感がなくなった後、目を開けてみると、そこはエルフの集落らしかった。いきなり囲まれて驚いたが、事情を話すと歓迎してくれたようだ。それの理由の中には私が同じ種族であるという事もあるのだろうとは思うが、こんなところにも同族がいる事も知れたのでかなりの収穫をとなったそれに、練習場の場所を教えてくれたのでそこで練習をする事にしたので、かなり威力を抑えた魔術を行った。すると山が半壊しているので、隣に居たエルフの人が顎を外して驚いていた。しばらくすると、気が付いたのか急に慌てだしたので、龍の力を借りて地脈を活性化させたので、山はへこんでいるが、樹木などは元通り以上になっている。
山を吹き消した後、しばらくの間何故あんな事になったのかと鬼気迫る表情で聞いて来たので、少し引き気味に聞いてきた“私は普通に魔術を山に向かって放っただけですよ”というと、長老が“真祖ぉ~様ぁ~”と言っていたのだ。怖いですね。逃げましょう、はい。
走って逃げてくると誰もついてこなかったので行っていたのは長老だけなのだろうと考えしばらく普通に歩いているとみんなが寄ってきて凄いななんて言ってきて少し気分が高揚したのだが、日が少し傾いてきたので、城に転移魔術を使って帰ってきた。
「お帰りなさい」
ソフィーとミーシャが迎えてくれたようだ。それを見て少し微笑んで、“ただいま”を言った。のと同時に自分と同じ種族の人がこの近くではないけれど、いる事を伝えた。すると“よかったわね”と見ていてくれた。場所も正確には憶えていないが、少しくらいなら山の修復後が分かるので行けば此処かというのは分かるが、それ以外は意外と分からない。それに、彼らは場所が分かったりすると、移動したりするのだ。なので、確実にそこにいるかと言われると分からないという他ない、それにこれは古い文献の物なので、それすら不確かなのだ。
「しかし、なぜかあそこには謎に懐かしさを感じるのはなぜだろうか?」
「ん、どうしたの?」
帰ってきたので、ごはんを食べていると、今日は大事な会議があったらしく会長の使いが来ている。来ているのだが、あまり行きたくはない。が、行かなくてはいけないのだろうな。ミーシャにソフィーに連絡を入れてもらうように言っておいて、私自身は早馬で向かった。向かっていくと、会長が外で待っていた。
「会長どれぐらいたっていたんですか?」
「そうだなだいたい30分位?」
「よくそんなに待っていますね。部屋に入っていればいいじゃないですか」
「いいから早くいくわよ」
「ところで今日の会議の内容は何ですか?」
「今日は新しい制服のデザインを考える会議よ」
「皆さんの多数決で決めればいいんじゃないですか?何故私が行かなければ行けないのですか!」
「サイズを君に会わせた試作品もあるからね。それを着て貰うためでもあるのさ」
心の中でどうせそんな事なんだろうと思っていた。会長に連れていかれて大会議室に入ると、各部門別の生徒が集まっていた。みんながだした案をまとめた制服の試作品が一つあった。私が入って来た瞬間に試作品を手渡されたので、隣の部屋で着替えてきた。制服なのでやはり白を基調としたプリーツスカートに上がブレザーのような感じのデザインになっている。何だかあちらの世界のような服なので懐かしさを感じた。ミーシャが着替えさせてくれたので、早速会議室に戻った。戻るとみんなが私をじっくりと見ている。
「みんな、意見を出してくれたものをまとめると、こんな感じだ。どうだろうか?」
すると、奥の方に居た人が意見を述べるとそれを皮切りに自分の感想屋意見を出してきた。しばらくして意見をまとめると、“イリスが着ているのであれば、もっとフリフリでもいい”という事になったのだが、どうしてこうなった。しかしこうしていても進まないので“私だと思わないようにしてください”と言って、意見を出してもらうと基本の型はこれにして、後はプリーツスカートのデザインを決めて最終的には終わったが、私の今着ている制服の試作品はゴスロリにされたようだ。それから会長の横暴が始まった。なんでみんなもそれの言う事を聞いているんだろうと不思議に思っていた。いい加減止めた方が良いと思ったので“そろそろ”と言ったら、会長が“明日からイリスはその制服での登校をしてね”といわれた。
「会長それは、学園長であるソフィアに聞くべきではないのですか?」
「別に大丈夫よ」
謎の声が聞こえたので、そちらの方に顔を向けると、ソフィーが立っていた。なんて都合のいい時に来るんだ。さては才能だな、これ。
「ほら、許可は頂いたわよ」
「どうせ、こうなるとは思っていましたよ」
こんな感じで最初と最後はグダグダしていたが、最終的にはまとまって行った。そしてなぜか私だけの制服が変わるという結果で幕を閉じた。
今回も読んでいただきありがとうございます。今回は会議篇という事でいつもの半分になっております。ブックマークや感想もお願いします。




