33章 ローブ製作
生徒会のみんなとショッピングに行ったあとの話
帰ってくるとメイドさん達が出迎えてくれていた。夕食の時間にはまだ早いので、自分の部屋も行くことにした。ネックレスは宝石箱みたいなものがあったので、その中にいれておいた。これならば、なくすこともないだろう。後の時間はなにをして過ごそうか悩んでいると、ドアがノックされたので“誰?”と聞いてみると、ミーシャだった。ミーシャがお茶を持ってきてくれたようだ。
ドアを開けると慣れた手つきでお茶を淹れていく、私直伝の入れ方なので、そこそこの技術はあるはずだ。それに、他のメイドさんたちにも飲んでもらってアドバイスをもらっていたようなので、下手したら技術量はミーシャの方が多いかもしれないなと感じつつ飲んで見ると私並の技術だったので内心並ばれたと危機感を持っていた。それから、しばらくご飯ができるのを待っていると、直ぐに知らせが来た。
階段を下りていくと、とてもいい香りが廊下中に広がっている。弾む心を抑えつつ行くと、大きな鳥のお肉がローストされたものが大きなお皿に乗っていた。
「今日は何かのお祝いなの?」
「いいえ、違うわよ。いつも小皿のメニューだけでは飽きてしまうわ。だから、大きいまま調理して運んできたのよ」
「そうなんだ」
会話をしていると、メイドさんの一人がとても大きな業物の包丁を取り出し、お肉と切り始めた。快調にお肉を切っている。しかし、それを見ていると圧巻としか言いようがない程大きなお肉の山ができている。これをすべて食べきれる自信はないので、“残しますよ”と目で訴えていたら、その視線に気付いたソフィーが“大丈夫よ”と目で言ってくれた。なので気兼ねなく食べられる。
食べていると、沢山のお肉がソフィーのお皿から消えていくのが早い私も負けじと頑張ったが追いつけなかった。そうして食べ進めていると私にお腹の限界が来たようだ。
「これだけ後をお願いしたいんだけど大丈夫?」
「それなら、いつものあの三人のメイドさんにあげれば喜ぶんじゃないかしら」
「そうね、ミーシャお願い出来る?」
「はい、了解しました」
「じゃあ、お願いね」
近くにいたメイドさんに話してお皿を渡し、持って行くのを見た後ミーシャは私の着替えを行うためにお風呂の所までついてきた。着替えをもらって後ろを外してもらった後、ミーシャには出て行ってもらい自分で脱ぎお風呂に向かった。お風呂の湯船は広いので、泳げるほどの広さがある。しかし、私も元日本人だ。そこのところは誰もいなくても泳ぐわけにはいかない。しかし、早く湯船に入りたいので、体を早く洗って入る髪の毛がお湯につかるのは嫌いなのでいつも上にしてまとめている。
ゆっくり使っていると、何かの気配を感じるような気がする。ミーシャだろうか?
「誰かいるの?」
少し大きな声で言ってみると、“ガタッ”という音がして足音がした私は怖くなってきた。しばらく様子を見る事にした。5分くらい体感で経っただろうかのころにお風呂から出ようとすると、普通になっているおかしいなと思いつつ着替えを取ると、そこそこ露出が多い物に変更されていた。これはどういう事だろうか。仕方がないので、それを着たのだが、腰元までかなりスリットが深く入っているので、かなり着ていて恥ずかしい。誰が置いたのかわからないがそのうち判明するだろうと考えていた。
お風呂のしばらく後私の自室にて、犯人判明。ミーシャが口を簡単に開いて仲間を売ったようだ。まぁ、分かったからよかった。例の三人だったらしい。理由を聞いてみると、それを着ている私の姿を見たかったらしいのだ。
理由があまりにも馬鹿らしかったので、ふて寝したら本当に寝てしまい。朝生きて自分がびっくりした。朝になっていつものように準備をしていると、朝食を作っているミーシャの姿を発見して少し驚いた。しかし、メイドさんらしくなってきたなとしみじみ感じていたら見つかったらしい。ほどなくしてソフィーも起きてきて朝食を食べている。いつもより早いので、少し驚いた。
「おはようソフィー」
「ん、おはよう」
「今日は早いのね」
「そうね、いつもはこんなに早く起きる事が出来ないから。不思議よね」
「そうね、不思議ねこんな事があるなんてね」
会話をしていると自分も朝食を食べ終わった。そして準備を始めていた。着替えを行い制服に着替えさせてもらい、制服を来て鞄を持ってもらい馬車で向かった道中は普通に何もなかった。学院に着くと、会長が偶然入口で出会った。
「お作用御座います会長」
「おはよう(ふわぁ~)」
「寝不足ですか?」
「そうなんだ。昨日寝つきが悪くてね」
「何があったんですか?」
「それは分からないけど寝つきは悪かったね」
「さぁ、多分今日も生徒会の仕事があるのでまず執務室に行きましょうか?」
「はぁ、仕方ない行こうか」
「あと、会長今日は私はあまり出席できないので、自分の仕事は自分で行ってくださいよ」
「それは、出来るだけ早く来て欲しい」
「仕方ないですね少し早くできるか交渉しますので、出来れば早く行きますね」
「頼むよ」
会長と談笑をしながら歩いて自分の執務室に向かった。執務室に入ると、少しの紙の山が出来ていた。この程度ならすぐに終わるなと思いつつ教室に向かった。久々に入る教室は新鮮だった。教室に入ると何故か私はみんなから囲まれた。それからは質問攻めにあった。仕方ないのかもしれないずっとここ最近は教室にすら来れていないので、みんなも色んな質問があったのだろう順番に聞かれて答えているとクレール先生が入ってきてみんなを席に着かせたようだ。
朝のHRも終わって授業が今日は魔術の座学だ。多分退屈なんだろうなと思いながら教室を移動し、現在座学を受けている。一応真面目に受けてはいるが、内心は凄く眠いそれから時間は過ぎ、次の時間になり魔術実践になる。私としてはこの授業は、加減が難しいのであまり好きな授業ではないが、知らないその人自身の特殊な魔術とかなどを知る事が出来るため、その点においては私にとっては、とてもいい経験が出来ると言えるので貴重な経験だ。私の場合は、既存の経験を使わないといけないので、それはそれで枷になるのであまりうれしくないのでどうしようかと考えていると、これは風魔術を使って無難にしておいても大丈夫だと判断した。先生が“じゃあ、順に撃っていってかまわないよ”と言われたので、適度なものを撃った少しだけ威力が強かったようだがそれまでだ。
「凄いなその若さでその力は!」
「そうですね、それは父と母の力も入っているのかもしれませんが、私はその実の親をとある事情で知らないのです」
「どういう事かね?」
「まぁ、そこは触れないようにしてほしいです」
「あぁ、すまないではもういいぞ」
では、私は自分の執務室に戻るとしよう。戻る途中に死にかけた会長を見たが、見ていない振りをしたが鋭い先輩に気付かれてしまった。気配を遮断していたはずだったので、何で分かるのが分からないが、勘、なのだろうか?分からないな。
「イリス~!、た゛す゛け゛て゛」
「ひぃ!何ですか!怖いのでやめてもらえますせんか?そんなに今日は書類もないはずですよ」
「そんなにが結構あるのよだからこんなにイリスを探して徘徊していたのよ」
「それは見ればわかりますけど、そんなに沢山あったんですか?」
「いっぱいあったわよ!イリスは仕事が早いからそんなにないと感じるだけなのよ」
「そんな事はないですよ。それに仕事をサボっている事もあるから溜まっていくんですよ。最近は私も手伝っているじゃないですか!」
「でも今回はちゃんと手伝ってくれるって言ってくれたもん」
「それはやりますけど、会長の確認が必要な書類があったりするのでその時はご自身で確認をよろしくお願いしますよ」
何とか言い聞かせてやっと首を縦に振ってくれた。何とか納得してもらえたようでありがたい。それから、少しの時間が経つと会長が段々を生気を吹き返している。最初はやつれていたが、だが、今は普段と変わらぬものになっている。なのでもうこの辺りで切り上げて自分の執務分をやっておく事にした。私が執務を行っているとクレール先生が入って来て“こっちの授業には顔を出さないのか?”と聞いてくれたので、せっかくだから行く事にした。残った分は持ち帰ってする事にしたので練習に参加した。先生は症と⒮-度や刀あたりを勧めてくるのだがあいにく私にはその剣は私には“合わないですよ”と言ったらしょんぼりしていた。だがすぐに解決案を出してきたので仕方なく私は“時間があればする”と言っておいただがするとは言っていない。
しばらく先生と歩いて、場所に着くとみんながもう練習が始まっている。練習をしている中に私が中に入っていくとみんなからの挑戦があったので勿論受けた上で倒した。全員ね。レイピアでも剣でも戦ったよ。これ以上やると戦闘狂なんていいかねないので、アドバイスを与えて私はみんなの動きを見る事にした。これだけの学院だから当然才能のある子は沢山いるが、対人経験があまりなく動物も狩った事もないという。だからフェイントに掛かりまくる。面白い程掛かるんだ。だから、“相手をもっとよく見なさい”と皆に言った。皆は知識を入れてとても嬉しそうだが、一日二日でそう簡単に治るものでもないが、言わないよりましだ。
しばらく見て私は先生に言って、自分の執務室に行った。執務室に行ってする事もないのを思い出し、紙をまとめ鞄に詰めた。少し早いが、城に戻る事にする。と、忘れかけていた。ローブを買い行かないといけない。馬車に乗り込み生徒会副会長権限を使用し、この学院から出た。ミーシャも一緒に出てきてもらった。学院から出て少しいい店に入ると奥の方から女性が出てきた。
「今日はどのようなご用件で?」
「ローブを買いたいのだが、見繕ってもらえるかな?」
「了解です。ではどのような素材をお望みでしょうか?」
「そうですね、最高級でお願いします」
「了解です、しばしお待ちを」
少しの時間を待っていると、奥の方から大事そうに箱の中に入っているものを出してくれた。
「こちらでよろしいでしょうか?」
「はい」
「では早速ですが採寸致しますので、こちらにお立ち下さい」
採寸が終わると、買い求めるローブの生地を切っているようだ奥の方へ行った後挟みで生地を切っているような音が聞こえる。そうしてしばらくすると、あの女性が来た。ローブが完成したようだ。
読んでいただきありがとうございます。
次回も頑張って書きますのでよろしくお願いします。




