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異世界で、現代の知識を使って国を建てる英雄が僕な件?!  作者: 十六夜 瑞樹
イリスの学園生活
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26章 祝賀会

 卒業式の後の祝賀会での話

 あれから少しの時が過ぎ、第一学年が終了に近づいてきた。

第二学年に先輩たちの卒業という風に節目が来た。しかし、自分たちに関わりが無い先輩たちが卒業していったので、特に卒業に出席する必要では無いので、雑務を入れておいた。雑務を処理していると、部屋に会長が入ってきた。


「イリスは式には出席しないのか?」


「会長は出席した方が良いんじゃないんですか?」


「それはそうだが、君の立場も副会長という立場だ。だから、出席してほしかったんだ」


「それは、招致していますよ。でも、こちらの雑務がまだ、終わっていないので」


「そうか、ならば雑務を頑張ってくれ一通り頑張ったら後の祝賀に来てくれ」


「了解しました」


 と聞くと、少し微笑んで部屋から出ていった。


 時間を考えるとまだ祝賀までに時間がある。なので、少し書類の作成と精査をしている。思いのほか多かったので、少し時間がかかった。そして終わった。精査や、書類作成が終わった。祝賀会場の中へ入って行こうとするとふと思った。周りを見て正装で行った方が良いのかと思っので執務部屋に置いているドレスを取ってきた。すると、早速という風にメイドさんに入れられた。


 入れられると、そこには、貴族や帝国の宰相が来ていた。卒業の祝賀とは一体何なのかとも思えるような空間になっていた。政界に強力な力を持つ人物が揃っている。まぁ、それでも無理はない。何故ならここは大商人や王侯貴族などの人が通う学院なのだから。


 私が入ってくると、一斉にこちらに目線が来た。帝国の偉い人ばかりの中に王国の人間が一人というのは凄くアウェーな気分だと思っていると遅れて会長が来た。


「いやぁ~、遅れてすまない」


「重要な役職の貴女が遅れてどうするんですか!」


 重要な席にいる会長が遅れてきてへらへらしていたので、思わず声を荒げてしまった。でも、言った後気づいた。会長が遅れてきて態度を叱って、その環境怖気づいていた自分をなだめてくれた事に。だから、少し感謝もした。


「まぁ、そんなに怒らないで気楽にいこうよ」


「はぁ、わかりました」


 と、一言いうと会長は会場に向き直って会長は会場の方に向き直って卒業生の入場を促し一斉に卒業生が入って来た。やはり家族というつながりもあってか、再会を喜ぶ声が聞こえたりしていた。すると、そこへ食事が運ばれてきた。食事はかな豪華らしい。私自身はここのカフェしか利用した事が無いので、分からないが、先輩たちは口々に“今日はやはりいつもより豪華だ”と語っていたのが偶然耳に入ったのだ。後ろに下がった私と会長は、そこで別れた。会長は、他の人と話さなければいけない事があるらしいのだ。私は、偶然メイドさんに呼ばれ、なぜか急遽きゅうきょお菓子一品とお料理を一品作る事になった。私は、特に話す人もいないので、ふたつ返事で受けた。


「先程も申しましたが、無礼を承知で趣向しゅこうを凝らしたものをお菓子とお料理を何か一品お願い致します」


「分かりました。頼まれたからには全力を尽くします」


「はい!ありがとうございます」


「二品ぐらいなら少しの時間で出来るのでその辺で待っていてください」


「了解しました」


 レモンカードとチーズのタルトと、スペアリブの赤ワイン煮込みにしよう。赤ワイン煮の方は少し時間がかかるが、お肉がジューシーでとてもおいしい。なのでそのすばらしさを知ってもらいたいと思うので、ここで作って行こうと思う。なので、ワイン等を準備してもらって全部そろえてもらえた。なので、したd準備から始めた。しかし、思いのほか早く終わったので早く作り始められた。かなりの行程を踏んだが、何とか出来た。このまま煮込んでいけば完成する。タルト自体もそこまで難しい物ではないので、簡単に作れた。


 あとは、メイドさん達に持って行ってもらえれば“OK”だ。なので、私は会場に戻った、会場に戻って来たが、何もすることが無い。入口の方を見ていると、ソフィーが入ってきたので、話しかけに行く。


「今来たの?」


「うん、今来た。来賓らいひんのへの挨拶まわりが終わったから。楽しんでるの?」


「“調理を手伝って”といわれたから、そっちに行っていてあまり楽しんでいるとは、言えないね」


「調理?」


「うん、何だか注文があったりしたんじゃないかな」


「そうなの?でも、手伝いに行ってこっに戻ってきているという事は、終わったという事よね」


「うん、終わらせてきて、後は持ってきてもらうだけだから任せてきた」


「そこそこ凝ったメニューにしておいたの」


「そうなの!じゃあ、取ってこないといけないわね」


「そうだね、是非食べてもらいたいな」


 さぁ、自分も何か食べ物をとって来よう。しかし、結構な量があるので、迷うな。グリルチキンのスパイシーさをとってもいいし迷うじゃあ近くにあったエッグベネティクトを取っておこう。おいしそうだ。しかし、この世界にマフィンがあったなんて衝撃だ。こっちの世界に来てからは見た事が無かったので驚いた。食べてみたが、食感も同じでそこにも衝撃を受けた。しかし、まさか、軽い朝食などに頼まれるエッグベネティクトがあるなんて作った人も思い切った事をするものだと感心していた。見たところプレートに魔法が掛けられているようだ。この世界には魔法があるから便利なものだと思ってみているとふと後ろから聞き覚えのある声がした。


「クルスここで何をしているの?」


「ソフィーが手紙を送ってきたのよ。“イリスが料理を作ってくれるかも”って書いてそれを見たとたんに“行かなきゃ”って使命感に駆られてやってきた訳なんだけども何処にあるの?」


「まだなんじゃないかな」


「そうなの?」


「そのうち出てくると思うからしばらくの間ほかの料理でも食べてなよ。そうすれば、すぐになると思うから」


「そうね、じゃあ待っておくわね」


「それはそうと、仕事は?ぜ・ん・ぶやってきたの?」


「それはそうよ」


 ちょうど後ろにミーシャがいたので“何か聞いているか”と聞くと、首を横に振ったので、多分大丈夫だろう。そう信じたいこれは切実な願いでもある。たまにというか、やってこないでこちらに来る事があるので国家運営に影響が出たらと気が気でないのだ。しかし、本人も終わってこちらに来ているようだし、信じてあげよう。と思っていると、私が作った料理が運ばれてきたので教えてあげたら台風みたいな勢いで料理の方向へ走り去って行った。


 しばらく料理を取っていると、後ろから声がかかった。すると会長だった。


「どうかしました?」


「いや、ここに馴染めたかと思って少し心配になって探して見つけてこうして話し掛けに来たわけさ」


「心配させてしまいましたか。少しなら話しましたね。知り合いというか家族も混じっていたので」


「そうか?コミュニティーを広げていくのもいいかもしれないぞ。顔を打っておくと国を運営していくのも顔が利くと何かと良い事があると思うけどね」


「そうですね。自分からコミュニティーを広げるのは国交の面から見ても有益な点が多数あるのでそれを考えるととても魅力的ですね。でも、まぁ折角すすめてもらっているので、話してきますね」


 そうして興味を持ち始めると食べ終わったクルスがやってきて、“美味しかったわ”と感想を言ってきた。“感想だけかよ!”と思った。


「そういえば王国側の貴族はこの席には出席してるの?」


「こっちには来ないんじゃないかしら」


「帝国側にはやっぱり来ないのかな?」


「敵意は無いと思うけどね」


「そうなの」


「まぁ、まだあまり気にする事はないと思うけどね」


「そうだね」


「じゃあとりあえずまた何か取りに行くついでに話でもてくるよ」


「そうなの?行ってらっしゃい」


「うん、行ってくるよ」


 食べ物を取っていると、白髪の人が話しかけてくれた。


「あの失礼ですがどちら様で?」


「あぁ、これは失礼致しました。私は、グラス・アルフです。帝国の北の辺境の領主ですよ」


 “私は”と言おうとすると、“大体察しは付いてます”と言われた。


「私に何か用でも?」


「世間話でもと思ったのですが、どうでしょう?」


「はい、構いませんよ」


「そうですか。それでは、この学院に来て良い事などはありましたか?」


「そうですね、他国への留学で来ている訳ですが、最初に来たときはちょうど入学の時期とは外れてしまい、途中からのこの学院の生活となりました。この学院の広大な敷地の中で様々なレクリエーションが行われたりしてかなり楽しい学校生活を送っています。お料理を作ったりして楽しいというのが、あって、今は、副会長という役職を以って学園の運営に関わっています」


「重役ではないですか。流石巷ちまたで才女を呼ばれているだけはありますね。そういえば、才女で思い出しましたが、魔術の方も相当だとか」


「いえいえ、そこまでの力は…って何か有名になっているんですか!」


「えぇ、知らないのですか?かなりの腕という話が出てきていますが」


「そうなのですか。いや、最近は街の方へ出ていないもので最近は情報にうとくなってきていまして」


「そうなんですか」


「はい、そうなんですよ」


「パーティの空気には慣れましたか?」


「“はい!”とまでは行かないまでも、少しはこの空気にも慣れましたね」


「ですか。それは良かったですね」


「はい、良かったです」


 そういってグラスさんは去っていきました。でも、ちゃんと、緊張感がなくなっていたのでとても嬉しかった。なので、かなり話が出来るようになっていた。すごく人も集まってきて色んな話が出来た。“グラスさんには恩が出来てしまったな”と、心でつぶやいた。


 そう思って、沢山の人と話した後少し気疲れした。なので一旦自分の職務室に戻った。なので、ミーシャがお茶を淹れてくれた。多分疲れているのは知っていたのだからなのだろう。今日の紅茶は、少し砂糖が多いなと感じたが、あえて指摘しないでいた。何故なら、私の疲れを感じ取って糖分を多くしてくれたのだろう。まぁ、紅茶も淹れてくれた訳だし、少し書類を片付けた方が良いだろうと思い、書類の方を見てみると、何故か王国の印の着いた書類があった。なんだろうと思って蝋の封印を開けてみると、婚礼の話がどうたら書いてある。どうでもいいし、自分男だし。気にせずにビリビリに破いてやった。なんか“スカッ”とした。


「封印がしている手紙を破ってもいいのですか?」


「うん、ちゃんと内容は確認したから大丈夫だよ。それに婚礼の話だから破棄しても文句は言われないわ」


「そうですね」


 ゴミ箱の中にまとめて捨て、書類整理を始めた。書類が2時間の間に山になっていた。しかし、私はものの1時間で終わらせた。途中で他の生徒会の人達が来てくれて手伝ってくれた。なので、作業効率が格段に上がっていたので、すぐにできた。“ありがとう”というと出て行った。仕事量は配慮しているつもりだったのに何処で読み違えたのだろう。まぁ、出来上がったからいいものの、出来なかったらと思うと、何故かとても恐ろしくなる。しかし、民衆が反旗を翻てきた記録が頭をよぎる。なので、書類があまりにも恐ろしい。少しまたパーティーの方へ出てみた。


「少し人が減ったね」


「そうですね」


「ミーシャもそう思う?」


「はい、もう結構な時間でしたしね」


「そうだね」


 そういわれて気づく、時間的には、かなりの時間が過ぎていた。なので人が少なくなっている。時間的にはお開きになってもおかしくは無いが、会長が“しない”といった。ので、私もそれ以降は指摘しないようにした。“帰りたいんだったらいいのよ?”と言われたので、本来ならばダメなのかもしれないが、受ける事にした。


 城に帰ってくると、メイドさんが出迎えてくれた。なので、“ただいま”と言って帰ってきた。なので、私は、帰ってきてすぐにベットに入ったが、少し喉が乾いたので、水を飲んで寝た。

 読んでいただきありがとうございます。

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