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異世界で、現代の知識を使って国を建てる英雄が僕な件?!  作者: 十六夜 瑞樹
イリスの学園生活
20/44

20章 学院祭準備から学院祭終了まで 前篇

 メイドの行動にいちいち反応してはいけないと思いつつ寝た。次の日の事、会長と食事を行い新たな行事の準備が始まる。

 新しい1日の始まりの光をこの体に私は起きた。ミーシャはもうドアのところまで来ていたようで、起きてすぐにノックが来た。


「イリス様、起きられましたか?」


「うん、起きているよ」


「今日はいつもよりお早いんですね」


「そうだね、いつもは起こしてもらっているからね」


 不思議と今日の朝はスッキリと清々しい気持ちだった。この会話のあと着替えさせてもらい、朝食を食べた。ソフィーは今日も一応休みなさいと言ってきたが、流石に体がだるい事もないので休む訳にはいかないと言って食い下がってもらった。しかし、私の周りにいる人達ってなんか過保護な人が沢山いるよね。でも、なんかヤンデレ持ちの人との交流が多くないか?なんて思ったが“そんな事無いよね”と自分に言い聞かせて誰が聞いても不名誉な称号をつけないようにした。


 馬車に乗って学園に向かった。その馬車の中でソフィーは気になる一言を言った。


「そういえば、学園祭がもうすぐあるわね」


「そうなの?」


「あら、知らなかったの?」


「うん、何も聞いていないよ」


「貴族や街の人達も沢山来る学園の一大イベントと言ってもいいほどの大きな祭りよ」


「そうなんだ!それは楽しみだね」


「そうね、学園祭の時は私のそばを離れてはダメよ」


 理由はなんとなく察したので“うん”といっておいた。しかし、ここまでかくまわれているとねぇ~自分の身を案じてくれているのは分かっているのだが、動きにくいとしか言いようがない。


 そこで私は代案として“会長も同伴するのは?”という事を聞いてみると自分が付くと言ってきかなかった。私も私で譲らなかったのだがそして話合いの末、一緒に行くという事になった。その案が出て私もソフィーも納得した。しかし、今思うと会長は先約があるかもしれないと思ったのは、学園に到着し、ソフィーが会長を呼び出したのと同時だった。


あの後予鈴が鳴りそうになっているのに気が付いてたので、すぐに教室に戻って行った。朝のHMが終わりソフィーの部屋に行くと会長も来ていたのだ。


「どのような事をすれば良いのですか?」


「そうね、私と一緒にイリスを守ってくれればいいわ」


「なぜですか?ここでは王族や皇族であってもその権力を振りかざしてはならないという校則があるのをお忘れですか?」


「いえ、この子は特別このような扱いをしている訳では無いわ。最近も表では言われていないかもしれないけど、誘拐に合ったのよ。この学院で権力を振りかざしてはいけないというのは知っているわ。開催されるその一週間は一般人や冒険者、有力貴族まで来るわそれにこの美しさでさっき話した誘拐の要素を交えると、言いたい事は分かるわよね?」


「了解しました」


「よかったわ、受けてもらえて。友達の誘いがあった場合はそっちを優先してくれても構わないのだが」


「せっかくですが、先約等はありませんので問題ないですよ」


 ソフィーと一緒という意味ではまぁよかったのだが、いつもべったりという訳にはいかないし、一応はこの学院の顔という意味でも、べたべたしているのはよくないと思いストッパーの意味で会長を巻き込んだ。

結果は成功したようなので、ひとまずはよかったと思うべきだろう。そういえば、私の家族の中にジャンキーがいた事を思い出す。多分クルスもこの学院に来るのだろう。


 そうなると今現在長く私のそばにいたソフィーとクルスの喧嘩になるのではないかとも思ったが、まぁそれは今考えていても解決しないので起きたときに回そうと決意した。


 場面は変わり…いつもの座学の授業だ。学園長の部屋にいるときは外にミーシャを控えさせておいた。だが授業の時間になったので今は一緒にいる。魔術の展開なんかは現代の現象が私の中で記憶として存在しているのし、戦術の面に関しては、歴史書やあっちの世界にいたときも歴史などには特に力を入れて勉強していたので問題はない。私は特に問題があるという訳では無いが、問題はミーシャだ。敵の陣形を理解し、どう対抗策を打つべきかという講義を受けている時に簡単な陣形などは少し分かるようだが、ファランクスのような少し難しいものになると考える事を放棄するようになっているので私が補足や要点対抗策などを紙に書き教えている。


 授業が終わり各自の授業の場所に分かれていく。私は一応調理の授業を取っているのだが、今はこれが作りたいというようなものが無い。なのですごく困っている。しばらく考えカーミラ先生に聞いてみて材料がどのくらいもらえるのかを考えてカーミラ先生の好きなものでも作ってあげる事にした。


カーミラ先生が教室に着くと、今日の授業内容の確認と好きな物ご何か聞いてみたすると、“なんでもいいよ”といわれかえって迷ってしまう結果となったが、カーミラ先生にじゃあ肉じゃがを作ろうと考えた。今回の料理の内容が、簡単にステーキになったのですぐに出来るだろう。“まぁみんなの前では言わないが、あの効率の悪さを見てこの簡単な料理にしたつもりなのだろう。しかし、私はその策には乗らないぞ!ちゃんとフランベまでしてやるさ!”と一人意気込んでいた。肉じゃがを作る材料の事もあったのでステーキの方と同時進行で行う事にしている。今回は手伝いは不要だと言ったので、ミーシャは下がっているのだが、フランベしている時にちらちらとこちらの方を見てきてなぜか集中できない。


 少し時間が経ち、皆の注目が私に注がれている事が分かったがあえて無視した。しかし、無視していても視線はあるのだから緊張はするものだ。皆の手際より王族の私の方が早いのだ。なのでその目線からの感情は“関心”や、“嫉妬”などが含まれるだろう。しかし私は気にしない気にしたらなぜかは分からないが、負けの気がした。なので振り向かなかった。


「ふう、完成した。お肉もちゃんと火が通っているし、ステーキの方は完成だ。肉じゃがの方は煮込み具合の確認をして、後は鍋をどけて器に盛りつけるだけだ。でも、ここにはいい器は沢山あるんだけど色合いが合うような色のものが無くて困ったなぁー。まぁないものをねだっても仕方がない」


 こう言ったがやはり作った側としては最高の状態で食べてもらいたいものだ。しかし、“皿が無いのだから仕方ない”と自分に言い聞かせ肉じゃがを持って行った。


「一応できました」


「はい確認出来ましたよ。次、肝心の味ですね、ここが一番重要ですからね。じっくり味わいます」


「はい、どうぞ」


「それでは、いただきます!」


 パクッ!


「とってもおいしいですよ!大丈夫です」


 よかった心は込めて作ったから美味しいとは思うがやはり聞いてしまう。カーミラ先生は頷いてくれたので安心した。


「良かったです」


「とてもおいしかったです。残りもできればもらいたいんだけど?」


「いいですよ、また作ればいいだけですしね」


「じゃあ遠慮なくもらっていくわね」


 と言って机の上に置いていた。こんな事をやっていると、ほかの生徒もちらほら現れ始めたので自分の居た机の場所に戻って少しすると、鐘が鳴った。次は昼食なので、ごはんを食べるが、今日はあえて作ってきていない。なぜなら、この学校には、食堂のようなものがあるらしく、使用してみたいと思ったからである。


「ミーシャ、今日は食堂に行って昼食をとる事にするよ」


「分かりました。では、私の昼食もそちらで何か買う事にします」


「そんな、持ってきてるんでしょ?」


「いえ、今日は忘れてきました」


「じゃあ、さっと後ろに隠したものはなに?」


「ワタシソンナノシラナイナァー」


「分かったよ何もみなかったよ」


「では行きましょう」


 急に明るくなって腕を掴まれて先導してもらっている。周りの人が私たちを見ている。その中に会長がいるのを発見した。


「会長ー!昼食一緒にどうですか?」


「ん?ああ、いいとも」


 会長を仲間に手に入れた。私たちは食堂につくとその値段設定に(主に私をミーシャが)驚いた。流石というべきなのだろうか、レストランで食べるような金額ではない一般の人はこんなに払えないだろうと思うぐらいの値段設定だ。私たちの場合はこの学校に所属していると学費の中に含まれる金額なので、いくらたべても大丈夫という事になる。


「会長何かお勧めはありますか?」


「う~ん、そうだなぁ~。私自身は普段お弁当だからあまりここは使用しないんだが、私の友から聞いた話だと、このファイアーブルのステーキというのがおいしいらしいが、私が思うに、こっちのスープセットの方が良いと思うんだ」


「じゃあ、私はスープセットにしてみます」


「そうか。じゃあ私も同じものにするとしよう」


「私はもう頼んできましたよ」


「「はやっ!」」


 声がハモった。そりゃあ私が選ぶのおそいからってねぇ。まぁいいけどさ。選んだあとはウェイターが来てくれるので、その人に言ってしばらくすると一緒に運ばれてきた。スープセットは多分コーンスープのような物が運ばれてきた。ミーシャの方はファイアーブルのステーキにしていたようだ。音がなっていてとてもおいしそうだ。


「ん~これとてもおいしいですね」


「ふふっ、そうだろう?私のお気に入りだからな」


「ミーシャはどう?」


「こっひもほいひいでふよ(こっちもおいしいですよ)」


「そ、そうなんだ」


 できれば口の中の物をなくしてから話してほしかった。これは会長も同じ事を思っているだろう。この場所でしばらく談笑に興じ会長は自分の仕事があると言って帰って行ってしまった。結晶時計を見ると結構いい時間だったので、私達も教室に戻る事にした。この後の授業は特に面白い事もなく時間が過ぎていった。


 帰りのHRの時間になり、教室でクレール先生の話を聞いていると明日から学院祭の準備期間に入るようだ。なので、“何を行うか決めておいてほしい”との事だった。しかし、これと言ってしたい事というのもかえってないので、帰りの馬車の中でソフィーにどんな事が学院祭で行われていたのか聞いてみた。


「そうねぇ~、メイドの格好をして接客を行うような事もあったかしら。後は、何か物を作って展示みたいな事を行ったりしている事もあるわね。後はステージで歌を歌ったり、踊ったり美女コンテストが行われたりしているみたいよ」


「へえ~、そうなんだ」


 話を聞いていないような返事になってしまったが仕方がないだろうだって、メイド喫茶なんて物があってなんか親近感が湧いたから仕方がないという物だ。有志の歌の発表なら私にもできそうなのでとりあえず相談してみた。


「有志で歌を歌いたいの?」


「うん、ダメかな?」


 大体歌えるがJーPOPのようなパンチの効いたものなんかは自分は歌いたくないし、歌えない。どちらかと言えば、オペラのようなものの方が得意だ。特に魔王なんかは自分の18番だった。


「まぁ、いいんじゃないかしら」


「そう?ありがとう」


 馬車が止まった着いたのだろう。話を集中していて、分からなかった。馬車を下りている最中にソフィーは“ただし、条件があるわ”と言ってこんな事を言ってきた。


「美女コンテストに出る事と、有志の発表の際にこちらの用意した服を着る事が条件よ」


「それぐらいなら別にいいよ」


「分かったわ」


 じゃあ、とりあえず歌う曲を選ぼうか。一応部屋の中に音楽関係の本は沢山入れていたので、その本の中から探し出す。2曲に絞りこめたがどちらもいい曲なので悩んでしまう。学院祭という事で内容は明るい曲にしておいた。しかし、この2曲から絞る事ができない。自分1人で考えていても決まりそうにないので実際に聞いてもらって決める事にした。自室から出ると、ミーシャがちょうど通りかかったので、話しかけて今の状況を話した。するとミーシャは頷いて聞いてくれる事になった。


「1曲目は行くよ?」


 ミーシャが頷いたので始めた。


「♪~♪~」


「これが1曲目ね。続いて2曲目」


「♪~♪~」


「これで終わり。どっちが良かった?」


「う~ん、どちらもいいんですが、1曲目ですかね」


「そうか1曲目か。実は私もこの曲好きだったので、趣味があって結構うれしいよ。あ、ごめん仕事の途中だったね。ありがとうもう戻ってくれていいよ」


「分かりました」


 ドアを開けて仕事の続きを行いに行ったようだ。私は魔法で防音空間を作り出し、自分の納得できるまで歌った。自分が少し納得できたので、夕食を食べに行った。


「イリス?」


「ん、何?」


「やっぱりクルスが来るみたいよ」


「それはよかった。私の晴れ舞台だからね見てほしいからね後観客は多いほうが緊張はするけど、達成感があると思うからね」


「そうね頑張ってね」


 そういって夕食を食べ、自室に帰って明日の準備をし早速寝た。

 今回も読んでいただきありがとうございます!

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