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転生女神の華麗なる日常とその帰結  作者: ぴん@小説
第1章:グラスワールド
2/5

2.召喚&スキル選択

僕の名前は草野草太。

どこにでもいる平凡な高校生だ。


いや、普通よりちょっと地味で目立たないけど……

まぁそんな事は置いておいて。


今、僕は良く分からない場所にいる。一面真っ白な世界……

夢…というには生々しすぎる強烈な違和感……


そう、僕はこんな異常な世界に居るのに高揚も動揺もしていない…

馴染んでいるといえばいいのか、郷愁を覚える場所?と言うが一番近いのか??


「あなたが草野草太さん?」


背後から声を掛けられ振りむくと光の玉が浮いていた。

真っ白い世界で光の玉に話しかけられる…そんな異常な事態にも関わらず、落ち着いて答えを返す事が出来たのは、敵意を感じなかったからだろうか?

僕がそうです、と答えると今の状況を説明してくれた。

なんでも、異世界に特異な現象が発生してしまい、混乱が生じている。その為大国が勇者召喚という秘法を使って別世界の人間、つまり僕を呼び出したというのだ。


で、この光の玉、自称女神さまとの事だったが、この方が僕の為にスキルを授けてくれるのだという。


異世界ファンタジー物、チート能力付きキタァァァーーー!って内心思ったけど、顔には出さない様に必死にニヤけそうになる顔を抑える。


勇者の役目は魔王を倒す事。魔王さえ倒せば1分後には自動で元の世界に戻れるらしく、しかも異世界で獲得した能力は持ったまま元の世界に戻れるという。


異世界の文明レベルは中世くらいというので食事やトイレが非常に不安だ。これは、早急に帰って元の世界で俺TUEEEEEEEEEE!をした方がいいのではないか?

そういう事ならしっかりと授けて貰うスキルを吟味しなくては!


スキルは色々な種類があり、(下位)服飾スキル、(下位)料理スキルの様な生活が楽になる物から、(下位)火魔法、(高位)光魔法、(最高位)時空魔法といった魔法の力、(中位)剣の才能や(中位)盗賊の才能といった技術や技の精度に補正が入る物まで様々あるという。


またそれぞれのスキルには位階というパラメータが存在し、位階が低い物ほど高レベルで与えてくれるが、位階の高い物、例えば時空魔法などはレベル1での授与になってしまうと言われた。

まぁ確かにスキルを貰った時、(下位)料理を貰っても(最上位)時空魔法を貰ってもレベル1ですって言われたら不公平な感じがする。



しかも、今回はスキルの他に「異世界言語」と「アイテムボックス」が付くと言う。

何でも、この女神さまの管理のちょっとした不注意で今回の異世界の混乱が起きてしまっているらしく心を痛めた女神さまは普段干渉しない勇者召喚に割り込んでこの様な対応をしてくれているのだと言う。


ちなみに、「異世界言語」は元の住んでいた所とは違う場所で話されている言葉が理解出来るという物で、書いてある文字も意味を理解する事が出来るが、書く事は出来ないという物だった。

まぁ読む事は出来るから練習すればその内書けるようになるだろうとの事である。


「アイテムボックス」については容量無限で、生き物は入れる事が出来ず、中に入れた物は時間の影響を受けないという優れ物だった。

大きな物に関しては触れてさえいれば収納出来るとの事で、他人の物でも何でも触って「収納」と言えば収納出来るから悪用はしない様に!と釘をさされた。


あと異世界にはレベルという概念があって、魔物を倒せば経験値が溜まってステータスが上がるのだと言う。まるでRPGゲームみたいだ。と言うと、まさしくその通りで魔物を倒した時、アイテムやお金を落とし、経験値を貰えるシステムなんだと。


それなら…と僕が選んだのは……


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