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コウの物語  作者: パルス


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第67話「決断」



 池作りをしていると、森の奥から声が聞こえてきた。


「戻ったぞー」


 ロイドだった。


 その後ろをエミル、ガルド、ラグが歩いている。


 ロイドは一輪車を押していた。


 荷台にはウサギが4匹載っている。


「おお」


 コウは思わず頷いた。


「今日は多いな」


「まあな」


 ロイドが笑う。


「運が良かった」


 ウサギ4匹。


 十分な成果だった。


 池作りも一区切りだった。


「じゃあ帰るか」


 コウが言う。


 全員が頷いた。


 一輪車やショベルなどは新拠点へ置いていく。


 そのままリース村へ向かって歩き始めた。


 帰り道。


 いつものように採集も行う。


 薬草。


 山椒。


 セルハ草。


 ボルドやミーナ、ノイルも手伝う。


 村へ着く頃には、


 薬草10。


 山椒10。


 セルハ草10。


 十分な量になっていた。


 やがてリース村へ到着する。


 コウは先に野菜を買った。


 3人分。


 夕食用だ。


 購入を終える。


 その後、ロイド達のところへ戻った。


「ほら」


 ロイドがウサギを渡す。


 コウは袋からルクを取り出した。


「8ルクだ」


「あいよ」


 ロイドが受け取る。


 取引は終わった。


 そのまま全員でグレン工房へ向かった。


 工房ではグレンが作業をしていた。


「戻ったか」


「ああ」


 グレンの視線がミーナへ向く。


 やがてミーナが口を開いた。


「親方」


「私は行きたいです」


 静かな声だった。


 ボルドが妹を見る。


「そうか」


 グレンも頷く。


「決めたなら行け」


「はい」


 ミーナは頭を下げた。


 その様子を見ていたエミルが確認する。


「本当にいいんだな?」


「はい」


 迷いはない。


 エミルも頷いた。


「分かった」


 今度はコウを見る。


「頼むぞ」


「ああ」


 コウも頷いた。


 これで話は決まった。


 ただし正式な契約はまだだ。


 明日フェルドへ行く。


 そこで奴隷登録を行う予定だった。


「すぐ向こうに住むわけじゃないぞ」


 コウが言う。


「まだ整備中だからな」


「はい」


 ミーナも頷く。


「当分は村と行き来だ」


「分かっています」


 新拠点はまだ開拓途中だった。


 ボルドも安心したようだった。


「また明日だな」


「はい」


 ミーナは頷く。


「荷物まとめておきます」


「大した量じゃないだろ」


 ボルドが笑う。


 ミーナも少し笑った。


「服くらいですね」


 グレンも頷く。


「足りない物は後で揃えろ」


「はい」


 コウも口を開く。


「明日は朝から町だ」


「遅れるなよ」


「分かっています」


 話はまとまった。


 そこでコウはロイドを見る。


「明日町へ行こうと思う」


「何かあるか?」


 ロイドは頷いた。


「あるぞ」


 エミルも頷く。


「購入依頼も売却依頼も結構溜まってる」


「塩と鉄釘はいつものだな」


「小麦も頼まれてる」


 コウは苦笑した。


「またか」


「まただ」


 エミルも笑う。


「小麦はすぐ無くなる」


「朝まとめる」


 ロイドが言った。


「工房に持って行くから来てくれ」


「ああ」


 コウは頷く。


 ふと思い出した。


「ルナは大丈夫か?」


 ロイドが笑う。


「ああ」


「基本お前かノイルしか使わねえからな」


 ノイルも苦笑した。


「明日は問題ありません」


「そうか」


 コウは頷く。


 そしてミーナを見る。


「明日は一緒に行くからな」


「はい」


 ミーナも頷いた。


 明日の予定は決まった。


「じゃあな」


 その時だった。


 ラグが声を掛ける。


「今日は助かった」


「ん?」


「見学できたからな」


 ラグは頷いた。


「これからも世話になる」


「ああ」


「こっちこそだ」


 ラグは少し笑った。


「よろしく頼むぞ、コウ」


「ああ」


 こうして全員解散した。


 コウ達は離れへ戻る。


 ウサギ4匹を解体する。


 2匹分は普通干し肉。


 2匹分は塩干し肉。


 粉塩を揉み込む。


 順番に紐へ掛ける。


 乾燥棚へ吊るしていった。


 次は採集品だった。


 薬草。


 山椒。


 セルハ草。


 それぞれ乾燥棚へ並べる。


 作業を終える頃には日も傾いていた。


 シノが近寄ってくる。


「ピィ」


 コウは普通干し肉を1本渡した。


 シノは嬉しそうに受け取った。


「飯にするか」


 野菜を切る。


 普通干し肉3本。


 塩干し肉2本。


 鍋へ入れる。


 しばらく煮込む。


「できたぞ」


 木皿へ取り分ける。


 コウは山椒粉を少し掛けた。


 リリアはセルハ粉を掛ける。


 セナはそのままだった。


 3人で夕食を食べる。


 食後。


 コウは明日の話を始めた。


「明日は二手に分かれる」


 リリアとセナが頷く。


 リリアには魚罠と採集。


 セナには動物罠と落とし穴確認。


 血抜き。


 木材確保。


 丸太15本。


 余裕があれば原木3本。


 それぞれ役割を伝える。


「怪我だけは絶対するなよ」


「木も獲物も逃げねえ」


「できる時にやればいい」


「まず自分を優先しろ」


「はい」


「分かりました」


 2人の返事を聞く。


 コウは満足そうに頷いた。


 明日は町だ。


 登録。


 買い物。


 依頼品。


 やることは多い。


 だが今考えても仕方ない。


「寝るか」


 3人は明日に備えて休むことにした。


PL(第67話終了時)


40日目後半


開始:341ルク


収入


* ウサギ×4

* 薬草×10

* 山椒×10

* セルハ草×10


支出


* ロイドへ8ルク


終了:333ルク


BL(第67話終了時)


所持金


* 333ルク


食料


完成品


* 普通干し肉×23

* 塩干し肉×4


加工中


* 普通干し肉加工中A×10

* 普通干し肉加工中B×10

* 塩干し肉加工中×10


素材・薬品


* 薬草(乾燥)×83

* 山椒(乾燥)×120

* セルハ草(乾燥)×85

* 唐辛子(乾燥)×55

* クロム葉×多数


乾燥中


* 薬草×10

* 山椒×10

* セルハ草×10


壺管理


* 小壺(山椒粉)×38

* 小壺(唐辛子粉)×36

* 小壺(セルハ粉)×42

* 小壺(粉塩)×42

* 空き小壺×1


家族


* リリア×1

* ルナ×1

* シノ×1

* セナ×1



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