#66 永遠の幸せ
皆さん、こんにちは!アオです!
前回、予告していた通りとうとう最終回です!
それでは「恋愛を成功させるには勉強を教えるのが一番です!?」をどうぞ!
文乃と付き合ってから早くも二カ月が経過した。
しかし学年末テストも迫っていたためずっと勉強をしていた。
最初こそ緊張して一緒に勉強していたが、やっぱり一緒にいた時間が
長かったのも好きになった要因だからかいつものように自然と
教えあうことができた。おかげで今日から始まるテストは何とか大丈夫そうだ。
そして三日後……とうとうテストも終わって今年度に残っている
テスト関係が全てなくなった。教室で帰る準備をしていると
「理久~、帰りファミレスよってこ~!」
と扉から半身の状態で文乃が言う。その大胆さに少々驚きながら
「了解、じゃあ一緒に帰るか」
と返事をして文乃と一緒に下校する。
カップルがよくするようなデートとかは勉強が忙しかったから
全然できていなかったけど、一度区切りになるから春休みくらいに
行きたいなとは思っている。でも横にいる文乃を見ていると
やっぱりどこかへ行かなくても文乃と一緒の時間を過ごせれば
なんでもよいと思う自分がいる。
ファミレスに着くとすでに鷹宮さんと恒一のペアがすでにいた。
俺たちが付き合ってからというもの二人はとことんからかってくるように
なった。恒一はまだしも、まさか鷹宮さんまで俺たちのことを
いじってくるとは思ってもいなかったため驚いた。
「ねえねえ、春休みさダブルデートしようよ!」
そう提案したのは意外や意外、鷹宮さんだった。
「来年は私が受験生で忙しくなってみんなと遊べなくなっちゃうから
思い出にこの春休みに少し遠出してみたいな~って」
まさに俺が思っていたことと同じような思いを持っていたようだ。
「俺も賛成!やっと二人が付き合ったんだし、せっかくなら行こう!」
「りっ、理久がいいなら……私もデートしたいし」
顔を赤くしながら言う文乃に俺も恥ずかしくなる。
「いっ、いいよ。俺もだし……」
「じゃあ決まり!どこ行こうね~」
そう言いながらすでに案を考えていたのか行き先の候補をいくつも出す
鷹宮さん、その用意周到ぶりにはまさに鷹宮さんだ。
そしてそれから数週間が経ってとうとう旅行へ行くことになった。
行き先は某テーマパークで、まさかこうやって家族以外で
行くとは昔の自分は思ってもいなかっただろう。それに中学は
それこそ遊んでいなかったためここに来たのももうだいぶ前のことだ。
でも今こうやって文乃や恒一、鷹宮さんと一緒にダブルデートという
名目で来れていることがすごくうれしい。
「よし!たくさんのアトラクション乗るぞ~!」
非日常空間に文乃のテンションもマックスでいつもより張り切っている
印象を受けた。様々なアトラクションに乗って楽しむ文乃の表情や
一緒にいることのできる幸せをしみじみと体験しながらも
アトラクションそのものの楽しさを満喫した一日だった。
「楽しかった~、もう一度来たいね!」
閉園時間ギリギリまで居た俺たちは楽しさと寂しさを胸にその場を後にする。
「だな……文乃改めて好きだ」
何を思ったのか自分でもわけのわからないことを言いだす。
文乃も突然のことに驚いた表情をしたがすぐにニコリと笑って
「うん!私も理久に負けないくらい理久のことが好き!」
そして次の瞬間、文乃が少し背伸びをしたかと思ったら俺の唇に唇を
合わせる。その行動に目を見開く。頬を赤らめながら
「はっ……初めてじゃないけど、ちゃんとするのは初めて……」
その言葉と顔がかわいすぎて俺は文乃に抱き着く。
「えっ、ちょ……理久、たっ、鷹宮さんたちいるよ……」
「それは文乃もだろ、大好き」
文乃の言葉にも現実へ引き戻されることはなかったが数秒後
「なんでそんなに好き好き言ってるのに早く付き合わなかったのかな~」
という恒一の言葉に現実に引き戻された。
「うっ、うるさい!」
恥ずかしくて恒一に向かってそう吐き捨てる。
「でも私たちは幸せだからいいよね~」
恒一の言葉に反撃をするようにして言う文乃。
やっぱり思う、文乃と付き合うことができて一緒に勉強することができて
こうしてデートすることができて一緒にいることができて最高だ。
勉強にしか期待していなかった高校生活がまさかここまで変わるなんて
入学当時の俺は思ってもいなかっただろうな。
そうして俺たちは帰路に着いた。
それからあっという間に二年になって、気が付けば受験生になり
大学生になり大人になって月日が流れて行った。
そのどれの時間にも隣には必ず文乃がいた。一緒に笑って一緒に
勉強して一緒に遊びに行った。受験生のころが一番つらくて
気軽に遊ぶ頻度はなかったが、それを取り返すようにして
一緒に勉強した。その間、恒一たちの仲も順調で大人になって行った。
人の出会いはまさに奇跡的なものだと言えるだろう。
世界には七十億人以上の人がいる。そんな中で会える人は限られくる。
そしてその中で人は恋をする。でもそれがこうやって結婚に
たどり着くまで続くのは本当の奇跡だと思う。
「誓いのキスを」
俺たちはキスを交わした。
まさに勉強が俺たちを結んだ瞬間だった。
恋愛小説の連載ものでは一番長い話となってしまいましたが
ここまで読んでいただきありがとうございました!
だいぶ前に書いた作品にも"天才"をテーマとしたものもありましたが
それとは打って変わって"天才"だけど恋愛は"凡人以下"というような
テーマを設けてそれぞれの登場人物を書きました!
たまに増えるブックマークの数や感想が励みになりました!
それではまた次回お会いしましょう!アオでした~!




