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恋愛を成功させるには勉強を教えるのが一番です!?  作者: アオ


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65/66

#65 理久を好きだった人(視点:文乃ver)

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「恋愛を成功させるには勉強を教えるのが一番です!?」をどうぞ!

正直、告白が成功するとは全く思ってもいなかった。

ずっと勉強でクリスマスの一件があっても全然意識している様子は

なくて落ち込んでいたけどまさかそれ以前から好きだったなんて

夜になった今でも信じられない。

そんな私だけど今、少しばかり緊張しながら理久にメッセージを送る。


これまで何度もメッセージでやり取りをしてきたが

ここまで緊張することはなかった。告白が成功したつまり、付き合ったって

認識で大丈夫なのかな……自分からこうやって告白してうまくいったことが

ないため当たり前のことですら戸惑ってしまう。それによくよく考えれば

こんな時間にメッセージを送って迷惑ではないだろうか。


塾に行っている時間ではないが理久のことだから勉強しているだろうけど

それを邪魔してしまわないだろうか。前までは勉強のことだから

あまりそういうこと考えていなかったけど今送ろうとしている

メッセージは完全に雑談だ。ひょっとしたら迷惑になるかもしれない。


ええい!こういうときこそどうにでもなれの精神だ!

私はメッセージを送ってすぐにスマホから離れる。

やばい、なんで関係性が付き合っただけになったのにこんなに

前よりも緊張してしまうんだろうか。

"今でも信じられない、私なんかでいいの?"

完全に雑談になってしまっているが大丈夫だろうか


すると思ったよりも早く既読がついてメッセージが来る。

"もちろん!!逆に聞きたいずっと勉強しかしてこなかったこんな俺でいいの?"

"当たり前だよ!理久のおかげで順位も上がったし本当の感謝してる!

そういうところに私は魅かれたの"

メッセージを送信してめちゃくちゃ恥ずかしいことを送っていることに気が付いた。


"文乃、好き。大好き、めちゃくちゃうれしい"

何々!?告白が成功した瞬間は私もうれしくてはしゃいでたけど

こうやってメッセージでも送られてくるとめちゃくちゃ恥ずかしいんだけど。

"私も!でもこうやって雑談ばかりしてて迷惑じゃない?

勉強とかの時間も取っちゃうし"


さっきから心配していたことを私はメッセージにのせて送る。

"迷惑じゃないよ。俺だって文乃とたくさん話したい。そのために

勉強とかは他の時間に集中してやるから文乃のためだけの時間を作りたい"

ちょっと待って!こっ……こんなに理久って頼もしかったっけ……

そりゃあ、勉強のことについてはめちゃくちゃわかりやすかったけど

付き合ったこともあってますます素敵に見えてきた。


"そう言われると恥ずかしい、でもうれしい。それでも無理だけはしないでね。

クリスマスのあのことがあってから集中できてないんでしょ、

だから順位もひどかったってことでしょ?"

私がちょっとだけからかうように送ると

"その通りです"

としょんぼりしているようなスタンプが送られてきた。


案外、かわいい一面を持っていてなんかうれしい。

"私も理久とたくさん話したいけどさすがに勉強の邪魔をするのはダメかな。

ほらこの高校、めちゃくちゃ頭いいわけだし。さすがに成績は

良いものを取らないとね"

"文乃の言う通りだな。じゃあいつもより早く起きて勉強するから

文乃はこの時間にメッセージしてよ。俺だって話したいし"


待って待って、こんなに私を想ってくれることに対して感動。

"うん!わかった!"

結局、この日は三十分以上メッセージでやり取りをしていた。

さすがにこれ以上時間を使うのは気が引けたため区切りにした。


翌日の放課後、理久と一緒に下校しようとしたのにまさか先生に

荷物を職員室まで運んで行ってって頼まれた。理久は玄関で

待っていてくれるって言ってたから早く終わらせて戻らないと。

そんな駆け足で歩いていると前から来た人とぶつかる。

「痛た……ごっ、ごめんなさい」


前を見るとそこには神谷さんがいた。

「いっ、いちじょうさん?」

少しぎこちない日本語で私に話しかける神谷さん。

「……負けた」

「えっ?」

彼女の一言にどんな意味が含まれているのかわからず混乱する。


「よかったね」

さらにその一言で私は全て理解をした。そういえば神谷さん

理久に告白したって言っていた……その言葉からは妬みや嫉妬なんて

ものはなくただ純粋に祝福している声だった。

「あっ……ありがとう」

反応しづらくてどう返そうかと少し迷う。


「少し前、気づいたの」

神谷さんがぽつりぽつりと話し出す。

「篠宮さん、一条さん好き」

その言葉に少しだけ胸が締め付けられる。


「好きな人幸せそれでいい」

話しているのは神谷さんなのに神谷さんの辛さを想像すると

こちらが泣けてきてしまう。

「だから私もうれしい」

ニコリと微笑むその顔はまさに天使そのものだった。


「私、そろそろ行くね」

そう言って神谷さんは去って行った。

理久の彼女は本当に私でよかったのだろうか。こんな良い子が

いるなら私じゃなくて神谷さんを選んでもよかったのに。

いや、何言ってるんだ私。理久が私を選んでくれたなら

その期待に応えるまでだ。他の人なんてなんてことない。だって彼女だから

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

ちなみに次回が最終回となると思います!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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