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恋愛を成功させるには勉強を教えるのが一番です!?  作者: アオ


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62/66

#62 三学期

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「恋愛を成功させるには勉強を教えるのが一番です!?」をどうぞ!

新年に入ってから数日が経過し、三学期が開始した。

「いや~、まじでクリスマスは良い話が聞けたよ」

恒一と一緒に登校しているとそんなことを言う。

絶対にいじられて面白がられるやつだな……

「……だっ、だからあれはたまたまだって……」

その出来事を思い出すだけでも顔が熱くなる感覚がある。


「ふぅ~ん、たまたまキスしてその相手がたまたま好きな

 人なんて偶然にしちゃあできすぎなような気がするけどな~」

「ちょっ、恒一声が大きい!」

幸いにも同じ高校の人は周りにはいなかったが本当に怖すぎる。

「いじりがいがあって嬉しいよ。あんなに恋愛に興味を示そうと

 していなかった理久がここまでねぇ~。

 まじで一条さんと対面したときの理久の顔が楽しみだよ」


完全に俺のことをおちょくってるな……

「別に冬休み中、メッセージのやり取りをしたからそこまで

 緊張しないと思うけどな」

大丈夫だ、普通にメッセージのやり取りができていたから

あの出来事を意識せずに話せるはず、大丈夫きっと大丈夫。


学校へ着くと

「悪い、俺トイレ行ってるわ。先行ってていいよ」

と恒一が姿を消した。苦笑いしながら教室へ入ろうとすると

「おはよう」

聞きなじみのある声が後ろから聞こえた。

「おはようふっ……」

あいさつの声の正体が誰かはわかっていた。しかしいざ後ろを

振り返って文乃の顔を見ると一気にあの出来事を思い出す。


「ん?どうしたの?」

「あっ……えっと、なっ、なんでもない!」

パニックになってしまい慌ててその場から離れるようにして教室に入る。

しかし運悪く、その場面を恒一に見られてしまいずっと笑われていた。

「やっぱりあのことを意識しているんじゃないかな?」

絡んでくる恒一の言葉に俺はため息をつく。


恒一を軽くあしらいながら準備をする。とは言っても始業式以外に

何もなかったはずだからいいと思うけど……

「そういえば理久、テスト予想のここのことなんだけど」

恒一がそう言って何枚の用紙をもってきて質問する。

「……てっ、テストってまさか今日じゃないよな?」

なんだかとても嫌な気がして俺は恐る恐る聞く。


「いや今日の休み明けテストだけど?もしかして勉強してなかった?

 ほら新年一発目の塾で先生が予想問題配ってくれただろう」

確かに配られた、恒一が手に持っているその用紙も見たことはある。

でも完全に考え事をしていたせいで聞き逃していたようだ。

「……終わった」

俺は力なく背もたれにもたれる。

「誰かさんが言っていたな、恋愛もほどほどにして勉強もしっかりしろよって。

 誰の言葉だったかな~?」


恒一のあおりが今の俺に直撃した。本当にその通りだ。その言葉を過去の

自分が言っていたのにもかかわらずなんでこう失敗するんだろう。

おそらく俺がしていた考え事はクリスマスのことだろう。

やっぱり相当、自分自身の中で印象に残ってしまったということだ。

思い出す度、今でも恥ずかしい。


その日、行われたテストでは勉強していなかった俺はあえなく撃沈。

しかし唯一希望があることといえば、周りもほぼ全員口をそろえて

難しかったという言葉を言っていたのでまだ希望があるのだ。


数日後、俺の希望はあえなく散って行った。先日行われたテストの

結果が張り出されて順位を確認してみると、九十五位を記録していた。

難しいとは言われていたものの、上位層は同じような名前の人が

載っており中間から下位層にかけてが目まぐるしく順位が変動

していたようだ。落ち込んでいるとスマホの通知音が鳴る。


"今日の放課後、図書室でまた勉強会しましょう!"

とグループの方で文乃からメッセージが入っていた。

俺は"了解"とだけ入れると教室に戻る。

やばい、この順位を取ってしまったからにはここから巻き返すしか

ない気がする。でも今のこんな状況で果たして巻き返せることが

できるのだろうか……自分に問いかけてみたが何となく答えがある。


おそらく無理な気がする。これまで勉強一本で頑張ってきたのに

その頑張りさえも揺るがすくらいのことが起こったのだ。

普通に恋をしている分にはここまでひどくならなかっただろう。

でもあんな出来事があったからにはめちゃくちゃ意識を

せざるを得ない状態となってしまった……まあ意識しているのは

俺だけのような気がしている。


どこかでキリをつけなくてはいけないとは思っているけど

果たしてどうやってキリをつければよいのだろうか……

前に恒一が言っていた言葉をふと思い出す……告白。

普通ならおそらくだけど好きという気持ちが溢れそうに

なったときに初めて相手に好意を伝えるものだろう。


でも今、俺はそれを自分自身の勉強の邪魔をしないようにするため

キリをつけるために告白さえ視野に入れている状況だ。

果たしてこれが最善の手なのか。

少しばかり考えてみたが、すぐに答えができることはなかった。

まあ次のテストまでまだ日数はあるし、その間に考えて

恋愛に決着をつけることも考えている、思った以上に

考えることが多くて大変だ。

読んでいただきありがとうございました!

コメント(感想)をくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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