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恋愛を成功させるには勉強を教えるのが一番です!?  作者: アオ


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#59 終わってほしくない一日

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「恋愛を成功させるには勉強を教えるのが一番です!?」をどうぞ!

ゆっくりとイルミネーションを見る俺たち二人。

そこは完全に二人だけの世界で周りの人を一切気にすることはない。

お互い、何も話さないこの時間だけどそんな時間だからこそ

嬉しくてこの時間が永遠に続いてほしいと心から願う。


すると隣にいる文乃がイルミネーションに視線をやったまま話す。

「不思議だよね、中学の時は全く知らなかった人が同じ高校になって

 クラスメイトじゃないのにたまたま図書室で出会った四人で

 気が付けばずっと勉強していて。人と人との出会いって

 やっぱりすごいなって感じられる一年でしたよ!」

イルミネーションと文乃の言葉が俺たちの空間を暖かくする。


「確かにな……まあ中学時代あれだけよかった順位もこの高校に

 入ってあれは夢だったのかってくらい落ちてしまったけど

 そんな時に文乃や一条さんと勉強をして何とか良い結果に戻せたからな。

 文乃が最初に言ってきた一言は結構衝撃的だったけどな」

俺がそう言うと文乃は耳を赤くしながら


「あっ、あの時の私は結構ひどい順位だったし……それに人見知りが

 あるからし学年一頭が悪いから誰かに打ち明けるのが恥ずかしくて」

確かに学年一頭が悪いは順位だけ見ればそうだが、今も当時も含めて

全くそんなこと気にならなかったな。

「人見知りとは言ったけど生徒会の選挙にも出馬してたけど?」


「それは一条さんを追いかけるために出馬したから……もちろん

 最初は三百人の目の前で演説できる気がしてなかったけど一条さんや

 理久がいて一緒に添削までしてくれたから頑張ろうっていう気に

 なって当日、最高の形で演説することができたんだよ」

文乃から言われたその言葉に俺は顔を真っ赤にする。

まさか生徒会選挙でそんなことを想ってくれていたなんて……


普通の人からでもそんなこと言われるとうれしいのに好きな人から

直接そう言われるととても恥ずかしい。

「べっ、別に添削を手伝ったけどあれだけの演説を行ったのは

 文乃自身なんだからそこまで俺をほめなくても」

好きな人から褒められるってこんなにむずがゆいことなのか。


「あっ、あれもしかしててっ、照れてる?」

そう言って文乃が俺の顔を覗き込んでくる。

その様子にびっくりして俺は態勢を崩す……


文乃との顔がゼロ距離になって唇と唇があたる。

はっ、えっ……っえ?

その瞬間、なにが起こっているのかさっぱりだった。

俺はすぐに文乃の顔から顔を離す。

えっ、いっ……今のって……

動揺しすぎて文乃をちゃんと見ることができない。さっきよりも

顔を真っ赤に染めているだろう。横目で一瞬だけ見えた文乃の顔も

俺と同じような感じで真っ赤に染まっていた。


「あっ……えっ、そのっ、ごっ……ごめん」

テンパってしまって言葉がつっかえまくる。

「え、あのっ……えっと、うっ、うんわ、私こそ……ごめん」

その後、家に帰宅するまで電車の中も含めて俺たちは無言だった。


家に帰って俺はベッドに体を放り込む。

枕に顔をうずめてもさっきのあのことが頭にフラッシュバックする。

……きっ、キスをしてしまった……なにをやってんだ俺は。

男友達からのキス以上にキモイものなんかないだろ……

それに帰るまでのあの無言の時間も地獄のような空気だった。


あの場面を思い出すだけで顔がとても熱くなる。

文乃のメッセージトークを開いては閉じてを繰り返す。

メッセージの方でも謝った方がいいのだろうか。

でも向こうも返しづらそうだし……あ~、一体どうしたらいんだ。

そうだ、一度風呂入って落ち着かせよう。それから考えても遅くないはずだ。


そして風呂から出てきた俺はのぼせていた。

あのことを考えすぎてしまっていつもの三倍以上長い時間湯船につかっていた。

すでに時間は十時を超えていて帰ったら勉強しようと思っていたが

そんなことできるわけがない!あの感触がまだ口に鮮明に覚えている。

あ~、最低だ。最悪だ。幸いにもまだ冬休みは始まったばかりだ。

翌日、文乃と会って気まずい空気になることはないと思う。


でも俺はどうしたらいい?結局、風呂に入る前と状況は変わらずむしろ

いろいろなことを考えすぎたせいで余計わからなくなってしまった。

するとスマホに一件のメッセージが届く。その通知音にびっくりして

震える手でその通知を確認する。恒一からだった、ビビらすなよ……


"今日デートだったんだろう?どうだったんだ?"

恒一、確か合宿に行ってなかったけ?しかしそんな事よりも今回の

ことを言うべきか。言ったら言ったでかなりいじられそうな気がするけど

今の俺が頼ることができるのは恒一だけだし……

"それが……"

俺はその時の状況を説明する。


すると案の定、爆笑しているスタンプが送られてくる。

"腹痛い、やばいまじ大爆笑"

ギャルのようなメッセージが返ってきたが相手は恒一だ。

最悪だと思いながらメッセージを待つ。

"今の勢いのまま電話をかけてみろ!"

……恒一に相談した俺がバカだったかもしれない。

勉強なんて手に付けられないまま時間だけが過ぎ去っていった。

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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