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恋愛を成功させるには勉強を教えるのが一番です!?  作者: アオ


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#57 クリスマス~後編~

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「恋愛を成功させるには勉強を教えるのが一番です!?」をどうぞ!

電車に揺られること数分、隣駅に着くアナウンスが入る。

文乃が俺の顔を見てニコリと笑う。その姿はまさに好きな人の笑顔

そのもので俺は目を合わせることができない。

落ち着くんだ……いつものテストみたいに慌てるな俺。

クリスマスムードということもあってか俺は相当、自分のペースでは

ない状態に陥ってしまっている……


駅から歩いて数分、大きなショッピングモールにたどり着く。

「違うところだけどこういうところ来ると文化祭の準備思い出すね」

隣で文乃が言う。

「だな、普通では買わない量の食材買ってたし。後、お面も着けてたよな」

普段のことなら二か月前の日なんかすぐに忘れているが

こうやって思い出せるのは好きな人がいるからだろうか。

「あれはハロウィンだったから当然でしょ!」


そんな文化祭の思い出に浸りながら俺たちは中へ入る。

「あったかい~」

中へ入ったとたん、暖房の暖かさが全身を包み込む。

そしてクリスマスということもあり普段よりも混んでいた。

「服見たいんだけどいいかな?」

俺は当然のように首を縦に振る。


「あっ、このコートめちゃくちゃ暖かそう!」

文乃が手に取ったコートはモフモフの白い毛皮で作られているものだった。

まさにその見た目からすごく暖かそうだ。

「でも、脱ぐとかさばりそうだな」

「確かに……やっぱりやめておくよ」

一瞬、俺が決めつけちゃったかなと思ったが文乃が見ていたところに

視線をやると値札だった。そこには一万五千円の文字が。


高い……俺たちが気軽に買えるような値段ではないため断念したようだ。

「私の手袋、中一の時から使ってるやつでそろそろ変えるから見ようかな」

そう言って文乃は俺にはめていた手袋を見せながら売り場へ向かう。

楽しそうに商品を選んでいる文乃を見て俺は思わず頬が緩む。


恋愛なんてなくても生きていけると言っていた過去の自分は

確かにそうかもしれないが、今の俺にとっては文乃以外に恋愛を

することは不可能と感じている。それがゆえに恒一から言われていた

告白に若干抵抗があるのかもしれない。もしそれで今の関係が

崩れて一緒に勉強することもできなくなったら、それこそ

今まで以上に勉学がおろそかになるような気がした。


でも今は幸せな時間だ。こうやって文乃の笑顔をまじかで

見れればそれでよい。それ以上何も望まないのだ。

そして一時間程度文乃の買い物に付き合い店を出る。

「ごめんね、時間かかっちゃった」

片手に紙袋を持ちながら謝る文乃。

「全然、今日はそのために来てるし大丈夫だよ」


「期間限定で謎解きスタンプラリーをやっていますよ~!」

次どこへ行こうかと思いながらショッピングモールを歩いていると

大きな声で宣伝をしている声が聞こえる。

「謎解きスタンプラリーだって!やってみようよ!」

こういう知識を問うタイプのイベントは俺も大好きだ。

小さいころもよくこぞって参加していた記憶がある。


スタンプラリーの用紙をもらって早速一問目の謎解きにチャレンジする。

紙には意味不明な文字が羅列してあった。そしてその隣にはヒントとして

"日常会話で〇を抜いて話す"と書かれている……首をかしげていると

「わかった!これ、い抜き言葉やら抜き言葉のこと指しているじゃない?」

い抜き言葉やら抜き言葉とは文字通り通常の言葉から"い"や"ら"などを

抜いて話すものだ。例えば"話している"が"話してる"などのように変化すること。


「なるほど!確かに文章には"い"や"ら"の文字が異常に多いと思ったけど

 それらを抜けば本来の言葉に戻るのか!」

俺たちは手分けしてそれらの文字を抜いて解読していく。

「こたえはほんや!」

ということで俺たちは早速、本屋へ向かう。


本屋に入って少し奥へ進むとスタンプ台が置いてあった。

「よしっ!これで一つ目のスタンプゲット!」

そう言いながら文乃はスタンプを台紙に押す。

「えっと二つ目のお題は」

スタンプ台に書かれている二つ目のお題を確認して俺たちは

解読して答えであるフードコートのドーナツ屋に向かう。


「スタンプあったよ!」

文乃が無邪気に笑ってスタンプを押す。

ちょうどよい時間だったので俺たちは昼食にドーナツを購入する。

「おいしそう!いただきます!」

めちゃくちゃ笑顔で文乃はドーナツにかぶりつく。


「ん~!おいしい!」

「おいしいな。謎解きも楽しいな」

「ね!次の謎はこれなんだけど」

文乃はそう言いながらさっきの場所に置いてあった紙を出す。

……普通に席に座ったはずなのに、隣に文乃が座っていて

若干近い気がするのは気のせいだろうか、鼓動がうるさくなる。


気を紛らわすために俺はジュースを一気にすする。

「げほ、ごほっ……っ」

「だ、大丈夫!?」

「なっ、何とか」

恥ずかしいことに一気にすすったためせき込んでしまった。

「フフッ、理久って頭良いのに少し抜けてるよね」


「それは褒めているのか?」

苦笑いしながらも文乃に問う。

文乃は"さあ?"と言ってドーナツを頬張る。

まあこういう時間も楽しいけど。

読んでいただきありがとうございました!

コメント(感想)をくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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