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恋愛を成功させるには勉強を教えるのが一番です!?  作者: アオ


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#51 恋のキューピッド(視点:鷹宮ver)

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「恋愛を成功させるには勉強を教えるのが一番です!?」をどうぞ!

文化祭が明けてテスト週間に入ってから早くも三日が経過した。

放課後、私たちはいつものように図書室で勉強していた。

私の席の隣に座っているのは彼氏である恒一君だ。

もともとの私で言えば、静かでいわゆる委員長キャラ的な立ち位置だった。

今思えば恒一君が声をかけてくれたあの日が転機だったのかもしれない。

連絡先を交換してグループを作ったあの日だ。


最初こそ、私は彼のことを一緒に勉強しているただの後輩としか見ていなかった。

それにどちらかといえばいつもへらへらとしているような姿もあって

正直恋愛対象としては全く見ていなかった。でもどうしてか授業中にふと

窓を見ると恒一君を筆頭にして体育のサッカーをやっていたのが目に入った。

いつもは恋愛とかそういうのとかでは見ていなかったかが

かっこいいと思うようになった。それから放課後に勉強するときは

ちょいちょい隣を確認するようになった。


いつもの様子とは違って勉強中はひたすらに集中しているその姿も

かっこいいって思えた。何か一つを夢中になってできる人って

やっぱりかっこいいんだな。そう思える恋だった。

しかし私には特別の仲の良い子という人がおらず

さらには委員長キャラということもあって周りに恋愛相談をしづらかった。

きっと叶わぬ恋なんだなと落ち込んで勉強に身が入らない時期もあった。


それでも何とか学年トップだけは守り続けれていて安心だった。

恒一君と一緒に生徒会選挙に当選した日はめちゃくちゃうれしかった。

一緒に立候補した一条さんや篠宮さんには悪かったけど

それ以上にこれから半年間、いつも以上に一緒になる機会が

多くなることを私はうれしく思っていた。

それに初出馬でまさかの生徒会長になった。それもうれしかった。


まさかその後、向こうの方からいきなり生徒会の話し合い中に

告白されたときはびっくりしたけど。付き合えたその日は寝ようにも

ずっとメッセージを送りあっていたためほぼオールのような

状態だった。私は人生で初めての彼氏で興奮して眠れない日々が続いた。

そして文化祭。生徒会の仕事の合間に二人で話していたりした。

好きな人といるだけでこんなに幸せになれるんだと思った。


しかも恒一君の方から何度も直接好きと言われて何度も倒れそうになる。

恥ずかしくて言えてないけど実は私もめちゃくちゃ恒一君のことが好きだ。

最近は、最初のころに比べて浮ついて授業を受けることが少なくなった。

付き合った当初なんか浮つきすぎて入学して以来初めて怒られてしまった。

周りにいた同じ超特進クラスの人たちからは冷たい視線があったけどもそれ以上

に彼氏と会うことが楽しみ過ぎてそんな嫌なことなんか一瞬で吹き飛んだ。


そんな私は今、一条さんからの話を聞いている。恋愛相談に乗っているのだ。

「ということがあったんだけど、どうしよぉ~」

一条さん曰く、文化祭二日目の終わりに資料室で篠宮さんと神谷さんの話を

聞いてしまったそうだ。その時に、神谷さんが"好きな人がいるの?"

と篠宮さんに質問していたそうだ。その後の篠宮さんは無言だったらしい。


体育祭の時くらいにもしかしたら神谷さんが篠宮さんに告白したかもと

いう話を一条さんから聞いたが、そのことともつながっているのかもしれない。

「落ち着いて、まだ好きな人がいるって確定したわけじゃないでしょ」

私はそう言って一条さんをなだめる。しかし一条さんが言い返す。

「でもその後の理久の沈黙はどう説明するの!?」

「……確かにそうだよね~、恒一君はどう思う?」


篠宮さんは予定があるらしく彼はいない。三人だけなのだ。

そして恒一君も一条さんの現在の状況については

知っていてなおかつ篠宮さんとも仲がいいため連絡網として機能している。

しかし恒一君は終始二やついたまま"長い間一緒にいてもあいつは結構

分からないやつだからな~"と言ってわからないの一点張り。

何となくだけど少し情報を持っているような気がする。

後で帰るときに聞いてみようと思った。


「でも沈黙っていうことはそういうことじゃないのかもな」

恒一君が言う。

「……やっぱりそうだよね。どうしようぉ~」

一条さんは今完全に迷える子羊となっている。

「でもあいつのことだから押して押して押しまくれば落としそうだけどな」

「そ、それはそうなのかもしれないけど、大丈夫かな?

 最近、少しだけ避けられている気がするし」

一条さん曰く、文化祭の時からいつものはきはきとしゃべる感じが

なくなって目を合わしてもそらされてしまうらしい。


「もしかしたら一条さんがかわいすぎてドキドキしてるんじゃない?」

私は茶化し混じりにそんなことを言う。

「かっ……かわいいって。理久に限ってそんなことはないでしょ」

みるみるうちに顔が真っ赤に染まる一条さん。

結局、その日は勉強せずずっと相談するだけで終わってしまった。


帰り道、恒一君にさっきの違和感について聞く。

「実は理久も一条さんのこと好きだって」

面白いことになってきた。

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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