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恋愛を成功させるには勉強を教えるのが一番です!?  作者: アオ


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#50 文化祭明けの勉強会

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「恋愛を成功させるには勉強を教えるのが一番です!?」をどうぞ!

恋か……勉強と違って答えがこれ一つに定まらないものだから

少しばかり俺は苦手かもしれない。そもそもで今の俺が好きっていう気持ちを

本当に抱いているのかも不思議だし、なんでそれだけで意識してしまって

いつも通りに会話をできないのだろう。そう考えながら教室へ戻る。

まあこんなこと恒一に相談したら笑われるだけだし。


忙しかった文化祭も終わってしまい残すはテストだけとなった。

ここ一週間は文化祭の準備で学校に残ることもあったため十分な勉強時間が

なかったがこれからは勉強に集中することができる……

でも恒一に言われたけど結構恋愛に対して敏感になってしまったような

感じがするのだ。前までは"恋愛もほどほどにして勉強に集中しろよ"と

恒一に言っていたのだが今では逆に言われてしまう可能性すらある。


するとグループメッセージに通知が届く。

鷹宮さんから放課後、みんなで勉強会しようとのこと。

果たして今の俺の状況で文乃といつも通り会話を交わすことができるだろうか。

それに考えてみればいつも教え合っているときの距離近くないか。

そんな状況で俺は集中して勉強をすることができるのか。


自分自身に問いかける……でも文乃から"了解!"というメッセージを見てしまうと

集中できなくても文乃と一緒にいたいという気持ちが出てきてしまう。

好きになるってこういうことなのかな。

そんな感じで葛藤をしながら帰る準備をしていると

「放課後の勉強会、もちろん来るよな!」

恒一が後ろから勢いよく俺の背中をたたきそう言う。

「痛っ……まあ行くつもりでいるけど集中できるかな……」


「それは一条さんがいるからだろ!でも文化祭が終わった後なんだから

 おそらくみんな勉強する気ないって、そこまですぐに切り替えれるもの

 じゃあるまいし。だから大丈夫だって!」

恒一の意見も確かに一理あるな。よしっ、これまで頑張ってきたんだから

少しくらい集中できなくても罰は当たらないだろう。


放課後、俺たちはいつも通り図書室に集まる。

すでに鷹宮さんと文乃が集まっており少しだけ緊張する。

「お疲れ~!文化祭楽しかったな~!」

俺の気も知らずに恒一は話題を振ってくる。

「私のところもかなりのお客さんが来てくれたおかげで

 午後一には完売してたんだよ!もう少し材料買っておけばよかったかも」

笑顔で文化祭について話す文乃。


「私と恒一君は一日目ずっと生徒会の仕事があったからそれも含めて

 大変だったよね。でも二日目も生徒会の仕事があったらな」

……鷹宮さんも恒一と付き合うとキャラが変わるのか?のろけ話のようなものを

話してはいちゃつきを見せられているような気がするんだが。

「でも生徒会の視察でいろいろな出し物をすぐに体験できたのはよかったですよ」

今気が付いたけど、付き合ってるのにまだ敬語なんだ。


すると二人は完全に俺たちのことを置いていって文化祭の余韻に浸っていた。

「理久、この部分教えてもらってもいい?」

そんな二人を横にして文乃が俺に話しかけてくる。

「えっ、あ……うん、いいよ」

やばいやばい、いつもよりもテンパってしまっている気がする。


俺は文乃の隣ではなく文乃の席から一つは慣れた席に座る。

「それじゃあ遠くて教えにくいでしょ」

笑いながら文乃は俺の隣に座る。こんな状態じゃ絶対に集中して勉強できないな。

「えっとこの部分は……」

何とかいつも通りのテンションに戻すことができた俺は教えていく。

今の俺、大丈夫だよな。変な感じになっていたりしないよな。


「あっ!そういうこと!めちゃくちゃすっきりした~!」

理解してくれたようで俺はほっと胸をなでおろす。

「全然関係ないんだけどさ、理久のクラスの一番難しい謎が解けなくて。

 答え知ってる?教えてくれない?」

かばんをあさって、文乃は謎の書かれた紙を出してくる。


これ、試しに解いてみたけど結構難しかったんだよな……

えっとどういう解くんだったっけ。教えるために俺は紙をのぞき込む。

それと同時に文乃も動いたからか頭同士がコツンと音を立ててぶつかる。

「あっ、ご、ごめん」

「大丈夫だよ。ごめんね」

そう言うと文乃は突然笑い始める。


「え、今の笑うところだった?」

文乃の様子がおかしくて俺は質問する。

「うんん、そんなことないよ。ただ理久いつもと違って何か

 戸惑っているっていうかたどたどしいっていうかそれが面白くて」

そう言っている間もずっと笑っていた。

でも自然とその笑いが俺にとってはうれしかった。

それと同時にまさにこの緊張を悟られてしまいそうでドキドキしていた。


「久しぶりにこんなに笑った、あ~面白い」

ひとしきり笑っていた文乃が落ち着いたのは二分くらいしてからだった。

途中から二人の世界に入り込んだ鷹宮さんと恒一すらも現実に戻してきて

心配されるほどだった。しかも恒一は俺の方を見てニヤニヤとしているし。

でも文乃がそれだけ笑ってくれたことによってその後、

俺たちは少しだけ集中して勉強に取り組むことができたのだった。

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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