#47 恋愛感情
皆さん、こんにちは!アオです!
日間現実恋愛の連載中部門において作品がランクインしました!
まだまだですがありがとうございます!
それでは「恋愛を成功させるには勉強を教えるのが一番です!?」をどうぞ!
「これにて文化祭一日目を終了します、それぞれの教室に戻ってください」
鷹宮さんの凛とした声によって文化祭の終了が告げられる。
「じゃあまた、いっ、一緒に回れて楽しかった!」
「俺も楽しかったよ、ありがとう」
そう言って俺たちは自分たちのクラスへと戻る。
その後、先生たちの話があって帰りの準備をしていると
恒一を先頭に複数の男子集団が俺のところへ来た……
その中には受付を担当していた人までいた。すっかり忘れてた……
「では理久君、すべての真実を話してもらおうか」
普段俺のことをそんな風に呼ばない恒一がこう呼んだのは雰囲気だろう。
その言葉に俺はため息をついて
「もし文乃と一緒に来たことについて問いただしているなら
何の関係もないぞ。たまたま二人になっただけで」
「ふぅ~ん、たまたまね~。それにしても理久は一条さんと名前呼びを
するまで仲良くなっているんだよね。そこらへんはどうなのさ?」
一人の男子が俺に投げかけてくる。
「それは別にいつも通りって言うか……というか恒一も知ってるだろう」
さすがにこのままではまずいと思った俺は恒一を指名する。
「俺たちはいつも勉強を教え合っているだけの関係だよな?」
「まあそうだな。ただ最初はだけだがな」
不穏な言葉を発する恒一、おいおい仲間にしたつもりが早速裏切られたか?
「まあみんなも知っての通り、鷹宮さんと付き合ったのもその辺が
絡んでいたからそうならない可能性もゼロじゃないよな」
完全にきまったと言わんばかりの笑みに俺は激しく後悔をした。
「やっぱりそうなのか!一条さんと付き合ってるのか!」
だんだん、声の大きさが大きくなりクラス中の視線がこちらに
集まっているように感じる。その直後、下校を知らせるチャイムが鳴り
先生が早く変えるよう促す。助かった、これで何とかこの場はしのげそうだ。
「くっ、また明日文化祭二日目の空き時間でじっくりと話を聞かせてもらおうか」
そう言って、その男子集団は去って行った。
なんで文化祭を回っているよりもその後の問い詰めにこんなに疲れるのだろうか。
明日どうやって言い訳をしようか考えていると恒一からメッセージが届く。
"帰りの時はあれだったから言えなかったけどまじで一条さんと何もなかったの?"
"ないよ、ずっと否定していた通り何にも"
"本当にか?少し時間をやるから考えてみろ"
恒一は一体何様のつもりなんだと思いながらも今日を思い出す……
勉強しているときとは違って遊んでいたから楽しかった。
文乃の笑顔を見ると俺もなんだかうれしかったけどそれが好きになるのか?
ステージパフォーマンスの際に隣で見た文乃の顔に見惚れている
自分もいた……てか文乃のこと考えてるといつも通りにすぐに戻らない。
えっ、まって。この気持ちってなんなんだ。
俺が迷っていると再度"どうだ?本当に何もなかったか?"とメッセージが来る。
俺は素直に今、思ったことを文字に起こして恒一に送る。
こうやって文字で見てみると俺なかなかやばい文章を書いてないか?
"なるほど……ってそれは何もなかったじゃないよ!めちゃくちゃ
あったんじゃないか!実際に起きた出来事は普通のことかもしれないけど
理久の中の気持ちはめちゃくちゃ一条さんに傾いてるよ!"
"それってつまり?"
"ああ、理久が考えてる通り。お前は一条さんのことが好きなんだろ?"
そのメッセージを見て俺は一瞬フリーズする。
様々な出来事が頭の中を駆け巡る……そのどれもに文乃がいた。
楽しそうに笑っていた。それを考えるだけで体温が上がる感じがする。
これが好きになるってことなのかな……
その後、恒一から様々な質問を受けてそれに答えていると
"理久、めちゃくちゃ一条さんのことが好きみたいだな"
と言われる。なんて返そうかと迷っていると
"まあそう言われてもわからないよな。試しに一条さんと二人で
話してみろ。そしたら絶対にいつもとは違う感情が出てくるはずだ"
そのメッセージに俺が既読を付けると別の人からメッセージが来る。
"今日はありがとう!楽しかった!"
文乃からだ。たった数文字なのに今まで感じたことのないような
緊張感というか気恥ずかしいというかよくわからない気持ちになる。
ほんの少しだけ文字を打つ手が震える……
"俺も明日頑張って"
数分悩んだ果てに俺が出した答えはいたって普通のものだった。
なぜか、今まで普通にできていたメッセージのやり取りでさえ
気恥ずかしさなのか緊張なのかでうまく伝えることができない。
そのことを恒一に伝えると文面で大爆笑された。
"やっぱり最高、明日がとても楽しみだな~!"
ルンルンの絵文字で俺を煽ってくる恒一。
やり取りを終えて、"好き 恋愛 意味"で検索をする。
恋愛経験がない俺にとって全く情報を持っていない。それこそさっき
恒一にも答えてもらっていたが今の俺自身の気持ちが本当に恋愛的な
好きなのか、そもそも好きとは何なのか……
しかし考えてもすぐに答えは出ずそのまま就寝した。
読んでいただきありがとうございました!
コメント(感想)をくださるとうれしいです!
それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




