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恋愛を成功させるには勉強を教えるのが一番です!?  作者: アオ


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#37 定期テスト

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「恋愛を成功させるには勉強を教えるのが一番です!?」をどうぞ!

体育祭も終わり、一気にテストムードへと教室内が変化していった。

俺も休み時間中もずっと勉強をしている。

前回の定期テストは生徒会選挙とかぶってしまってあまり勉強時間を

取ることができず順位も落としてしまったためここで挽回しなければいけない。

「やっぱり理久は真面目だな~、まだテスト期間まであるのに」


教室の約半数の人が勉強をしている中でよく恒一はそう言えたものだ。

「前回順位を落としちゃったからな。恒一もそろそろ始めた方がいいぞ」

「大丈夫大丈夫!実は鷹宮さんから過去問をもらったからそれを

 やれば比較的楽に点数が取れると思うから!」

こいつ、完全に恋愛と勉強を両立させてやがる。


「理久も一条さんとまた勉強すればいいのに」

恒一の奴め、俺が少し相談したらこうやっていじってくるようになってしまった。

時はさかのぼって体育祭が終わった日の夜。

俺は体育祭の後文乃と一緒に勉強をしたがなぜか集中できなかったことを

恒一に相談する。すると恒一から帰ってきた返事は"それは恋じゃないか?"と

言われたものだ。最初こそ、苦笑いしてやっぱり恒一らしい解答だなとは思った。


しかし恒一が説明するとなぜか妙に説得力が出てきているのだ。

恒一曰く"意識が相手に向かうためそれ以外のことに集中できない"だそうだ。

まあ確かに今の俺ではそうなのかもしれない……

ただ、恋愛とかでよく聞くドキドキのようなものがないのだ。

それに恋と言われてもあまりピンとこない。

本当に恒一の言う通り俺は恋をしているのかという疑問が頭に浮かぶのだ。


そして現在に至るわけなのだ。

「体育祭の後に勉強はしたよ。それにテスト期間入ったらまた四人で

 勉強会をするつもりでいるだろう?」

「それはもちろん!……でもやっぱり意識させるには二人きりの

 場所とかが必要だろう。それに俺も鷹宮さんと二人で勉強したいし」

いつの間にか、俺が文乃のことを恋愛としての"好き"が確定という前提で

話が進んでいってしまっている。あきれながら


「まだ恋って確定したわけじゃないし、何よりも恒一が

 鷹宮さんと二人になりたい目的の方が大きいんだろ」

「そりゃあもちろん!」

自信満々に笑顔で返事をする。全く、その自信は一体どこから来るのだろうか。

「恋愛については少し考えてみるけどテストの方の順位も戻さないと

 いけないからしばらくは頭の四隅にでも置いておくよ」

そう言って俺は恒一との会話を切り上げた。


それから数日が過ぎて、テスト期間に入った。

恒一は宣言していた通りテスト期間初日から四人を図書室に集めて

勉強会を行うことになった。実際にこうやって四人が集まるのは

久しぶりかもしれない。各々の用事が入っていたため四人集まる

機会が少なくなっていたのだ。

「みんな久しぶりだね、じゃあ今日もテストに向けて勉強会をしようか」


鷹宮さんが凛とした声でそう合図をすると各自で勉強が始まる。

時々、隣にいる文乃から質問を受けてそれに解答する……

が、数日前に恒一からあんなことを言われてしまったため

なんか変な感じがする。集中できないわけではないが文乃から

質問を受ける度、いつもとは違った言葉に言い表せない気持ちになる。


そんなこんなで勉強会をしていると扉が開きとある先生が入ってくる。

「勉強中悪いけど、生徒会の二人ちょっと来てもらえるかしら。

 今日、急に用事が入ったから至急来てほしいの」

「わかりました、恒一君行こうか」

「はい!」

威勢の良い返事を残して二人は先生と一緒にどこかへ行ってしまった。


しばらく固まっていた文乃が俺の方を見て話し出す。

「鷹宮さんと白川さんの距離少し近いよね?」

文乃に言われて俺は少しだけ考える……

「物理的な距離は変わってないけど、気持ち的な距離なら確かに。

 今も鷹宮さん"恒一君"って言っていたしな。前は違ったからな」

「だよねだよね!もしかして何かあったのかな!?」


勉強そっちのけで文乃は二人の関係性について考えている様子だった。

「普通に仲良くなっただけじゃない?恒一からの呼び方はそのままだったし」

「いやいや、あれは絶対に何かあった証拠だって!」

少しずつ声が大きくなっていったため俺は静止させる。

「ご、ごめん……でもやっぱりあの二人何かあったって!」


もしかして文乃も恒一と同じで恋愛系に興味があるのか?

「生徒会で一緒になる機会が多かったからそれでじゃない?」

俺は軽くあしらうような返事をしながらワークを解き進める。

「私には未来が見えるよ、きっとあの二人は両想い!」

もし、今飲み物を飲んでいたら俺は絶対にふきだしてしまっていただろう。


文乃が鷹宮さんから恋愛相談を受けることはあったとしてもさすがに

恒一からは受けるようなことはないだろう。つまり恒一の今の気持ちは

わからないはずだ。しかしそれを見抜いているのかもしれない。

「絶対そうでしょ!あの二人はそういうムードが漂っているから!」

その後、俺は文乃から様々な力説を聞かされることとなった。


読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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