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恋愛を成功させるには勉強を教えるのが一番です!?  作者: アオ


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33/66

#33 体育祭~前編~

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「恋愛を成功させるには勉強を教えるのが一番です!?」をどうぞ!

「ただいまから体育祭を行います!盛り上がって行きましょう!」

司会の言葉とともにそこそこの盛り上がりを見せるグラウンド。

「それでは午前最初の競技は学年リレーです。

 一年生の人たちは準備をしてください」

最初からいきなり俺たち一年がスタートだ。


しかし()()()()()があったため俺はずっと悩んでいる。

「りっ、理久大丈夫?呼ばれてるけど」

すると文乃の声がする。はっと気が付いてすぐに待機場所へ向かう。

「ハハッ、やっぱり告白されたんだろう?」

他の人が走っている中、恒一が俺に言葉をぶつけてくる。


こんな感じで毎分のように聞いてくるためうんざりしている……

「ああ、まあそんなところだ……」

これ以上聞かれるのはめんどくさいと思った俺は体育祭準備が終わった後に

起こったことを打ち明ける。すると恒一は驚きながら

「いや~そんなことがあったのか。でもまさか神谷さんが!」

「昨日も相談した通りまだそれが告白されたと断言してよいものなのか」

「それは間違いなく告白って受け取っていいと思うぜ!

 それにしても思い切ったな神谷さん」


それから数分後、俺が走者となる番が来る。それぞれの順位ごとに並んだ

横にいたのは神谷さんだった。

「Let's work hard together!(お互い頑張りましょう!)」

ニコリと笑って神谷さんは先に走り出す。

本当に神谷さんがしたいことだったり思っていることが読めない……

後ろから追いかけるようにして俺は走り始める。


しかし運動音痴な俺が他のチームに追いつけるわけもなく

順位を一つ落として次の人にバトンを渡す。

疲れ切った中、平衡感覚を失いながら待機場所へと戻る。

息を整えていると走り切った恒一もこちらへ戻ってきた。

「それで理久の気持ちはどうなんだ?」


それでというのはおそらくさっきの話の続きのことだろう。

「気持ち……って言われても恋愛したことないしさ。告白されたから

 なんだってことはないけど、好きではないのかな。それに

 まだ会って間もなくてどういう人かわからないし」

「なるほどな~、でもこうやって理久が恋愛で悩んでくれてうれしいよ。

 告白をしてくれた神谷さんには感謝しないとな」


どれだけ恋愛にこだわっているのか。俺はあきれながら神谷さんに目線をやる。

友達と楽しそうに話して笑っている神谷さんは生き生きとしていた。

これまでずっと勉強ばかりしていた俺とは違って全くの

別世界を生きているような人に近かった。

成績とかは知らないけどこの高校に入ってこれたということは

それだけの学力も兼ね備えているはずだ。すごいな。


ただ恒一にも話したようにこれが恋心かと言われると違うと思う。

まあ恒一はあれが告白だとは言っていたけど告白じゃない可能性も

残っている……ただあれが告白以外のものだとしたら本当に

神谷さんは何をしたいのだろうか。


それから俺たちの学年のリレーは無事終了する。

クラスの最終的な順位としては三位でアンカーの人が一つ順位を

あげてくれたのだ。その人たちには感謝しかない。

その後二、三年生のリレーも行われる。

やっぱり早い人もいればそこそこの人もいる。

ただ俺たちよりもレベルが高いことは確かだった。


「続いては午前最後の競技である借り人競争となります!」

リレーよりも若干盛り下がってしまったような感じがする。

まあ順位が目まぐるしく変わるリレーとは違って

少し単調的なものになってしまうから仕方ないのかもしれない。

借り人競争は学年順で行いお題に合う人を学年の中から

見つけて一緒にゴールをするのだ。


時間の都合上、お題を見る人は各クラス五人ほどしかいない。

そのため多くの人が借りられる方となるのだ。

「そういえば、さっきの告白の話だけど恋愛したことないって

 言っていたけど今も含めて恋愛はしていないんだよな?」

疑うような目で俺を見てくる恒一。

「そうだよ、神谷さんにも恋愛感情はないし」


「……本当にか?神谷さんだけじゃなくて一条さんは?」

「……どうなんだろう、恋愛感情かって言われると違う気もするし

 ただの勉強仲間かって言われると違うかも?」

今の俺、一体何を言ってるんだ。今までなら"違うから"と

言って恒一がさらに本当か?って聞いてきておしまいの流れだった。

でもあの件もあったことによって勉強の壁よりもはるかに

高い壁にぶち当たっている感じがする。


「理久の反応を見ていると恋愛感情かはおいといて

 なんか、友達みたいな感覚じゃなくて何か別の少し特別な

 感覚なのかもしれないってことか?」

珍しく真剣に恋愛の話を持ち出す恒一。

「た、確かにそうかもしれないな」

正直、頭の中で考えることができないでいたが言語化

してもらったらそういうことだと思う。


「ふぅ~ん、よくわからないけどとりあえずは

 勉強を頑張りながら時々考えればいいんじゃないか?

 それからでも恋愛だそうでないだみたいなことを考えるのは

 遅くないと思うぞ」

珍しく真面目なことを言う恒一に驚きながら、お前がいうなと思った。

読んでいただきありがとうございました!

コメント(感想)をくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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