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恋愛を成功させるには勉強を教えるのが一番です!?  作者: アオ


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#32 恋愛の歯車が動き出す(視点:文乃ver)

皆さん、こんにちは!アオです!

この話は文乃視点になっているのでいつもと感覚が違うかもしれません!

それでは「恋愛を成功させるには勉強を教えるのが一番です!?」をどうぞ!

「お前、もしかして告白されたのか?」

登校中、白川さんと理久が話していたのでその間に入ろうとした瞬間

白川さんの口からそんな言葉が聞こえる。

えっ、まって……どういうこと!?


頭が真っ白になってその場に立ち尽くす。

白川さんが話している相手は間違いなく理久だ。

え、うそ……本当?まってやばい。

すると後ろから来た友達に"どうしたの?"と入れてなんて

我を取り戻す。"なんでもない!"と言って私はすぐに学校へ走る。


昨日の体育祭の準備の時に理久と一緒に帰ろうと思い誘う予定だったが

先生から書類を頼まれていた様子だったため諦めて帰ろうとしていた。

しかし神谷さんがさらりと理久の書類を半分持って一緒に

職員室へ向かっていたのが少々心残りだったのだ。

でもまさかその間に告白なんてことがあったなんて……


最悪だ、恥ずかしくてずっと逃げていたのに。それがあだとなって

まさかこんなことになってしまうとは……

正直、一番最初に会ったときの印象としては優しい人というのが強かった。

しかし長い時間、一緒に勉強を教えてもらっていると

いつしかその優しいなという気持ちは恋心へと変わって行ったと思う。


私自身も明確に彼を好きになったタイミングはわからない。

それこそその引き金も"勉強"という大きなくくりでそれ以外はわからない。

中学時代、自分で言うのもあれだがそこそこモテていたと思う。

しかし私の方から好きになったのではなく告白されて押しに負けて

しまって付き合ったという経験が全てだ。


それゆえ、自分から素直に好きになるという経験をしたことがないのと

毎回長続きしなかった経験があり"恋"と自覚するまで時間がかかったのだ。

合宿の時、体調を心配してくれたことや水族館へ一緒に行ったこと

最近では選挙を他の誰よりも手伝ってくれたこと。様々なことが頭を

駆け巡る。考えれば私にも告白のチャンスはいくらでもあった。


ただ、そんなチャンスがあっても恥ずかしがっていた私はなかなか

想いを伝えられずにいた。遅かったのだ。もっと早く想いを伝えれば

違った結果があったかもしれない。そう思うと涙がこみあげてくる。

……いや、待てよ。まだ理久は答えを出していないのかもしれない。

私が良いようにとらえているだけかもしれないが理久はあまり恋愛には

興味がないように見えた。だからこそ私は想いを伝えられずにいた。


そうだ、まだ返事はしてないかもしれない。それを知る方法はただ一つ。

直接聞くしかない……いや、直接聞けたら今頃私はこんな苦労していないはず。

あ~、どうしたらいいのか……


その日はいつもより集中して彼の様子を伺っていたが変化はない。

白川さんとの話している内容も少しだけ聞いたが、めぼしい情報はなかった。

昼休み、いつもより早く昼食を食べ終わり私はとある人に連絡をとる。

放課後、私は昼休みに連絡をとったとある人と一緒に図書室に来ていた。


もちろん他の誰でもない鷹宮さんだ。

「いきなりどうしたの?二人で話がしたいって珍しいわね」

「はい……実は言うと……」

私はそう言って胸の内に秘めていた想いと今までのことを全て話した。

「フフッ、やっぱりそうだったのね」

「えっ、鷹宮さん何か知っているんですか!?」


「いや私も神谷さんがそう思っているとは初めて知ったけど

 一条さんが篠宮さんを想っていることはうすうす気がついていたわ」

鷹宮さんの口から発せられたことに私は思わず"えっ"と声をもらす。

「一条さん、篠宮さんといるとすごく楽しそうだったから。

 ただ篠宮さんは全然気がつく様子ないわね」

幸いにも鷹宮さんにはばれていたがまだ本人に好きバレはしてないため

一安心といったところか……いやそんなことないな。


「そっ、そんなことより私どうしたらいいですか!?」

「そうね……今の情報を聞く限り付き合っているかどうかは

 あまりはっきりしてないからね、もう少しだけ様子を伺うのはどうかしら?

 私も生徒会の方で少しだけ様子を見ておいてあげるわ」

「ありがとうございます!ではそうしてみます!」


図書室を出る間際、鷹宮さんが小さな声でつぶやく。

「でも篠宮さんも一条さんのこと……いやなんでもないわ」

あまりにも小さな声だったため聞き逃してしまったが何を言っていたのだろうか。


その日のよる、私は理久のメッセージ画面を開いて

メッセージを入力しては消してを繰り返していた。

いつもなら普通にメッセージをすぐに送れるはずなのに。

こういうときに限って変に緊張しちゃってすぐに送れない……


放課後に鷹宮さんと話していたがやっぱり気になって仕方がない。

明日は体育祭だし、このもやもやの気持ちで過ごすのもいやだしな。

でもこれで"付き合い始めたよ"なんて返事が返ってきたときには

もう学校に行くことができなくなるかもしれない。

これまで人を本気で好きになったことがなかったためこんな状態に陥っている。

しかし結局、その日はメッセージを送ることができずそのまま眠りについた。

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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