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恋愛を成功させるには勉強を教えるのが一番です!?  作者: アオ


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30/66

#30 体育祭準備

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「恋愛を成功させるには勉強を教えるのが一番です!?」をどうぞ!

そして選挙から数日が経ち、年の大行事である体育祭が近づいてきた。

この高校は頭が良いため他校ほど体育祭で化け物レベルの争いが

見れるわけではないがクラスで一致団結して戦う姿はまさに

見ごたえがあるものだろう。


しかし学校側は体育祭をあまり重要視している感じはなく

当日の約一週間前から練習がスタートする。

それも授業中ではなく放課後にかなり長い時間なのだ。

その部分はさすが勉学最優先でやっているなと思う。

まあ運動が苦手な俺としてはこの感じが一番いいのだが。


体育祭の競技は午前学年ごとのリレーと借り人競争

午後はこの高校の伝統である学問リレーが行われる。

この学問リレーは五人一組となり五教科を一人一人を

ホワイトボードに解いてそれを百メートル先にある判定所に持っていく。

もしそれで間違っていたらまた引き返して再び答えを書きなおすのだ。

ちなみに間違えている問題は教えてくれない。


一人がミスしたら連帯責任みたいな風潮があり結構きつい。

しかも年々問題のレベルが上がっているようで

かなり苦戦するチームも出てきているのだとか……

そんなうちの高校の名物的なものがあるため少し楽しみだ。


で、そんな今俺たちは放課後の練習だ。

とはいっても基本入退場のみで競技を丸ごと通すリハーサルも

前日の一回だけ。それも競技時間は実際の半分にされている。

まさにとことん勉強に詰め込んだ結果のような感じだ。


入退場の練習を行った後、時間が余ったため各クラスで自由に

練習ということになりうちのクラスはリレーの練習だ。

短い距離とは言っても体力がない俺にはかなりきつい話で

一回走った後には息切れを起こしてしまいその場にとどまっていた。

「やっぱり中学の時から理久は変わっていないよな~」

そう言って俺のところに近づいてくる恒一。


休みの人の分を含めて補欠として合計三回走ったにも関わらず

恒一は額に少しの汗を浮かべているだけだった。

「恒一も中学の時から変わっていないよな。体育の後はずっとこんな感じだし」

義務教育ということもあり体育は週に三時間もあった。

その時はどれだけ俺が辛かったかは恒一には分からない。

勉学一本で向かっていると聞いてこの学校に入学したのに

まさかこんなに体力をもってかれる行事があるとは……


「中学の時よりも体育の授業数が減ったからやっぱりそれが原因じゃないのか?」

恒一は痛いところをついてくる。

「テストが終わったら一緒に走りに行こうぜ」

「いやだ。というか塾があって基本無理だよ」

体育大会の直後にテストがあるため本当に忙しい。

おまけに毎週土日は塾で全ての予定が消えるためきついのだ。


「塾じゃ仕方ないな……また時間があったら誘うわ!」

そう言って恒一はもう一回走りに行ってくるようだった。

その後、放課後の練習も終わり帰ろうとしていたら先生に呼び止められる。

「篠宮さん、生徒会と一緒にテントの設置だけお願いしてもらっていいかしら」

「わかりました」

そう言って俺はすぐさま朝礼台の前へと向かう。


そこには新生徒会の人たちとその選挙で立候補した人たちがいた。

先生から少しの説明があった後、俺たちは各所にテントを設置し始める。

「りっ、理久手伝ってもらっていい?」

みんなよりも早く終わった俺に文乃が助けを求める。

「了解!……もしかして文乃って不器用?」


先生から説明されてそこそこ時間が経っているにも関わらず

あまりにもできていないためそんなことを言ってしまった。

「そっ、そうだよ……こういうものを設置するのとかも苦手だし

 手芸とかなんて私には絶対に向いてないからね!」

そう怒りながら適当に設置する文乃に面白くて笑う。


「ちょっ、わ、笑わないで手伝ってよ!」

「わかったからちょっと待っててば」

笑いながら文乃のところへいきテントの釘を受け取る。

「ぁっっ……」

「ん?どうかしたの?」

「あっ、いっ……いやな、なんでもない」

耳を少し赤くしながら俺から顔を背ける文乃。


いきなりどうしたんだろうと思いながら俺は慣れた手つきで

テントを組み立てる。こういうのは勉強と同じで一度やってしまえば

かなり楽に簡単に繰り返すことできるのだ。

「あっ、ありがとう……」

「全然、それにまだこの部分だけじゃないからね」

そう言って俺は文乃にやり方を丁寧に教えて残りの二つを手分けして行う。


文乃も飲み込んでしまえば後は話がとても早く

俺と同じくらいの速度で設置を完了してしまった。

「改めてありがとう、助かったよ。勉強とかもそうだけどなんか

 ずっと頼りっぱなしで申し訳ないな」

「別にそんなこと気にしなくていいよ。教えるのも苦じゃないし

 自分のためにもなるから。それに同じくらい文乃にも助けてもらってるし」


「そっ……そんなことないよ、私の方が助けてもらってる」

その言葉になぜか面白くてふきだす。

「ちょっ、また笑ってる!笑うところじゃなかったでしょ」

なんて言っている文乃も笑っている。

勉強よりもこうやっている時間の方が楽しいのだ。

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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