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恋愛を成功させるには勉強を教えるのが一番です!?  作者: アオ


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29/66

#29 選挙が明けて……

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「恋愛を成功させるには勉強を教えるのが一番です!?」をどうぞ!

選挙の結果発表が行われたその日の放課後、俺たちはまた図書室に集まった。

「……鷹宮さんに白川さん生徒会の当選おめでとうございます!」

俺の予想に反して文乃はとてもうれしそうな表情で二人を祝福していた。

「二人ともおめでとうございます」

俺の方からも祝福する。

「ありがとう……ただ、なんだか二人には申し訳ないことをしてしまったね」

鷹宮さんが声のトーンを落として言う。


「全然そんなことないですよ!最初に言い出した鷹宮さんが宣言通り

 生徒会に入れてなおかつ生徒会長ですから!めちゃくちゃうれしいですよ!」

「そうですよ、恒一も今の鷹宮さんと同じようなことを言っていたけど

 敗れた俺たちの分まで頑張ってやってきてください!」

「やっぱり理久は本当にいいやつだな……うれしい」

めちゃくちゃうれしそうな顔でそう言ってくる恒一。


「まあ私の場合は完全なる実力不足だったので仕方ないですよ」

苦笑いしながら話す文乃。確かに原稿を直前に変えて新しい原稿での

練習回数は少なかったかもしれないが俺よりもできていた。

「そんなことないよ。多少運もあったし……いやなんでもないわ、忘れて」

しまったと思ったのか鷹宮さんは少し気まずそうな顔をして言った。


「そんなに気を遣わなくていいですよ!私たちは大丈夫ですから!

 それよりも早く勉強会をしましょうよ」

そう言いながら鷹宮さんは早速ワークなどを広げ始める。


するとそのタイミングで図書室の扉が開く。

そこに立っていたのは新生徒会になった神谷さんだった。

「Oh, you two were here too? Please come immediately as a student council

 teacher will give you an explanation.

 (あっ、二人ともここにいたんですね。生徒会の先生から説明があるので

  すぐに来てください)」

「Thank you. I'll be right there.(ありがとう、すぐ向かうわ)」

鷹宮さんがそう返事をすると神谷さんは足早に図書室を去って行った。


「早速仕事があるみたいわね、二人には悪いけど行ってもいいかしら?」

「もちろんですよ!初仕事頑張ってきてください!」

笑顔で文乃が二人を送り出す。二人が去ると静かな時間が訪れる。

もくもくとワークを解いていると文乃の手が止まっていることに気が付く。


文乃の顔を見ると一粒の涙が頬を伝っていた。

そして次の瞬間、文乃と目が合う……

「ごっ、ごめんね……その……」

どういう説明をしようか迷っている文乃は視線があちこちに泳ぐ。

「ゆっくりでいいよ」

俺はそう言って彼女が落ち着くのをしばらく待つ。


「……ありがとう、さっきも言ったけど鷹宮さんが生徒会に入ることは

 宣言していたしそれが叶ったのはすごくうれしい。演説でも話したことだけど

 もともとは鷹宮さんの影響が一番強かったの。でもこうやって

 みんなで演説や事前主張の準備をしているとさやっぱりここまで

 やってきたんだからせっかくなら当選して白川さんが言っていた通り

 私たち四人で学校を引っ張っていけたらなって思ったの」


少し間を開けて再び話始める。

「でもそう思ったのは遅すぎたのかもしれないね、結果として

 負けちゃったし、もしかしたら勝てるかもなんて期待をしていたから

 ダメだったんだけどいざ結果発表を聞いた時は呆然としたの……

 はぁ、私もあの輪の中に入りたかったな。

 あっ、ごっ、ごめんね、理久も同じ気持ちのはずなのに」


「うんん、大丈夫。確かに俺も文乃と同じで徐々に生徒会に入りたいって

 気持ちは芽生えていたけどやっぱり前例はあったけどあくまで前例だからね。

 それがひっくり返らないというのは演説中での何となくだけど

 わかっていたことなんだよ。俺が慰められるかって言ったら

 違うけどこの四人の中で必死になって原稿を何度も何度も書き直す努力は

 絶対に誰かのものにならずに文乃自身のものだと思うよ」


もちろん鷹宮さんや恒一にも原稿は添削してもらっただろうけど

必死にあの原稿を組み立てたのは文乃自身だ。

それは絶対に変わることのない事実。

「フフッ、ありがとう。なんか頭が良さそうな感じで返されちゃったから

 ツッコむしかなくなったよ」

笑う文乃の顔には涙はなかった。


「良さそうって何だよ。あんまり慰めるとかしたことないし」

「そうなんだ、ありがとね。話聞いてもらったおかげでだいぶ楽になれたし。

 それはそうと、テストの結果はどうだったの?」

「文乃は容赦ないな、選挙の準備とかやっていたおかげでだいぶ下がったよ」

そう言って俺は順位が書かれた紙を見せる。


「まって!私の方が順位上だ!」

そう嬉しそうな顔をしながら同じく順位が書かれた紙を見せてくる。

そこには俺の順位よりも五つ高い60位の文字があった。

「まじか、でも文乃一番最初に比べたらめちゃくちゃ上がっているよ!」

「うん!みんなが教えてくれるおかげで苦手な部分もわかるように

 なってきてだいぶ弱点が消えてきたの!」

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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