#28 選挙の結果……
皆さん、こんにちは!アオです!
それでは「恋愛を成功させるには勉強を教えるのが一番です!?」をどうぞ!
「ありがとうございました、これにて生徒会選挙の演説を終了します。
教室に戻り次第、投票を行いますのでお願いします」
司会の人の声が体育館内に響く、やっと怒涛の選挙が終わった……
疲れというか不安というか様々な思いがあり息を抜く。
恒一と鷹宮さんは"やりきった!"という表情をしており
ここまでの力を出し切ることができていたようだ。
一方、文乃は安堵もありながら不安もあるといったところだろうか。
その後、先生たちの指示によって俺たちも各自教室へ戻る。
教室へ戻るとすぐに投票が行われる。実際にこうやって投票している
時間はそわそわして仕方がない。果たしてどうなるのか……
その日の夜、勉強をしていると文乃からメッセージが来る。
"選挙お疲れさまでした!週明けの結果発表が不安……"
"文乃もお疲れ様、とりあえず終わったんだし休んでいつも通り
勉強をしないとまたおいてかれるからな"
"そうだよね、でも神谷さんの演説についてはびっくりした"
"だな、まさかあんな戦略を使って対抗してくるとはな。
とはいってもあれがどちらに転ぶかはわからないからな"
"うん!最初こそ鷹宮さんが立候補するから始まったけど
なんだかんだで必死にやって大変だったこともあったけど
この経験を通していろいろなことを学んだよね"
"文乃の言う通りだな。まあそれでもまだまだ課題点はあったが"
とくに演説の練習はもう少しするべきだと思った。
緊張するとは思っていたがあそこまで緊張して演説すら
難しいとは思っていなかったのだ。
"鷹宮さんの演説、私たちのことを指して話してくれたから
嬉しかったし一人じゃないんだって思えて少し緊張がほぐれた"
"文乃は全然かまずに演説で来ていたからな本当にすごいよ"
"理久、途中で原稿忘れてたからね。そんとき私も軽くパニックになっていたよ"
なんでだよと思わずツッコミたくなるメッセージ。
"まあ何はともあれ、とりあえず選挙は終わったことなんだし
気にしても仕方ないからここからはちゃんと勉強に戻さないとな"
"だね!結果発表日ってテストの結果発表日でもあるからやばいかも笑"
"今回、選挙の方に力を入れていたから俺もやばいかもしれないな"
なんて気が付けば一時間も文乃とメッセージのやり取りを行っていた。
それから数日後……とうとう生徒会選挙の結果発表日となった。
朝からずっと恒一が「気になる」ばかり言っていていい加減うるさい。
「気になるのはわかるがもう少し落ち着け」
「いやいや!落ち着けるわけないじゃないか!まじで頼む!」
必死に神様に祈りながら登校する恒一に思わず苦笑いをする。
「それとテストの結果発表もあるけど大丈夫か?」
「それに関しては大丈夫!しっかりと両立できていたから!」
そう自信満々な笑顔で語る。
そして朝のHRが終わり全校放送が入る。
「ただいまから先日行われた生徒会選挙の結果をお伝えします。
選挙の結果生徒会長は……二年二組鷹宮才華さんとなりました」
鷹宮さんの名前が呼ばれると俺は心の中で安堵した。
もともとは鷹宮さんが生徒会に立候補すると言い出したため
まずはその本人が当選できたことが何よりだ。
恒一を見ると自分のことのようにうれしがっている様子だった。
その後は副会長、二年生の発表が行われる……
ただ二年生の発表が終わったタイミングで気が付いた。
呼ばれた二年生は男女どちらとも規定の人数通りだったことを。つまりそれは
一年生で立候補した俺か恒一のどちらかが落選していることを意味する。
まあ鷹宮さんも行っていたけど前例はあったとしても
二年生を落として勝ち上がるなんてほぼない話だからな。
「最後に一年生の発表を行います。一年生当選者……
男子、一年一組白川恒一。女子、一年四組神谷アサリ。
以上が今回の生徒会選挙によって選ばれた人たちです。
立候補者の皆様本当にお疲れさまでした。当選された方も
当選されなかった方もこれからの学校生活も頑張って行ってください。
そして皆さんも選挙のご協力ありがとうございました。
これで生徒会選挙の結果発表を終わります」
放送が終了すると周りから自然と拍手が聞こえる。
それと同時に俺たち二人にねぎらいの言葉がかけられる。
恒一は複雑な表情でその言葉を受け取っていた……
全くあいつは気にしすぎなんだよな。
そう思いながら次の休み時間に恒一のところへ向かう。
「恒一、生徒会当選おめでとう!」
「あっ、ああ、ありがとう……なんかごめんな。俺が勝手に
巻き込んじゃったのにこんな結果になっちゃって……」
「そんな心配することじゃないよ。それに大体こういうことに
なるってことは想像していたからさ。生徒会にふさわしいものが
選ばれた、ただそれだけのことだしさ。それにお前は
鷹宮さんと一緒に当選できたんだからいいじゃないか」
「……ありがとう、俺は本当に優しい幼馴染を持ったよ。
本当にありがとう!」
「大げさなやつだな……ただ文乃がどうなっているか心配だけどな……」
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それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




