#23 生徒会選挙準備
皆さん、こんにちは!アオです!
それでは「恋愛を成功させるには勉強を教えるのが一番です!?」をどうぞ!
「いくら前例があったからって二年生の人に勝つのって結構大変だぞ」
「もちろんそれはわかっている!でもせっかくなら四人で入ってみたいないか?」
なぜ四人にこだわるのかはおそらく鷹宮さんがいればいいんじゃないかと
思いながら俺は少し考えた後、
「わかった俺たちも立候補するよ」
「……みんな本当にいいの?さっきも言った通り選挙前や当選後はかなり大変だよ」
「大丈夫ですよ!四人で力を合わせれば怖いものなんてないですから!」
恒一が自信満々に宣言する。こういうところは頼もしいよな。
ということで生徒会選挙に立候補するという形で今日は終わった。
それから数日後……とうとう生徒会選挙立候補が開始された。
朝のHRで選挙管理委員会が立候補について説明していると前にいた
恒一と目が合った。すると彼はニコリと笑って合図をしてきた。
俺も目で合図を返す。さあ戦いの幕開けだ。
立候補届を受け取りその日の夜に書き始める。
一応、立候補すると決めた日から少しは案を考えてはいたが
それを文章に起こしてみると案外文字数が足りない。
これはどこかを削るしかなさそうだな……
生徒会選挙で必要なものはまず立候補届けで今書いているものだ。
これには生徒会に対しての熱量を少しだけPRするものとなっている。
選挙当日に生徒全員に配られて見られるものらしい。
次に選挙前日までに行われる事前主張というものの原稿。
立候補届に比べてかなり文字数が上がっているため
少し具体的に公約を掲げる必要がある。
次は選挙ポスター。これは選挙期間中に学校のいたるところで
貼られるものだ。立候補届をベースにして書くとのこと。
そして一番重要な選挙当日の原稿。これに関してはまだしばらく
時間があるのだがなんせテスト期間もやってくるため
そこまでもたもたしていられないのだ。準備の段階でかなり大変だ。
すると文乃からメッセージが来る。
"理久はもう立候補届は終わった?"
"いやこれから書こうと思っていたところ、文字数調整が大変"
"もう内容や公約は決まったんだ!先輩が出るから私もやってみたけど
大して良い公約が決まらなくて"
"公約はそれっぽいものを書いておいて中身がしっかり
決まっていればいいと思うよ"
"なるほど!確かに企画とかも考えないといけないからね!"
その後、自分の方も進めながら文乃の添削に付き合う。
"ありがとう!おかげで良いのができた!でも理久は大丈夫?"
"大丈夫だよ、文乃のやつやりながら書いてたから"
"さすが!まだまだ始まったばかりだけどお互い頑張ろう!"
気が付けば時計の針は十一時を指しており生徒会選挙の準備に
時間をかけすぎてしまった。勉強もしないといけないし大変だ。
それから数日間はあっという間に過ぎて行った。
いろいろな書類を書くのと並行してテスト勉強を行って
鷹宮さんが言っていたので覚悟はしていたけど本当に大変だ。
それでも恒一を見てみるといつも通り難なく過ごしているため
やっぱりこういうのは結構できるタイプなのではと思った。
一方、たまに文乃を見かけるとずっと忙しそうにしていた。
メッセージで話しているとなかなか勉強する時間が確保できず
次のテストはまずいかもと言っていた。
ということでテスト期間に入る前に俺たちは図書室に集合して
久しぶりの勉強会という形になった。
「みんなお疲れ様、準備の方は順調?」
「はい何とか……」
俺たちを代表して恒一が言う。しかしやっぱり大変
だったようで少し疲れが見えていた。
「私も一度、友達の立候補の手伝いをしたんだけどその友達めちゃくちゃ
大変みたいでさ。さらに当日の緊張もあってか選挙数日前に
熱で寝込んじゃったみたいで結局選挙に出れなかったの」
「そんなことがあったんですね……」
「うん、だからそのかたき討ちっていうわけじゃないけど
今回私が立候補した理由の一つなの……だからみんなも
体調管理はしっかりして当日何が何でも来てね」
それから数分、選挙に関することをお互いに情報交換して
それぞれの公約などを確認した。
「よしっ!選挙の話はこれくらいにしておいて勉強しますか!」
鷹宮さんの合図によって俺たちは全員勉強の方へシフトチェンジする。
「……理久、この部分のところ授業でやったんだけど忘れちゃった
みたいだからさちょっと教えてくれない?」
「ああ……さっき鷹宮さんも言っていたけど体調にだけは気をつけろよ。
合宿の時も寝不足で文乃やばかったんだし」
「あっ、ありがとう……うん、わかってるし大丈夫」
俺から目をそらしながら文乃はそう言ってペンを進める。
「この部分を証明すればいいから……この式を立てる」
「メモ帳使ってるんだね」
メモ帳というのは夏休みに行ったときに買った水族館にやつで
ちょうど文乃も使いながら勉強していたようだ。
「うん、結構量もあるから惜しみなく使えるしな」
俺がそう言うと文乃は微笑んだ。
数十分、いつものように教えたり教え合ったりして
あっという間に下校時刻となった。
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それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




