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恋愛を成功させるには勉強を教えるのが一番です!?  作者: アオ


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21/66

#21 夏祭り

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「恋愛を成功させるには勉強を教えるのが一番です!?」をどうぞ!

その後、水族館を一通り回り終えた俺たちは帰路に着く。

「今日はありがとうございました!おかげでレポートが終わりました!」

一条さんは笑顔にそういう。

「俺たちも楽しかったからたまには勉強以外で行こうぜ!」

「恒一はほぼ勉強以外だろ!」

思わずツッコんで笑いが起きる。夏休みのたった一日だったがとても楽しかった。


しかしそれからは地獄の日々が続いた。課題こそ最初の方で終わらせていたため

良いが、塾の夏期講習の日程がとてもハードだ。

本当に息をつく暇もないくらいで忙しい日々を送っていた。

そんな夏休みのとある日、塾の帰り道でグループの方でメッセージが届く。

"近くの神社でやる夏休みみんなで行かない?"


たくっ、こいつは遊びのことしか考えていないんじゃないかと

思うほどの言動だ。しかし日程を確認してみるとその日はちょうど

塾がない日で特に予定もなかったので俺は二つ返事で了承した。

一条さんも同じような感じだっため行くそうだ。

さて残るは鷹宮さんだけだが……


それから数分後、無事鷹宮さんもいけることになり夏祭りが決定した。

夏祭りか。去年の今頃は遊ぶ暇があったら受験勉強!みたいな

感じだったから何気に二年ぶりなのか。

昔よく恒一と一緒に夏祭りに行っていたなぁ~なんて思い出す。


そして夏祭り当日。午後五時、俺は集合時刻より少し前に祭り会場に着く。

周りには多くの人でにぎわっている。

家を出る二時間前に鷹宮さんからメッセージがあり

急遽、塾が入ったことによっていけなくなってしまったようだ。

これじゃあ恒一ががっかりするだろうなと思って

その後にメッセージを送ったがあれから既読が付いていない。


時間ギリギリなのに何やっているんだろうと思いながら待っていると

恒一よりも先に一条さんが着く。

「こんにちは!まだ白川さんは来てないんだね」

「ああ少し前にメッセージを送ったけど既読がついてなくてな」

それから待つこと数分……


恒一からメッセージが来た。

"体調がよくないから夏祭り行くのやめておくわ"

……もしかして鷹宮さんが来ないってわかってから体調が悪くなったのか?

何の因果関係もないが恒一のことだからこそありえそうなのだ。

「恒一のやつ体調不良で来れないみたいだ」


「そっ、そうですか……どうしますその、夏祭り?」

そうか、鷹宮さんと恒一が来れなくなったため俺たち二人だけか。

「あの篠宮さんが良ければ一緒に回りたいです」

「えっああ……うんじゃあ行こうか」

またもやなんて返せばよいのか……


そういえば会った直後は気が付かなかったけど一条さん浴衣姿だ。

きっと鷹宮さんと回るのを楽しみにしていたんだろうな。

一条さんが鷹宮さんと話しているときはずっと笑っていた。

一番の親友であり先輩みたいな感じに見えた。


「あっ、綿あめ……あれ食べよう!」

一条さんはそう言って近くにあった屋台へかけて行く。

綿あめを片手に持ちながら様々な屋台へ回る。

「やっぱり夏祭りと言ったらりんご飴だよね~!」

そう言って今度はりんご飴を片手に持つ一条さん。


「一条さん食べ物だかりだね」

「やっぱり夏祭りって雰囲気と食べ物だからね!」

集合した時の空気は今ではなくなって、なんやかんやで楽しい。

輪投げや射的、金魚すくいなどなど夏祭り定番の屋台を

周りながら夏祭りを楽しむ。


一条さんは夏祭り特有の食べ物の屋台に目を輝かせていた。

無邪気に食べ物をほおばるその姿が素敵だと思った。

「そういえば篠宮さん課題の方は終わった?」

少し人通りが少ない場所で花火を待っていると一条さんが言う。


「うん、だけど夏期講習があるからその辺に関しては忙しいかな、一条さんは?」

「私も同じで夏期講習で夏休みはほとんど勉強ばかりで……

 確かに順位が上がるのはうれしいけど結構大変だからね。

 でもこうやって夏祭りとか水族館とか行けて楽しいよ!」

「まあ誘った当の本人は来ていないけどな」

笑いながら夜空を見上げる。すると"ひゅ~"という音とともに花火がうちあがる。


「きれい」

思わず俺はそんなことを口にする。

「炎色反応」

隣で一条さんがぽつりと言う。それに俺はふきだす。

「なんか一条さんって面白いよね、今のもとくに」


「そ、そうかな?そんなこと言われたことなかったから」

苦笑いしながら答える一条さん。

しばらくお互い無言で打ちあがる花火を見る。

「こ、こんな場所で言うのもあれだけど篠宮さんのこと下の名前で呼んでいい?」


「本当にこんな場所で言うけどだね。

 いいよ俺も一条さんのこと下の名前でいい?」

そう言うと一条さんは頬を赤らめながらうなずく。

「理久さん……」

一条さんの口から聞きなじみのない言葉が発せられる。


「なんかさん付けだと変に感じるからお互いなしでいいんじゃない?

 同い年だしそんなに改まる必要もないし」

「たっ、確かにそうだね……理久」

「やっぱり文乃って面白い!」

「ちょっ、からかわないでよ!」

なんて怒りながらも笑う文乃、夜空には色とりどりの花火が上がっていた。

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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