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恋愛を成功させるには勉強を教えるのが一番です!?  作者: アオ


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15/17

#15 夏休み勉学合宿~前編~

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「恋愛を成功させるには勉強を教えるのが一番です!?」をどうぞ!

「……ふぁぁ~、こんな朝早くから集まるのってどうかしてるって……」

そう愚痴をこぼしながらあくびをしているのは恒一だ。

現在時刻は六時三十分。そんな時間に俺たちは学校へ集まっていた。

今日から一週間"夏休み勉学合宿"が始まる。

すでにクラスの四分の三程度は登校しており出欠確認をしていた。


それから十分後、全員が予定時刻よりも前に集まったことによって

少し早いがバスで合宿の場所まで移動することになった。

バスの移動中では、問題の出し合い……ではなく普通にわいわいと話していた。

さすがにこれから嫌というほど勉強するのにこんな時まで

勉強している人はいない。俺も恒一ののろけ話を聞かされていた。


「それで昨日夜遅くまで鷹宮さんと話しててさ、まじで楽しかった~!」

嬉しそうな表情で話す恒一に俺は苦笑いをして"はいはい"で促す。

「ほんとっ、恋愛好きだよな。周り見ても恒一だけ恋愛関係にはとびぬけてるぞ」

学力主義ということもあってか誰かと誰かが付き合ったなんて噂

入学以来、聞いたことがない。というか恋バナ自体も聞かない。


中学時代は恒一からの恋バナはもちろん周りの人の恋愛情報も

結構耳にしていた。いつも聞き流していたが高校に入って

まさかここまで変わっているとはと驚いたこともあった。

まあそもそもでこの高校では恋愛の規制はないが、

ほぼ百パーセントの確率で片想いで終わってしまうのだろう。


想い人が"勉強に集中したいから"と言ったらおしまいだし

借りに付き合えたとしてもそれで下手に先生にバレたらただじゃすまないだろう。

そうこうしているうちにバスは山道を超えて合宿の場所へと到着する。

目の前には学校の一回り小さいくらいの旅館のような建物が立っており

みんな少しはしゃぎ始める。


その後、各グループの部屋に移動することになった。

俺は恒一と同じ部屋でよかったのか悪かったのか……

部屋に移動してからこれからの準備をしていると一斉放送が入る。

"全学年、直ちにロビーに集合しなさい"

おそらく試験か何かをやらされるのだろうと思いながら

俺たちは足早に言われた通りロビーへと向かう。


学年のクラス順で整列をするとすぐに先生が話始める。

「それではただいまより夏休み勉学合宿を行う!

 最初のテーマは国語だ。これから渡す紙に書かれた漢字の和同開珎を

 やってもらう。制限時間は四十分、各自部屋に戻り問題を解き次第

 班長がロビーにいる担当の先生に採点をしてもらう。

 百点を取るまで繰り返し行う!」

漢字の和同開珎か……上下左右に漢字が書かれており中央が四角になっていて

その四角に当てはまるものを考えるというものだ。


「なお制限時間内に終えれなかった班の人たちは合宿中課題に追加が

 あるため班全員で協力して行うように!以上!」

まじか……この合宿期間中はこうやって班での協力や個人で解くものとは別に

普段のような課題も設定されている。

その課題もこなしながらこういうのもやって行かないといけないため

課題が増えると想像以上に厄介になるのだ。

ここは何としてでも制限時間内に終わらせなければ……


部屋に戻った瞬間、班長である恒一は机に配られた紙を見せる。

紙は合計で三枚……しかも両面もあるため、とりあえず片面ずつ

一人で解いてその後、確認ということになった。

それから十数分後、全員の解答が出そろった。そこから恒一が中心に

それぞれ合っているか確認を取る。


三枚両面とも全員が書いた解答で合っているようだ。

「じゃあ出してくるわ!」

そう言ってダッシュで部屋を去っていた恒一。

こうやってリーダーとして仕切ってくれるところは見習いたい。


時間がかかってしまったのかそれから十分後、終了七分前に

恒一が帰ってくる。"結果は?"と他の人が聞くと……

「見事一発合格でした!やっぱり今回は簡単だったよね!」

と恒一はどや顔で言うが、恒一が解いたところは確かに簡単だった。

だが俺が解いたところはかなり難しかったけどな……


まあそんなことは良いとして、これで追加の課題は発生しないというわけで

一安心だ。これから次の指示が出るまでは各自部屋で好きなことをしていて

よいとのことらしい。すると恒一がリュックをあさり何かを取り出す。

「次が来るまでみんなでトランプしようぜ!」

「いいね!やろうぜ!」

部屋の全員が賛成したことによってまずはババ抜きが始まった。


決して中学時代の人たちをバカにしているわけではないが

こうやってみんなとやっていると中学の時よりもやりごたえを感じる。

作戦が一筋縄ではいかないためやりごたえがある。

中学の時は俺が圧勝しすぎて途中から"殿堂入り"という形で

勝負から除外されてしまったことさえある。

その時は、恒一と同じ班ではなかったため結構きつかったのだ。


「おっしゃ~!一番のり!」

そう言って残りのペアを床にたたきつけて寝転がる恒一。

くそっ……結局俺は三番手で抜け何とも言えない順番だ。

「もう一回!」

再選を申し込み続けていた。

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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