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恋愛を成功させるには勉強を教えるのが一番です!?  作者: アオ


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13/18

#13 高一全国学力テスト

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「恋愛を成功させるには勉強を教えるのが一番です!?」をどうぞ!

それからあっという間に月日が流れて行った。

「おはよう理久!やっぱりめちゃくちゃ暑いなぁ~」

のんきに体操服を仰ぎながら恒一が俺のところへ来る。

「おはよう……汗かいて全然勉強に集中できなくなるから嫌なんだよな」

「確かにな~、そういえば今日って生物の小テストがあるんだっけ?」

「恒一が小テストのことについて覚えてるの珍しいな。その通りだよ」


「さすがに覚えてるわ!まあ勉強はそこまでしてないけどな」

「勉強してないのかい!まあ恒一なら小テストくらい大丈夫そうだしな」

「だよな!それにもうすぐで夏休みだし鷹宮さんとどっか行きたいな~」

勉強の話から恋愛の話への移行の速さに苦笑いするしかなかった。


そしてHR、先生が何やら真剣なまなざしで教室を見回す。

「……さてみんな期末テストも終わって残すは夏休みくらいだ……

 そのせいで、勉学がおろそかになっているやつはいないな」

教室に何とも言えない少し怖い空気間に包まれる。

「……いきなりだが、今日ある予定だった授業は全てなくなった」

先生が淡々と語るその声に俺は生唾を飲み込む。


「ただ、その代わり……"高一全国学力テスト"を行ってもらう」

先生がそう宣言すると教室が少しだけざわつく。

「静かにしなさい!……もちろんわかっての通り抜き打ちで今日だ。

 一年生だけ日課が特殊になっているので予定表をしっかり見るように。

 それでは今までの君たちの実力をぞんぶんに発揮してください」

そうしてまさかの告白にHRは終わった。


HR終了後の休み時間は珍しく騒がしかった。

過去に先輩からこんな抜き打ちテストをやったことを聞いたことがないと

驚きながらも必死に最後のあがきをしている人もいた。

ただ、そんな人はごく一部でこの現実を受け止めて

いつものように勉強している人が大半だった。俺ももちろんその中だ。


抜き打ちテストがあることをあらかじめ知っていた……

わけではないが、普段から勉強するとこういうところに生きてくるはずだ。

まあこの高校に入った者ならばそれくらいは当たり前だと思う。

その証拠に恒一もぐちぐちと文句を言いながら"まあいけるだろう"という

雰囲気を醸し出していた。やっぱり伊達じゃないな。


そしていつもとは違うテストに少しだけぴりつく教室内。

「試験はじめ!」

先生の合図とともに教室に張り詰めていた空気が一瞬で

ペンの音に変わる。予定ではいつものテストと同じ日程だ。

しかし抜き打ちということもありかなり精神を安定させる必要がある。

深呼吸をして俺は問題を解き進める。


もちろん、"全国"の学力を図るために作られたテストということもあり

いつもの定期テストの難易度に比べたら簡単になっている。

しかし一問一問の配点がかなり大きく一問落とすだけでかなりの失点だ。

それに後半部分については学校の定期テストレベルの難易度も

応用問題として出されておりなかなか頭を悩ませていた。


「試験やめ!」

あっという間に五十分は過ぎて行き一教科目が終了した。

「ふぅ~、疲れたぁ~……」

「まだ一教科目だぞ、ここからまだまだあるし」

とは言ったものの俺もいきなりのことでかなり疲れている。


しかし疑問だ。全国の学力を図るためならわざわざ抜き打ちに

しなくてもよいのではないだろうか……本当に抜き打ちで

行っているのか、それともこの高校だけ……

いや、そんなことを考えても現状は変わらない。次のテスト勉強をしよう。


そこから約四時間にわたってテストを行った。

もちろん難易度はそこまで難しくなかった。全国と言っても

所詮これくらいの難しさなのかと鼻で笑うような感情さえ抱いた。

周りも同じような感じで口々に"簡単だった"と言っていた。


結果が悪くても全国の学力テストなためおそらく校内順位は出ないだろう。

そう思うと一時間目の緊迫感は何だったのだろうかと思えるほどだった。

「いや~めちゃくちゃ疲れた~、これで夏休み前のテストは最後だよな?」

「いや俺に聞かれてもわからないって……まあとにかくお疲れ様」

恒一と話しながら俺たちは帰路についた。


その日の夜、グループの方に一件の通知があった。

"今日はいきなりのテストお疲れさまでした!結構簡単でしたね"

と一条さんからメッセージが来ていた。

"お疲れ様、抜き打ちだったからびっくりしたけど簡単だったね"

"一年生の方で何かあったの?"

そう来たのは鷹宮さんだった。俺が返信しようかと迷っていると

恒一がすぐに返事をしていたので思わず笑ってしまった。


”今日高一全国学力テストっていうものが抜き打ちであったんですよ"

"え!?抜き打ちであったんだ、私たちが一年生の時はそんなのなかったけどな"

"そうだったんですね、抜き打ちでめちゃくちゃびっくりしましたよ"

恒一のメッセージからめちゃくちゃ楽しんでいる様子が目に浮かぶ。

"でも抜き打ちじゃないけど学力テストは私の方でもあったよ"

なるほど、ということは一年だけが抜き打ちにされていたのかもしれない。

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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