#11 テスト勉強の成果
皆さん、こんにちは!アオです!
それでは「恋愛を成功させるには勉強を教えるのが一番です!?」をどうぞ!
そしてテスト二日目。長かったテスト週間も今日で終わると思うと
少しだけ気分が浮かれるのも仕方ないだろう……
ただ恒一はやっぱり朝から浮かれすぎな気がする。
鷹宮さんとずっと話しておりその度に幸せそうな顔をする。
まあ恋を邪魔するのもあれなので苦笑いしながら見守っている。
「篠宮さんは昨日のテストどうでしたか?」
「そこそこの出来だったよ、前回よりも上がっているといいけど。一条さんは?」
「私も前回よりも手ごたえありですよ!それもこれも教えてくれた
篠宮さんたちのおかげだから!」
ニコリと笑ってそう言う一条さんに教えてよかったと思う。
その後、学校に着いた俺たちはこれまでの総復習をしてテストに臨む。
今日行うテストの教科には体育も含まれている。
とはいっても一条さんにあれだけ教えてもらったので
そこそこ自信があるのだが、一体どうだろうか……
その日の放課後、俺はテストから解放されてルンルンの気持ちで帰る支度をする。
テストの手ごたえが良かった悪かったに限らずテスト終了後は
まさにこの気持ちになるのだ。今回は手ごたえも全体的に良かったため
また中学のような順位が取れると信じているのだ。
中学時代、トップ層以外取るのはあり得ないと思っていたから
他の人の気持ちがあまりわからなかったがこういう気持ちだったのかもしれない。
まさかそんなことを高校になって一番最初に痛感するとは。
帰る支度をしていると恒一が話しかけてくる。
「テストお疲れ!今回も負けない気がするぜ!」
「お疲れ。いや、悪いが今回は俺も自信あるからな楽しみだよ」
こんな張り合いをするなんて自分もまだまだ子供だなと思いながら
帰り道、恒一と一緒にテストの振り返りを行う。
「実はさ鷹宮さんに言われて勉強の仕方を変えてみたんだけど
今回、まさかのそれが功を制する形になるかもしれない!」
わくわくしながら話してくる恒一。
「へぇ~、前に言ってたもんな"鷹宮さんは毎回学年トップだ"って」
「そうなんだよ!やっぱり学年トップの人に教えてもらうと
自信にもつながるしやっぱり好きな人だとやる気につながる!」
まあ恋愛が勉強のモチベにつながってくれるならそれで何よりだ。
「で、理久は一条さんとは何かあったのかよ?」
少し二やついた顔で恒一は聞いてきた。
「何って別に何もないぞ。普通にお互いのわからないところを
教えあっているだけだし」
「へぇ~、それにしてはグループの方では全然動いてないけど?」
「それは普通に一条さんが個人の方で聞いてきたからそれに答えているだけで
とくにそれ以外何もないぞ」
「"学校は勉学だけ"って言っていたお前の考え方が変わったんだ、
そのうちにまた変わることだってあるはずだよ。そん時は
経験が豊富な俺に聞いてみるといいよ!」
なんてわけのわからないことを言う恒一。
"はいはい"と適当に受け流して帰路に着く。
翌日、さあとうとうテスト返却が始まる。
まさかテスト返却で"前回よりも下がっていませんように"と願う日が
来るなんて中学の時は微塵も思っていなかったのにな。
前回よりも圧倒的に手ごたえはあるが中間テストであんな
思いをしていたこともありそんな手ごたえとは反対に自信がないのだ。
「篠宮さんたちおはようございます!」
俺たちが登校していると後ろから一条さんが挨拶をする。
「おはよう一条さん」
「とうとうテスト順位発表日!少し緊張します」
「だね、まあ鷹宮さんも言っていたけど一条さんはそれ以上悪く
なることはないからその点は安心できるね」
俺がそう言うと一条さんは少し頬を膨らませて
「全然安心できないよ!前回と同じ順位だったらもう明日はないかもしれない」
まるで今日で地球が終わるような顔をする一条さん。
そして気が付けばさっきまで隣で歩いていた恒一の姿がなかった。
すると俺たちの少し後ろから二やついてみている恒一の姿が。
こいつは何をやっているんだと思いながらスルーする。
「それでは先日行った期末テストを返却するぞ」
教室中に先生の声が響き渡る。さあ果たして結果はどうだ!
先生からテストの解答用紙を受け取り点数を確認する。
そこには前回よりもよくなっているものが大半だった。
何とか五教科合計四百点は超え四百十五点となった。
……正直、点数はどうでもいいのだ。相対的な評価を知りたいのだ。
次の休み時間、廊下は案の定人でごった返していた。
人の波を必死にかき分けてやっとの思いで順位が書かれている
紙の前までたどり着く。
自分の名前を中央から探し始める。するとすぐに見つかった。
四十九位……中学ほどの順位ではないにせよ、前回から上がったのだ。
それがうれしくて思わずガッツポーズをする。
ついでに恒一の名前も探す。すると俺の二つ後ろの名前があった。
今回はギリギリの差で俺が勝ったのか。
再び人の波をかき分けて何とか教室に戻ってくる。
「くそっ、ぎりぎり理久に勝てなかったな……」
「でも二人とも順位は上がっていたし良い結果だったよ」
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それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




