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プチ整形
私が学校の廊下を歩いていると、前からクラスのやんちゃな男子たちが騒ぎながら走ってきた。
私がお上品に横に避けたのだが、男子たちはそれもお構いなしに私を突き飛ばした。
ガツン
突き飛ばされた私は、そのまま廊下の壁に、顔をうちつけてしまった。
ボトボト
それと同時に目、鼻、口、耳などが地面に落ちる。
「ああ、せっかく今日の朝、きれいに輪郭セットしたのに台無しだよ。」
私はそう言うと、目 鼻 口などを拾いあげ、顔の適当な場所につけてトイレに駆け込んだ。
「ちょっと釣り目にしてみようかな。」
私は目や口をいじった。