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キレイな瞳の鮮魚

 私がスーパーマーケットで買い物をしているとき、一匹の鮮魚がコチラを見ていた。


鮮魚は鮮魚売り場の氷の中で、死ーんと横たわりながら、キラキラした瞳で私を見ている。


「お嬢さん、今晩の献立はなんだい?もしかして、私?私をムニエルにしてしまうのかい?それともお刺身?教えて、お嬢さん。」


鮮魚は、キラキラした瞳で私に語りかけてくる。


私は隣にあった、すでに3枚に下ろされたパック売りの切り身を手に取ると


「御免なさい、私、鱗をとるのも 内臓をとるのも 3枚に下ろすのも面倒なの。」


そういって私は、パック売りの切り身をカゴに入れた。


「さーて、次はお肉お肉。」


私はスタスタと別の売り場に向かった。



翌日、同じ売り場に来ると、死んだ目をしている 似た魚が安く売られていた。

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