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ラッキーセブン
「ママ!大変、大変なの!」
私はママのところへ駆け寄った。
「どおしたの?コロちゃん。」
ママは不思議そうな顔で私を見た。
「あのね!呪いの映像を今さっきテレビで見てしまったの!7日後に私は死んでしまうわ!」
私は、このあせる気持ちをママに伝えた。
「あら、本当に呪われたの?」
ママは私に問う。
私は、それならば!と前髪をあげ、でこを見せつけた。
でこには 7 という数字が浮かび上がっていた。
「見て!このおでこ!」
私はママにどうどうっと見せ付けたが、ママは笑いながらマジックペンを手にとった。
キュキュッ
そして、唐突に私のでこに何か書き始めた。
「なに書いてるの?」
私は聞いた。
「7を2つ書いてるのよ~。」
ママは笑いながら答えた。