夢の続きは
朝、私は目が覚めてすぐにもう一度、夢の世界へダイブした。
先ほど見ていた夢が気になってしょうがなかったから。
しかし、夢には見知らぬじじぃが一人出てくるだけ。
じじぃは言った。
「そんなに夢がみたいなら、ずっと見ているがいい!」
私は、じじぃにそう言われるとすぐに飛び起きた。
「わああー!」
私は叫びながら階段を駆け下りた。
「ママ!たいへん!私、夢から覚めなくなっちゃった!」
私はそう言いながら、台所で朝食を作るママに駆け寄った。
「おはよう、小春。」
パシンッ
ママは挨拶と同時に私をひっぱたいた。
「ママ痛いよ。」
私は言った。
「本当に?」
ママは私に聞いた。
私はほっぺを触って感触を確かめながら答えた。
「嘘、痛くない。」
私がそう答えると、今度は手に持った包丁を私に突き刺した。
ズブリ
血がボタボタとこぼれた。
「ママ痛いよ。」
私は言った。
「本当に?」
ママは私に聞いた。
私は突き刺さった包丁を抜き差して感触を確かめながら答えた。
「嘘、痛くない。」
「小春、2度寝すればいいんじゃないかしら?」
ママは言った。
「なるほど、やってみる。」
私もそれに納得して布団に戻った。
布団に入ると、私は目を瞑り、眠くなる呪文を唱えた。
私は、すぐに眠くなってしまって、
すぐ眠りについた。