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6 政策の分類で分かること

挿絵(By みてみん)


政策全体の分類を知ると、

国、地方から世界にまで及ぶ、

現代政策の内容が分かります。


例えば国のソサエティ5.0という政策は、

狩猟・農業・工業・情報社会に続く、

AI社会への移行をめざした、

技術的政策ということができます。


同じくデジタル改革トランスフォーメーション(DX)も、

社会の情報化~AI化を図る技術的政策が、

行政管理/経済・社会政策と重なる部分を

示したものといえます。


この他にスマートグリッド、

スマート(スーパー)シティ、

マイナンバー、データヘルス、

EdTech(エドテック)活用などの政策も、

特に研究・開発/社会基盤(インフラ)政策

といった技術的政策と、行政管理政策、

経済・社会政策、人的資源政策が

重なる部分といえましょう。


また、国連の総合政策SDGsには、

5Ps(ファイブピーズ)という5つの要素があります。


それは環境の持続可能性をめざすPlanet(地球)、

経済の持続可能性をめざすProsperity(繁栄)、

社会の持続可能性をめざすPeople(人々)、

政策自体の持続可能性をめざす

Peace(平和)とPartnership(協働)です。


これらも、主に技術的政策、経済政策、

社会・人的資源政策、行政管理政策に対応します。


社会政策と人的資源政策は、

保健福祉というように関係が深いのでまとめ、

行政管理政策を、行政の世界化と分権化に応じて

平和と協働に分け、

防犯政策では、人を防犯技術の対象でなく、

社会・人間や政策実施の問題とみるといった、

実務的あるいは先進的な修正が

施されているだけです。


東京でいえば港区、新宿区、板橋区など、

地方自治体にも以前から同様の、

合理的で先進的な政策体系を

とっているところがあります。


逆に言えば、人類文明の発展に応じて、

国や自治体も行ってきたような総合政策の

地域や担い手を広げたというのが、

SDGsの意義なのでしょう。

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