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5 技術の分類で分かること

挿絵(By みてみん)


技術全体の分類を知ると、

技術と社会の関係を語る技術社会論の、

様々な名著の内容が分かりやすくなります。


例えば『第三の波』(A.トフラー)に書かれた、

文明の波を生み出す農業・工業・情報技術や、

『シンギュラリティは近い』(R.カーツワイル)の

時代を変えるAI技術は、まさに画期技術です。


それは経済・社会活動を大きく変え、

制度・政策まで変革するような技術、

文明の発展段階を分ける((かく)する)、

文字通り画期的な技術です。


ただし、畑や動力機関、電算機だけがあっても、

土木建築や機械、光通信といった技術がないと、

社会を大きく変えることはできないので、

そうした実現技術も不可欠です。


金属工学は動力機関、電子工学は電算機(コンピュータ)

ソフトウエア工学はAIを可能にしたように、

実現技術は新たな主力技術を生み出してきた、

という点からも重要です。


また、『サピエンス全史』(Y.N.ハラリ)にある、

法律概念、貨幣価値などの虚構(フィクション)により

人を動かす技術が、政策の実現を助ける

社会工学的技術です。


もっとも同技術の学問的な定義は、

〝自然科学に加えて人文・社会科学的な

知識も利用した技術〟なので、現実の知識に加え、

虚構も重要な役割を果たすということでしょう。


さらに、文明を次の段階に進めるうえで

重要な技術が研究・開発技術です。

現代科学は巨大科学(ビッグ・サイエンス)と言われるように、

大規模であり、政策的な支援が不可欠だからです。


技術の進歩や社会、政策の変化が加速化する今、

その重要性はさらに高まっていると思います。

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