第4話 接触後
第4話 接触後
日本とアルシンダ王国側の国々との国交開設は無事に終わり日本のインフラ技術を対価として地下資源・農作物を売却したアルシンダ王国側は急激な発展を遂げた。
アルシンダ王国 王都 アルシンダ 王宮
ここでは日本との貿易での経済状況の確認のために会議が行われていた。
「・・・によってニホンとの技術提供により前年度の税収を遥かに上回る試算結果となりました。このままいけば建国史上最大の黒字となるでしょう。」
財務卿の報告に軍務卿のカーミラが発言をする。
「陛下 ニホンとの貿易のお陰で現時点で既に大金を得ることが出来ました。その為軍事費の拡大をするべきだとおもいます。」
軍務卿の発言に外務卿も同意する。
「私も軍務卿の意見に賛成です。メールニア帝国が近年怪しい動きを見せておりもはやいつ動き出しても不思議ではありません。ここは軍拡およびニホンからの軍事技術の提供も依頼するべきです。」
最もな意見であり他の在席している貴族らも頷いていた。近年メールニア帝国は国内の問題も片付き数年ぶりに侵略戦争をする動きを見せている。
だが財務卿が発言をする。
「確かにメールニア帝国との準備も大切ですが内政の方にも力を入れなければなりません。4年前の亜種族らの被害の復興に未だ完全に回復したわけではなくこれを見過ごせば地方の領主達の財政が破綻してしまいます。」
そのとおりである。日本がこの世界に転移する前にエルミハナ大陸では亜種族との紛争が問題になっており、アルシンダ王国も4年前に大規模な襲撃を受け撃退したがその傷跡がいまだ地方では残っている。
メールニア帝国も被害を受けたが持ち前の軍事力で撃退し数年前に復興も回復したばっかりで亜種族の襲撃はそれほどまでに危険だったのだ。
現在は大規模な襲撃を撃退したために暫くは問題ないが復興と次は人間との戦争で悩まなくてはいけないため各国は苦労が絶えないのである。
軍務卿も外務卿もその問題については何度も聞いており、さらに地方の領主達の状況まで把握していたため苦虫を噛み潰したような顔をするしかなかった。
その後国王は決断をする。
「うむ、確かに復興も大事だがメールニア帝国との対策も大事だ。国境の砦の構築と飛竜の増産を行うよつに。ニホンにもメールニア帝国への危険性を伝えて軍事技術かどこかの土地を租借地として与え増援を依頼する方針で行ってくれ。」
「「「「畏まりました。」」」」
国王からの王命に臣下達は一斉に頭を下げる。
「そういえばニホンはメールニア帝国とはどう対応するのか誰か知っているか?」
国王からの疑問に外務卿が答える。
「は、どうやらニホンはメールニア帝国と国交を結ぶ方針のようです。」
「うむ、やはりか・・・メールニア帝国の事については教えたのか?」
「はい。ニホンの外交官にメールニア帝国について伝えましたが彼らは国交を結ぶ方針に変わりらないようです。」
「そうか・・・しかし不可侵条約を突きつけられるだけだろう。」
国王の呟きは誰に呟いたかわからないがむなしさが漂っていた。
最後あたり投げやり的な感じになってしまいましたが…まぁ許してくださいね。




