第1話 混乱
どうも初めまして作者の関東国軍です。
ちょっと短いのですが許してくれると嬉しいです。
第1話 混乱
2021年日本は突如地球から消滅した。
最初日本は荒れるに荒れた。突然海外からの連絡が途絶えたために全国で混乱が生じた。事の重大さを把握した行政府は緊急会議を開き状況の把握に全力を尽くした。
日本国 東京 首相官邸 危機管理センター
「海外からの連絡が一切途絶えたのは本当なのか?」
総理からの質問に防衛大臣が返事をした。
「はい アメリカやロシアだけでなく隣国である韓国や中国すらも連絡がなく、哨戒機による偵察では朝鮮半島があるはずの場所には未知の大陸を確認しました。」
防衛大臣の報告に室内ではざわめきが起こった。
「にわかには信じがたいことですが事実あらゆる国からの連絡が一切途絶えた現状では日本は別の世界に出現したと考えるのが妥当だと考えます。」
これに農林水産省の大臣が発言をする。
「となると今まで海外から輸入してきた食糧問題はどうなるのですか!?今、国内の食糧自給率は60パーセント程度でたとえ配給制にしても国内の食糧は10カ月持つかの状態なんです!その大陸で文明は確認できたのですか?」
「それにつきましては報告によると文明は確認したそうです。」
この言葉に室内に僅かではあるが安堵した雰囲気が出てきた。
「しかしながら確認した文明は恐らく中世ヨーロッパ程度の文明だという可能性が高いとのことです。」
この発言に農林水産大臣は少し青ざめる。
中世ヨーロッパ程度の文明では日本国内の食糧の不足分をとても輸出できる程の生産力を持っているとはとても思えないと思ったからだ。
「さらに驚くべきことにその哨戒機が言うにはドラゴンらしき生物を確認したとか、しかも甲冑を武装した人を乗せて。」
その発言にまたざわめきが起こった。既におとぎ話がみたいな話ではあるがまさかドラゴンまでいるとは思ってたいなかったからだ。
総理が質問をする。
「つまりその大陸は我々が知っている中世ヨーロッパではない可能性があるわけだ。ひょっとすると魔法なんかもあり、莫大な食糧を生産してるかも知れんぞ。」
総理の発言にちょっとした笑いが起こった。
確かにドラゴンなんかがいるのだからもしかすると魔法があって食糧問題の解決の糸口になるかも知れないという微かな希望が見えたのだからしかしそんな小さい期待にすがる程愚かな人間はここにいない。
「確かにそうかも知れませんね。しかしやはり自国内で解決できるように対策を直ぐにしなければなりませんね。」
「農林水産省としては漁業活動のより一層の活発化そして大規模農場等の設置を急がせます。」
「食糧だけじゃない石油や鉄、アルミ等の鉱物資源も不味いです。早急にその大陸と国交を結び輸入したい。特に石油は急いで見つけて貰わないとどんなに節約しても一年間が限界です。」
「うむ、やることは山積みだが、外務省には直ぐ様国交開設のための外交官を送るよう頼む。念のため護衛として護衛艦も動員しよつ。」
総理の発言に外務大臣と防衛大臣は頷く。
「畏まりした。直ぐ様調整をし国交開設をしたいとおもいます。」
「頼んだぞ。」
そして一月後に外交官を乗せた巡視船と護衛艦の艦隊が大陸に向けて出向することとなった。
日本の未来をどのような展開となるのかまだ誰も知らない。
結構執筆するのって大変なんですね…ちょっと舐めてましたわ
次のお話は多分未知の大陸側の反応のお話だと思います。
ここまでで不自然なところがあればご指摘ください。