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6話:妹はヤンデレで重度のブラコンでした

りつかたん、かわいいよ!

 律華の事は大丈夫だろう。、そう自らに言い聞かせ俺は眠りに着くのだった。


 寝ていた俺は違和感に気づき目が覚め、その違和感はベッドからであった。

 眠たいながらも重い瞼を開け布団の中を確認すると……


「あれ? おにぃ起きちゃった?」


 テヘペロ、と舌を出した律華であった。


「なあ一ついいか?」

「一つと言わず何回でもいいよ♡」

「……なんで俺の布団に? 律華の部屋は向こうだろ?」


 これは人生の中で一番不味い状況だ。てかなんで俺の布団の中に……


「……ダメ?」


 上目遣いで懇願する律華だがこの年になって妹と一緒に寝ることなんてできない。

 なので――


「ダメだ。自分の部屋で寝なさい」


 ――ダメなのだ。


「わかった……その代わり朝はしっかり起こすからね?」

「ああ。おやすみ」

「うんっ、おやすみ」


 自室に戻って行った律華。俺はそんな律華の背中を見て不安を覚えるのだった。


 ――翌朝。


(うっ、お、重い……)


 俺の目覚めはお腹の上に掛かる重さで目を覚ました。何故重いのかが理解できないでおり、体を起こそうとして重くて起きおがれない。

 毛布の中を確認すると――下着姿の律華がいた。


「なんでぇぇぇ!?」


 朝一番の声が驚きの声であり、そんな俺の声に律華が気付き目が合った。


「あっ、おにぃ起きた? おはよう。朝ごはん出来てるよ?」

「おはようって違う違う! そうじゃない! なんで俺の布団に律華が居るんだよ!?」

「え~、だっておにぃを起こしにきたら気持ちよさそうに寝ていたから、つい♪」


 テヘペロッと舌を出す律華。そんな律華に俺は平然を装って尋ねた。


「それよりもさ」

「ん? 何で下着姿なんですかね~?」


 俺の質問に律華は答えた。


「おにぃの温もりを感じたくて。下着も脱ごうと思ったけどその、恥ずかして……」


 頬を赤く染め恥ずかしがる我が妹律華。


(なら服も着てくれよ……)


「起きるから部屋から出て行ってくれ」

「むぅー……」

「ほらほら」


 無理やり体を起こし律華を起き上がらせたのだが……


「んっ、おにぃ何処触ってるの?!」

「ちょっ、それは誤解だって!」

「いいからさっさと部屋から出て行け! 着替えられん!」

「私はいいのに」

「俺がダメなんだよ!? いいから」

「……分かった」


 律華は渋々と部屋から出て行った。

 起きて着替えようとしたのだが……


「あれ? 俺の制服何処だ? もしかして……」


 俺はパジャマのまま下に降りると、律華が俺の制服をギュッと抱いていた。


「おい律華。何をしているんだ?」

「他の女が近寄らないように私の匂いを染み込ませていた」

「はぁ……いいから寄こせ。着替えられない」

「はい」


 少し生温かい制服を受け取り部屋に戻り着替える。

 そして朝食を済ませゆっくりしていると……


「おにぃ一緒に行こう! 途中まで一緒でしょ?」

「急にどうした? いつもなら一緒に行かないのに」

「それはおにぃが私の事『大好き』って……」

「それはそれ。これはこれだ。先に行け。俺は部活も何もないからゆっくりでいいんだ」

「でも……」

「いいから早く行きなさい。部活に遅れるぞ」


 しばらく間が空いたが律華は諦めたのかコクリと小さく頷いた。


「行ってきます……」

「おう」


 律華の好感度を確認すると70%に落ちていた。

 好感度が落ちたことに対して俺はホッと胸を撫で下ろし、律華がいなくなった家のリビングで少し考えていた。


 まさか律華があそこまでのブラコンであったとは……


 嬉しい半分律華にはお兄ちゃん離れをしてほしい。これでは将来が心配だ。


 まあ小さい頃は「お兄ちゃん!」と甘えてきた妹だが、中学生になってからはいつもツンツンとしていた。俗に言う「お兄ちゃん離れ」だったのだろう。


 ふと時間を確認すると登校する時間となっていた。


「そろそろ行くか。四ノ宮さんが気になるしな」


 好感度がである。もう一度言う。『好感度』、がだ。

 律華のことは帰って来てからにして俺はカバンを持ち学校へと向かうのだった。




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