第3話 求めているのは清楚じゃねぇ...
楽しいです!
迷子の女子「?」
ぼくががっかりきているのを不思議そうに見ている同級生。どうすればいいのだろう。現在地は不明。同級生は迷子。そしてぼくも迷子。
考える。考えて考えようと思った、が。しかし!ある可能性に思いたった。
こいつが、もし、もしだが。ビッチと呼ばれる類の人間ならばと。仮定すれば。この先のために仲良くしておくのは悪くない手...いや入学式に出て知らないおっさんの話を聞くよりもだいぶいいぞ...うん。入学式サボろう。
ぼく「ねぇ...入学式サボって話をしない?君と仲良くなりたいんだ。」
しかしこの計画には穴がある。たくさんのな。まず、相手には、入学式をサボる度胸があるか。それと初対面の人間に人見知りしない人間なのか、というかビッチじゃなかったらと考えると...いや。もう遅い。
それに話せる人が登校初日からいるというのは陽キャに近づく一歩なはず。ぼくは相手のの反応を待つ。
ビッチの可能性「...襲わない?」
これには言葉が出ない。もしやぼくは変態と呼ばれるような顔をしていたのか...!?
と体を震わせていると。
ビッチの可能性「その顔は、合格。影のある所に行こ」
合格?なんなんだこのメガネ。ビッチだったら許したいが、まだわからないからな。だが。
ぼく「ひとつ言わせてもらっていいかな?」
メガネビッチ(仮)「...なに?」
ぼく(童貞)「ぼくは襲ってくれて構わないよ?」
童貞は道程を選ばないのだ。
ビッチ(願望)「...変態かな?」
少し傷ついた。