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第5話

???「うーん」

???「ここはどこだ?」

《明らかに自分の家ではない天井が見える》

《起き上がって周りを見てみるとここが病院だとわかる》

???「あー俺ヒロの家で倒れたのか」

和樹「まさか俺も女に!?」

和樹「よかった…男のままだ…」

和樹「まさか倒れるとはな…」


???「あ!和樹!起きたんだね!!」

《真っ先に和樹の所に来たのは彩香だった》

彩香「いやー和樹が倒れた時はびっくりしたよ」

彩香「ヒロが1人で持ち上げようとしてるんだもん」

彩香「男の時ならできたんだろうけどヒロの体はもう女の子だからねえ」

和樹「そりゃ持ち上げられないわな笑」

彩香「私でも無理だからね笑」

和樹「え?無理なの?」

彩香「ほう、しばかれたいようだな笑」

和樹「待ってこっち倒れた人」

彩香「嘘だよ」

ヒロ「あー!!和樹起きてる!!なんで彩香教えてくれなかったの!?!?」

彩香「和樹のこと見ないでご飯食べてるヒロが悪いんでしょー」

ヒロ「ええ!」

和樹「ヒロ、口元。」

ヒロ「え?」

《ヒロの口元にはおそらくさっき食べたであろうなにかが付いてたのであった》

ヒロ「ありがとう和樹!」


彩香「さっき先生から聞いたけど今日は和樹病院にいないとダメだそうだよ、軽い栄養失調だって」

和樹「うーん、わかった」

彩香「それじゃあ私たちは帰るね、ガールズトークしながら笑」

ヒロ「俺は男だ!!」

彩香「見た目は女の子なのになー」

ヒロ「うるせえ!!」

ヒロ「じゃあね、和樹。また明日」

和樹「気をつけて帰れよ。また明日」



彩香「ヒロと2人きりなんていつぶりかな」

ヒロ「全然覚えてないなあ、まず2人の時なんてあった?」

彩香「わかんないなー」

彩香「でもこんな可愛い美少女と歩くのは初かな笑」

ヒロ「彩香は女になったこと本気でいじってくるなあ」

彩香「ヒロはどうするつもりなの」

ヒロ「なにが?」

彩香「これから、男として生きるか女として生きるか

ヒロ「まだはっきり決まってない」

彩香「そっか決まったらまた教えてよ」

ヒロ「わかったよ」

彩香「じゃあうちこっちだから」

ヒロ「家まで送るよ!」

彩香「ヒロも女だし別にいいよ」

ヒロ「あ、そっか…」

ヒロ「わかった、おやすみ」

彩香「おやすみヒロ」



麻理「お兄ちゃん起きろおおお!!」

麻理「あ、お姉ちゃんがよかった?笑」

ヒロ「俺は男だ!多分!」「お姉ちゃんでもいいよ」

麻理「なにそれ笑」

ヒロ「って今日土曜じゃん!なんで起こしたの!?」

ヒロ「もっかい寝る!」

彩香「へー私との約束を守らないで寝るんだー」

ヒロ「彩香!?なんでこんなとこいるの!?」

彩香「今日一緒に服買いに行く約束したでしょ…」

ヒロ「え、そうだったっけ」

ヒロ「ごめんすぐ用意する」

ヒロ「お待たせ!用意できたよ!」

彩香「それじゃあ行こうか」

ヒロ「どこ行こう」

彩香「駅前のデパートでいいんじゃない?ヒロちゃん」

ヒロ「ちゃんはやめろちゃんは」女「はいはいなんだよちゃんって」

彩香「まあまあいいじゃん。いこ!」

ヒロ「そうだね…」

彩香「これとかどうかな!」

ヒロ「そんな可愛らしいの似合うかな…」

彩香「似合うって!一度試着してみよ!」

ヒロ「えぇ…」

ヒロ「どう…かな…」

彩香「すっごい!似合ってる!」

ヒロ「本当?ありがとう」

彩香「次は下着とかだね…」

ヒロ「下着はいいよ!」

彩香「いつまでも麻理ちゃんの借りるわけにはいかないでしょ!」

ヒロ「それは…たしかに…」

彩香「さ!それも買いに行こ!」

彩香「ふーたくさん買ったね」

ヒロ 「なんで全部俺が持ってるの?」女「なんで全部私が持ってるの…?私も女の子なんだけど」

彩香「私は今日選んであげたからね」

ヒロ「う…おっしゃる通りで…」

彩香「ご飯食べて帰ろ!」

ヒロ「いいよ〜」

彩香「なに食べる?」

ヒロ1「ここはおしゃれにイタリアンとか行こう!

彩香「いいねえ〜」

彩香「じゃあそこにいこうか」

ヒロ「ここにして正解だったね」

彩香「そうだね並んでないし美味しいし!」

彩香「あのさ…ヒロ…」

ヒロ「ん?」

彩香「あのさ、私好きな人がいるんだよね」

ヒロ「んん!?」

彩香「私さ」

ヒロ「それ俺が聞いていいの?」「それ私が聞いていいの?」

彩香「ヒロにしか話せないの」

ヒロ「わかった真剣に聞くよ」

彩香「ありがとう」

彩香「私ね…」

ヒロ「うん…」

彩香「和樹が好きなの」

ヒロ「うん…」

ヒロ「うん!?」

ヒロ「和樹!?」

ヒロ「和樹ってあの和樹!?斎藤和樹!?」

彩香「うん」

ヒロ「いつから?」

彩香「ずっと昔から」

彩香「だからヒロが女になった時『これはもうダメだなー』って思ったんだよ」

彩香「でもヒロがその気がないなら譲ってくれないかな?」

彩香「ずっと昔から好きだから」

ヒロ「いいよいいよ全然譲るよ!」

ヒロ「今から和樹のこと異性として見れないし!」

ヒロ「全力で応援するよ!」

彩香「よかった!さ!食べよ!冷めちゃうよ!」

ヒロ「うん!」

ヒロ(なんでこんなにモヤモヤするんだろう、和樹が彩香につきっきりになるのが寂しいのかな?)


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