第4話
彩香「ヒロの家来るなんてほんと久しぶりかもー」
ヒロ「小学生以来じゃないか?」
彩香「そういえばそれくらいかも!でも遊んでたのになんで家行かなかったんだっけ」
和樹「ヒロが彩香を一度誤って押し倒したんだ」
和樹「それで彩香が怒って『もうヒロくんの家来ない!』ってなったわけだな」
和樹「今思えば小学生で押し倒すって相当だな、ヒロ」
ヒロ「事故だっつーの!!」
彩香「もしかして私今から押し倒される!?」
ヒロ「押し倒さねえよ!部屋の中も暑いけどまあいい、入るぞ」
麻理「お兄ちゃん!!なにこれ!!!!」
《麻理が鬼のような形相をしている、その手にはいかがわしい本があった》
ヒロ「それはだな、男には必要なものでな…」
彩香「さいてー」
麻理「彩香さん逃げて!そいつはただのケダモノです!」
彩香「きゃー助けて麻理ちゃーん」
ヒロ「お前らな…」
和樹「待って!」
3人「?」
和樹「麻理ちゃん!その本をよく見せて!」
麻理「え、あ、はい…」
彩香「なに和樹も興味あるの?気持ち悪いーねぇー麻理ちゃん」
麻理「はい、正直死ねばいいって思うくらい気持ち悪いです」
和樹「見てこの人!」
麻理彩香「なんてもの見せるの気持ち悪い!」
《それもそのはず和樹が開いたページには女の人が男のアレを咥えながらロープで縛られてる相当マニアックな人が見るページだったのだ》
ヒロ「和樹それは流石に俺も引く」
和樹「今のヒロに似てない!?」
彩香麻理「言われてみれば…」
ヒロ「え?そうなの?」
彩香「服とか着せてしっかりさせれば今のヒロにだいぶ近いかも」
ヒロ「俺縛られるの!?」
和樹「そんな話はしてないだろ…」
ヒロ「え?そうなの?」
和樹「ヒロ、昨日の夜この人と何かなかったか?」
ヒロ「い…た」
3人「え?」
ヒロ「抜いたんだよ!その人で!悪いか?気持ち悪いか?男ならしょうがないだろぉ!?年頃男子高校なめなんなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
和樹「まあそんなところだとは思ってたよ」
彩香「ごめん無理」
麻理「お兄ちゃんもうこの家から出ていって」
ヒロ「ねえ女性陣が冷たすぎない?」
和樹(まさかそんなことで本当に女になるのか…?)
和樹「ヒロ!少し部屋を見せてくれ!」
ヒロ「いいけど…」
和樹「特に変わった様子もないか…」
ヒロ「そりゃそうだろ…昨日まで俺が普通に生活してたんだから…」
和樹「昨日アレした時に何か変な感じなかったか?」
ヒロ「うーん、女になりたいって思いながら果てたことくらいかな…」
和樹「まさか…それでか…?」
和樹「そんなことで女になるのか…?」
和樹「頭痛くなってきた…なんだこれは…」
《バタン!〈何かが倒れる音〉》
ヒロ「ちょ!和樹!大丈夫か!?今すぐベッドに…」
ヒロ「ふぬぬぬぬぬぬぬ、くっそ女の力じゃ足りねえ!」
ヒロ「彩香!麻理!力を貸してくれ!」
麻理「え?どうしたの?」
彩香「か、和樹!?」
麻理「和樹さん!?」