釘1
産まれた年も場所も覚えてなくて、もう何年生きたのかも分からない。覚えてるのは最近の出来事位で、時は170年前に遡る…
………
「ちょ、ちょっと待ってくださいw」
「何だよ、せっかく思い出して話してやろうと思ったのに」
「最近って三日四日前のことじゃないんですか?w」
「仕方ねえだろ…不老不死なんだから…」
「どういうことですか?」
「今話そうとしてたとこだわ!」
「す〜み~ま〜せ〜ん〜で〜し〜た〜w」
(ノシ 'ω')ノシ バンバン༄༅༄
「やめろぉぉ 」
機械の腕が地面をバンバンと叩いて強風を作り出す。
「おりゃぁぁ」(ノシ 'ω')ノシ バンバン༄༄༅
「わかっ、わかったから!許すからぁっやめてくれぇ~」
「はいっ」(*˘︶˘*)
ドヤ顔して腕を止める。
「はぁ…続けるよ」
………
俺は薄暗い部屋にいた。周りには同じ位の年の男女が全員裸で床に転がっていた。
「すみません、ここどこですか?俺記憶無くて…」
「………」
「あの、」
「……」
俺の周りに居た男二人に話しかけたが返事もろくに返してくれず何も話さなかった。
遠くから人が歩く音が聞こえた
『今日のはどれにしようかな~』
『私は女がいいと思います!』
『じゃあ女にしよう』
『賛成~』
白衣を着た二人の禿げた男が陽気に話しながら近付いてきた。
「おい!俺の妹をどこへやった!」
さっき話しかけた片方の男が鉄柵越しにハゲ共へ怒鳴る。
『え?なに?聞こえなーいww』
『???語で話してくれない?wあ、ごめん猿は考えれないもんねw』
「どこにやったんだよ!」
『はぁ…』
『教えてやろうか?』
『可哀想だよ猿にはw』
『お前の妹は実験価値無くなったから今頃金持ちに売られて奴隷だよwお前ら不老不死は奴隷としての価値が高いからなwwいい小遣い稼ぎになるぜw』
「は…?」
『うわw言っちゃったw酷いね~w』
『あ、ちなみに男は奴隷じゃなく処刑だからwそうだ♪こいつ処刑行きにしない?w』
「ちょ…」
『決定♪』
ギシギシと鉄柵が上に上がりハゲ二人が入ってきた。
「まって、くれ…」
『いひひひw』
『処刑の時間だよNo.42219。』
「助けてくれ!あぁ、そうだアイツあの白髪の奴、アイツを連れてけ!俺は、、まだ死ねないんだよ!」
『あぁ、No.5648ね。アレはダメだ。それに死ねなくても死ねるように何回も殺せばいいからw』
俺を贄にして生きようとした男は連れてかれた。
「そうか、俺の名前5648ね。覚えておこう」
夜、遠くから昼間連れてかれた男の叫び声が鳴り響く
「うるっさ」
寝れねぇじゃん。と思い隅にうずくまっていると突然ハゲが入ってきて虚ろな目をした女を連れていった。
結構早く戻ってきたが、手足が無くなって胴と顔しか残っていなかった。顔と胸、腹には殴られた跡が有り脇腹と首には穴が空いていた。
『やっぱ女はいいなw叫ぶし穴あるしなw』
『再生すっかなぁコイツwま、無理ならコイツらの食料にでもすればいいかww』
と女を俺の前に投げて帰っていった。
さて、寝よう
ヒュー…ヒュー…
何の音かと思ったら死にかけの女だった
「は…す…け……ヒュー…くぁ………ぃ……」
何言ってるかわかんないけど、
「君いると俺寝れそうにないから殺してあげる」
俺はニッコリ笑って女の首を折った。
…ツヅイタライイデスネ。