97話:ユッチのおすすめ〜カカの天下〜
「ケンは講釈長過ぎ! ボクが今『小説家になろう』で一番面白い小説を教えてあげる!」
ふむ、なんだそれは?
「その名も、『カカの天下』!!」
「ほー、カカア天下? 奥さんが強そうな家庭だ」
「違うって! 『カカの天下』! カカって言う小学5年生の女の子が主役の小説だよ! スポーツ万能、運動神経抜群、面白い事が大好きな子なんだ!」
あ、そうなんか。
「……校庭のカカは皇帝閣下! カッカッカッカッカ…………」
……あれ? すべったか? なら……
「オカカカカ食べ、カカカタタタキ!」
……えと……。
「……えーとだな、スポーツ万能の女の子って校庭では大人気で王様っぽそうじゃん? だから皇帝閣下なんだよ。2つ目のはカカちゃんがオカカおにぎりを食べて、そのお礼に肩たたきしたって意味なんだが……言ってみるとめちゃくちゃかむんだぞ……」
ギャグとか早口言葉の解説って恥ずかしいんだが……。
「ヤス、皇帝の場合は『閣下』じゃなくて『陛下』だぞ」
ケン、ギャグに冷静につっこまないで!
「ヤス兄、『オカカカカ食べ』じゃ、『オカカおにぎり』がカカちゃんを食べてるよ」
ふむ、それはそれで面白いからいいや。
……ユッチには白い目で見られてる。
てめえ、空気読めって目で見てるよ……。
「……ごめんなさい。言ってみたくなりました」
俺にボケは向いてないなあ。
「いい? 話し続けるよ。さっきケンが毎日更新は大変だ! って言ってたけど、この『カカの天下』は1年以上も毎日更新を続けてるんだよ! すごいよね! それに基本は1話完結だからどこから読んでも楽しいよ! ほんとおすすめ!」
ほうほう、それなら長い話でも関係無しに読めそうだ。
「そうだな。『カカの天下』は『ファンタジー』でも『恋愛』でもないのに、毎日2000人以上もの読者に読まれてる。万人に親しまれる話だと言う事だな」
なるほど。
「基本的にはコメディだから、気を張りつめて読む必要は無いよ」
「おお、それはサツキが大好きそうじゃんか。サツキ、読んでみよか」
「そうだね! 笑えそうだし」
笑える話は最高だもんな。
「俺のおすすめはサエちゃんだな」
「ケン、サエって誰?」
「カカちゃんの親友。プラスカカちゃんの想い人」
ほうほう、カカちゃんはサエちゃんと言う子に恋してる訳か。
サエちゃんって男だったのか。 女の子っぽい名前だったから勘違いしてた。
「どんな人なんだ?」
「んー、一言で言うなら『黒い』」
「なんだよ、それ!? わけ分からんよ!」
「ああ、『腹黒い』って事だな」
「……それ、いいやつなのか?」
「ああ、最高だ! 人を小馬鹿にしまくってる所が面白い!」
「駄目じゃん、むかつくじゃん!」
「違うんだなー、サエちゃんは最後の一線は踏み込まない子だぞ」
「……どういう意味だ?」
「小馬鹿にしつつも、ちゃんとその子が本当に傷つく事は言わないような子だぞ。 自称『黒い』だけど、俺としては実は『純白』も似合うんじゃないかって思うね」
ほー、それはそれは。
「ああ、でもいっぺんやりすぎちゃってカカちゃんのお母さんに怒られてたなあ。サユカちゃんの初恋デートの時」
まあ、やりすぎちゃう事は誰にだってあるさ。
その後、きちんと反省する事が大事だ。
「ボクのおすすめはトメさん!」
「誰それ?」
「トメさんはカカちゃんのお兄ちゃんなの! トメさんのシスコンっぷりは共感できるよ。妹に毎日ツッコミいれてる、やさしいお兄ちゃん!」
おお、それは面白そうだ。
「初恋はお姉ちゃんだしね」
「トメさん! 親友になりましょう! ……あ、小説か」
残念。家族自慢し合いたかったのに。
「ヤス、カカちゃんとトメさんは本当にいるぞ」
お、それは本当なのか?
「分身がラジオに出演してるぞ、全国放送で流れてる。知る人ぞ知る!という局だけどな」
「分身って何!? その時点でおかしいだろ!? 大体知る人ぞ知るって何さ!? わざわざ隠してるのか!?」
「まあ、それは大人の事情ってやつだ。気にするな」
ケン! ちゃんと説明しろ!
「ええと、タイトルは『カカラジ!』だったな。毎日放送してる訳じゃないけどな」
「……いつ放送されてるんだ?」
「25日に1回流れてる、前回は7月3日だったな」
「25日に1回って何だよ!? 普通は1週間に1回とか、1月に1回とかじゃね!?」
「まあ、それは大人の事情ってやつだ。気にするな」
またかよ!? 気になるよ! 25日って何!?
「今度の放送は7月28日、もしくは11月30日だな」
「何で2つ? 11月30日ってめっちゃ先やん」
「まあ、それは大人の事情ってやつだ。気にするな」
「そればっかりじゃん!」
「最近カカちゃんとサエちゃんは結婚したらしいぞ。」
「カカちゃんって小学5年生だろ!? どうやって結婚するんだよ!?」
「まあ、それは子供の事情ってやつだ。気にするな」
「大人を子供に変えたからって言ってる事ほとんど同じだよ!」
「10月のどっかだったな」
「ずっと先じゃん! まだ7月だよ!?」
「うう、ボクの紹介のはずなのに、ケンに奪われたあ……しかもヤスも途中からケンとの話に夢中になるしい……」
「ユッチ先輩、気にする事無いですよ。ケンちゃんは元々そう言うキャラですし。ヤス兄もケンちゃんといるときはいっつもあんな感じですもん」
「サツキちゃん! ありがと! サツキちゃんってほんといい人だね!」
「でも、ヤス兄は私が話すときはケンちゃん無視して聞いてくれますけどね」
「……おにー、サツキちゃんなんか嫌いだあ!」
「兄の自慢したかっただけです、ごめんなさい」
「サツキちゃん、本当にヤスの事大好きだねえ」
「ま、まあ……それはいいじゃないですか! それより、『カカの天下』、読ませてもらいますね」
「あ、うん! 是非読んで! 絶対絶対絶対おすすめだから!」
「はい! カカちゃんって実際にいるんですよね。カカちゃんにもいつか会ってみたいなあ」
「あ、ボクも! 会ってみたいね」
「あ、そういえば、もうすぐ県大会なんですよ。夜更かしは辛いんで、悪いんですけどゆっくり読みます」
「気にしない! もうすぐ県大会なんだ。応援行ってもいい?」
「もちろんです! 是非来てください!」
いつの間にユッチも応援に来る事になってんだ?
こんにちは、ルーバランです。
ルシカ先生、ありがとうございましたm(__)m
ルシカ先生の了解は得てますので、お気になさらずにお願いします。
……あれだけ小説内で著作権無視しといてというツッコミもあるかと思いますが^^
面白い小説を紹介するって難しいですね。
カカ天は面白そうだと思っていただければ成功かなとおもってます。
使わせていただいたお礼としてリンク先を貼っておきます。
それでは。