表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
55/442

55話:サツキ誕生日会、バトル開始

「さて、サツキちゃんとヤスはモノポリーというゲームを知らないんだったな?」


『まったく』


「よろしい!ではこのケン様が教えてやろうではないか!」


何でそんな偉そうなんだ?


「プレイヤーはすごろくと同じようにさいころを振って、ボード上を周りながら、他のプレイヤーとボードの上のこの不動産を取引することにより、自らの資産を増やし、最終的に他のプレイヤーを全て破産させれば勝利だ! Wikipediaを参考にして、俺なりに言い直してみたぞ!」


「勝手にパクるな!それは盗作だぞ!」


「ヤスよ。参考にする事は別に盗作ではないぞ。人の物を無断で転載、乱用する事が盗作なのであって、参考にする事は盗作にはならない。なにも言わずに使ったら盗作になる。だからWikipediaを参考にして書いたとキチンと言えば、別に問題は無いのだぞ!大体今までお前、俺たち今までどれだけパロってると思ってんだ!」


「くっ、確かに……しかし、パロるのはいいのか、知らなかった……」


「そうだ、大体そんな事を言ったら、2次創作物はどうなるんだ?あれは全て盗作か?」


「確かに……俺が間違えていたのか」


「ヤスが馬鹿なだけだ。あ、だからと言って海賊版は犯罪だからな」


「ん?さっきの言い方なら、パクリは駄目でも参考にしただけなら海賊版もいいんじゃないの?」


「お前、本当に馬鹿だな〜、ニセブランドモノとかに本家がどれだけ被害こうむってると思ってんだ?中国とかあり得ねえだろ、オリジナルと言い張ってミッキーやらドラえもんが遊園地で歩き回ってたんだぞ、韓国もセブンイレブンとかファミリーマートを真似してセブンファイブにファニーマートってあるんだぞ、OKなのはあくまで参考にして、独自のものを作り上げることだ」


よく知ってるな、何でそんな事知ってる?


「2次創作だって遊びの範囲内ならOKってだけだぞ。ドラえもん最終回の同人誌とか、裁判沙汰になりかけたじゃん」


「そなの?」


「そうそう、同人誌なんて取り締まってたらキリがないから普通はほっとくんだけど、あんまりにも売れちゃって、しかも内容が内容なもんだから、小学館が著作権侵害だ〜って。普通はそんなん無いのに、書いた人悲惨だよな」


「うわ、小学館も変な事してんな〜……小学館には結構好きな漫画家も多いのに」


ってか何でそんな雑学は知りまくってんのに、成績は悪いんだ?勉強にもちょっとは頭使えよ。


「ヤスも気をつけろよ、今度コメディ小説書くんだろ?楽しみにしてるからな」


「書かねえよ!いつそんな事言った!?」


「ふっ……まあ、期待してるよ」


なんか含みのある言い方するな。


「ヤス兄、ケンちゃん。話脱線しすぎ。早くモノポリーしようよ」


「そうだな、そんな事は置いといて、結局モノポリーとは頭をすごく使う人生ゲームと思えばいいんじゃないか?」


「……なかなか難易度が高そうだな。覚えられるのか?」


覚えられないのなら、やってもつまらんし。


「ヤス、こう言うゲームはやりながら覚えればいい。……ケンは経験者ではないのか?」


ポンポコさんの言う通りだな。やりながら覚えればいいか。


「残念ながら、俺も今日初めてだ」


「ふむ、では私が銀行係をやろう。お金や権利書、物件を管理する係だ。……ふふふ、モノポリーの恐ろしさを見せてやろうではないか」


なんかポンポコさんが怖い!


「ところで、何か罰ゲームはやるか?」


「ケン、変な事いうな!そういう罰ゲームをつけて、勝てたためしがないんだ」


俺は即座に反対したのだが、


「もちろん!スリルがあった方が面白いもんね!」


サツキは即座に賛成。


「ふむ、兄弟でやった時は罰ゲームなど無かったが、あるのもいいかもしれんな」


ポンポコさんも賛成してしまった。

……俺はいつも少数派に属している気がする。


「じゃ、最下位だった人は、さっきの法被ハッピを着て、ついでに1位の人に顔に油性ペンで落書きされた状態で明日学校に行く事。」


「きついっすよ!明日生徒指導室に連れて行かれるって!」


「ヤスと俺、サツキちゃんも中学校で何度も経験してるだろ?大丈夫だ」


確かにそうだけどな!やな経験だな、おい!


「うむ、私もそれでいいぞ」


ポンポコさん!ほんとリスクを考えましょう!


結局その罰ゲームのまま、やる事が決定してしまった。


順番は


1、サツキ

2、ケン

3、俺

4、ポンポコさん


となった。このゲームでは、最初にマスに止まった人が土地をゲットできるらしい……ってことは順番が1番の人が有利なんじゃないのか?


各自に1500ドルを配って、勝負開始だ!


ターン1:サツキ


「えと、3、だね」


3動いたその先は


「ここは不動産の場所だ。購入すれば、その後そのマスに止まったプレイヤーがサツキにレンタル代を払わなければならない」


「購入しなかったらどうなるんですか?」


「購入しなかったら、競売にかけられるが、序盤はどんどん購入しておいた方が有利だ。終盤になって土地も権利も何も持っていなかったら絶対に勝てないぞ」


「わかりました、買います」


ポンポコさんの説明により、サツキは土地を購入した。


「手に入れた土地は、自由に他の人に売る事が出来るぞ。他の人の土地と交換するという手もあるから、覚えておくといい。これらを交渉と言って、モノポリーでは一番の醍醐味だ」


「うん、ポンポコ先輩、わかりました」


「あと、様々な色の土地があるだろ?同じ土地を集めると、家を建てたり、ホテルを建てる事が出来る。だから、交渉の時も同じ色の土地を集めるように交渉するのがいいな」


ふむふむ、中々参考になるな。しかし……


「ふっ、ポンポコさんよお、そんなに俺たちにアドバイスしてもいいのかい?俺のボードゲームの強さを知らないな」


「ヤスの発言はモノポリーの奥深さを知らない素人のいう戯れ言だな。本当の強さは人から聞くのではなく自分でつかんでいかないといけないというのに……」


ポンポコさんも中々言う。倒しがいがありそうだ!


ターン1:ケン


「俺は、5、だな」


「これは鉄道だ。一気に次の駅に移動する事が出来る。1周回るごとに200ドルはいるから、早く回った方が勝負に有利になる。だから鉄道を買い占めるというのはこのゲームでは重要な事だぞ」


「よし!買った!」


ターン1:俺


「俺は、6、か」


「そこも土地だな。購入するか?」


「もちろん」


ターン1:ポンポコさん


「私は……3か」


「あれ?私の所に止まったね?」


「うむ、今サツキの所有地に止まってしまったからな。サツキに4ドル支払わねばならんのだ」


「へぇ、そうなんだ……とりあえず、一歩リードだね!」


サツキが嬉しそうだ。ククッ、まだまだ序盤というのに、そんな風では勝ち目はないぞ!


「と、このようにぐるぐると順番にさいころを振って、土地を買い占め、相手を叩き潰すのが目的だ。大体の流れは分かったか?」


『OK!!』


覚えたら、こっちのもんだ!絶対負けん!


こんにちは、ルーバランです。


ほんとはブログで書こうと思ってましたが、この舞台は2008年です。今年ですね。


2008年5月って何があったかなと思いながら書きました。


韓国のパクリ話は矢場トンの事書こうと思ってたんですが、記事になったのが2008年6月26日だったので断念。 気になったら「韓国 矢場トン」で検索してみると色々でてきます。


これからもよろしくお願いします。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

小説内で使わせていただきました。ありがとうございます
カカの天下
オーダーメイド
ええじゃないか
うそこメーカー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ