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301話:クリスマスパーティ、開催!

今日は12月24日、クリスマスイブ……と言っても今日は午前中部活だったりした。

アオちゃんとゴーヤ先輩はこれからデート、ポンポコさんは家族でどっかに行くらしいけど、それ以外の陸上部員は用事がない。

という訳で、暇人陸上部員でクリスマスパーティでもするかあという話になっている。メンバーは俺とサツキとケンとユッチとキビ先輩の5人。

明日は俺とサツキとケンの3人で教会に行ってみようという話になってるから、明日にパーティすることはできないし、今日やるのがベストだろう。


「ヤスヤスう! どこにいくんだあ?」


「えっと……なんも考えてないぞ。ユッチの家でいいんじゃん?」


ちょっと遠いけど、ユッチの家が一番広いし。


「えええ? ボクの家? もっと別のところ行こうよお。せっかくのクリスマスなんだからあ」


「ユッチ、クリスマスパーティってのは基本的にはホームパーティだと思うんだが」


カラオケ店の1部屋を借りてわいわい騒ぐのもありだと思うけど、普通はホームパーティをやる気がする。


「ふうん、そんなもんなんだあ? けど、ボクの家は今日は無理! ボク、今日はできる限り遅くに帰るってお姉ちゃんと約束してるからあ」


そうなのか。じゃあしょうがないな。


「キビ先輩の家はどうですか?」


「私の家もちょっと駄目かな。私、今日と明日は外でぶらぶらする予定だし」


自宅にいること禁止されてんのか? 何で?

つっこんで聞いてみたいけど、あんまり話したくなさそうなので、触れないでおこう。


「ヤス兄、やっぱり今日も私たちの家でいいんじゃない?」


自分の家でやると、片付けがめんどくさいというのがあるんだよなあ。

ま、サツキがいいって言うならいいか。


「んじゃ、俺とキビ先輩で必要なもん適当に買ってくるっす。サツキは先家帰って準備しといて」


「何でキビ先輩?」


サツキが不審そうに聞いてくる。や、ただなんとなくキビ先輩がいっかなーと思っただけで、そんな深い理由があるわけじゃないんだが。


「サツキが帰らないと家あかないし、ケンが先行ってくれると適当に飾りつけしてくれるし、ユッチが先行ってくれるとサツキと適当に料理作ってくれる気がするし。ユッチ、サツキ、冷蔵庫にあるのなんでも使っていいんでよろしく。キビ先輩いるから肉料理多め、さめてもおいしい料理という感じでよろしく」


「あいさー」


「わかったあ」


おし、なかなかいい言い訳だったんじゃないかな……さてと、何がいるかな。


「ヤス、あれだけは絶対買っていこうね!」


……あれ? あれってなんだ? クリスマスには絶対必要って言うようなもの……わからん。


「キビ先輩、あれって何ですか?」


「うまい、ふとい、おおきい!」


「……ゆっふぉー?」


頭の後ろからぴょこんと手を出してみる……なんとなくピンクレディー。


「違うって、肉だよ! 肉棒だよ!」


「太くっておっきい肉棒?」


……あれのことか? や、ちがうよな……でもあれしかないよなあ。


「キビ先輩、変態ですか? というか何を買えというんですか」


……キビ先輩の顔がきょとんとした顔になり、真っ赤になり、鬼のような顔に変わっていく……。やばっ、確実に地雷を踏んでしまったっぽいです。


「……ヤスう……怒らないから今何を考えたか言ってくれるかな? かな?」


……そんな顔で言っても、すでに怒ってるじゃないっすか! 言えるわけないっすよ!


「……ええと、その」


「……んー?」


……笑顔だけど目が笑ってない……無理無理無理無理! 怖いっ!










……適当にキビ先輩とパーティに必要そうなものを買ってきた。ホールケーキとかお菓子各種、キビ先輩がどうしても買いたいといった『うますぎるもん』鎌倉ハムの魚肉ソーセージ、お茶、オレンジジュース、サイダーなどなど。他にもクラッカーとクス玉といったパーティ必需品、そしてなぜかタスキ、バトン、ハチマキ、その他各種……何に使うんだこんなもん。

キビ先輩からこれを買えと命令されたんだが、バトンとかハチマキなんて使わないだろ……ま、まあいいけどさ。


「ただいまーっす」


「お邪魔しまーす」


「お帰りー、ヤス兄。もう料理の準備も飾りつけも終わってるよー」


「へっへえ。すごいだろお!」


……早いなおい。

居間に行ってみると、すでにクリスマスツリーもつけられて、机の上にはクリスマスっぽいテーブルクロスが広げられ、その上にはいろいろと料理が並んでいる。とり皿と6人分のコップも準備完了。部屋の中も折り紙とかその他もろもろ使って綺麗に飾り付けが完了している……ほんと早いな、どんな裏業を使ったんだ?


「メインは面倒だったからサンドイッチね。好きなときに好きなものはさんで食べて。ケンちゃんはもう食べてるけど」


フライング! フライング! ケン、そこで食べちゃ駄目だろ。


「あとはリクエストが肉だったから、焼き鳥シリーズをいろいろ作ってみたんだあ」


サンドイッチに焼き鳥……合うのか? まあ、どっちも箸を使わないで食べられるという美点があるよな。


「栄養バランス考えて、ちゃんと野菜焼きも食べてくださいね、キビ先輩」


「ええ……サツキちゃん、焼き鳥だけじゃ駄目かなあ? ねぎまなら食べるからさあ」


キビ先輩、ねぎまのねぎって量的にはほとんどないんですけど。


「けど、ねぎまってねぎの部分がある分、他の焼き鳥より損した気分になるんだよね」


何言ってるんですかキビ先輩、ねぎまはねぎがあるからうまいんじゃないですか。ねぎのないねぎまなんて、ねぎまじゃないっすよ。


「駄目ですよお! キビ先輩、年齢を重ねて美肌を保つには、肉を減らして野菜を食べないと駄目なんですよお!」


「……ユッチ、それは私が1人だけ年増って言いたいのかな? かな?」


「ボボボ、ボク、そんなこと言ってないよお!」


……さすがにキビ先輩、邪推しすぎだと思います。ユッチなんてそんな言葉の裏を考えるなんてことはまったくしないやつなんだから。


「キビ先輩、とりあえずみんな席について乾杯しないっすか?」


ナイスだケン!


「そ、そうそう、今日は怒るのやめて楽しくやりましょうよ! せっかくのクリスマスです!」


「そだねー、ごめんねユッチ。今日はもう怒らないことにするよ」


ええ、ええ。もう怒らないでください。キビ先輩の怒り顔って怖すぎなんです。

まだちょっと怯え気味のユッチのコップにオレンジジュース、サツキと俺のコップにお茶、キビ先輩とケンのコップにサイダー。


「それでは皆さん、コップを持って! ……ここはキビ先輩が音頭を取るか?」


「ええ? 私?」


そだな、やっぱり先輩が音頭をとるのがベストだろ。


「キビ先輩、お願いします!」


「ええと……あんまりこういうのした事ないんだけどなあ。ええと……4月からユッチ、ケン、ヤス……みんなが入ってきていろんな事がありました」


うん、あったあった。


「正直、ユッチ以外は陸上経験者じゃないなんて状態で、『大丈夫かこいつら』と思ってしまいました」


……まあ、事実だし。今でも大丈夫か? という状態だし。


「それでもちょっとずつ手応えが見えてきてます。ユッチもアオちゃんも強くなったし。来年、できる限り長く、みんなと陸上を続けてきたいと思ってます。絶対に夏まで続けたいです」


夏といえば……インターハイ、もしくは最低でも6月の東海大会には出場したいって事か……でっかいなあ。


「来年、サツキちゃんが4月から入部してくれるの楽しみにしてるね!」


「はい!」


……ええ先輩やあ。


「ではでは、長々としたスピーチはこれぐらいにして。来年が私たちみんなのいい年であることを願って、乾杯!」


『かんぱーい!』


ただいまより、クリスマスパーティ、開催!

こんばんは、ルーバランです。


何でこの時期にクリスマス情報を調べているんだろうと不思議な気分になりました……そしてなぜか忘年会とごっちゃになっている気がします。


それでは今後ともよろしくです。

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小説内で使わせていただきました。ありがとうございます
カカの天下
オーダーメイド
ええじゃないか
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