243話:のんびり
部活も終わって、ケンとサツキが居間でダラダラしてる。
ケンは今週月曜日からずっとうちに泊まりっぱなし。両親が揃って9日間の休暇を取って旅行に出かけたとか。ついでにうちの両親も合わせたかのように有休を取って旅行に行ってる。いつまでも新婚気分なお二人さん。出かける時に弟と妹どっちが欲しいとか聞いてきた。とりあえず弟って言ってみたけど、本当に作ってくる気じゃないだろうな。父さんと母さんなら本当にやりそうだ。
「ヤス兄ー、ひまー」
「ヤスー、なんかしろー」
……なんだこいつら。なぜ皿洗いをしながら芸をしなけりゃならんのじゃ。
まあ、でもサツキの為に何かやってやるかあ……。
「飴ってアメー」
「今、居間?」
「うしがうっしっし」
「沿道に咲くエンドウ豆」
「おかしらが聞いた『私、おかしいかしら?』」
「画鋲を踏んだ、がびょーん」
「几帳面な記帳」
「クジラの時計はくじくじららら」
「ケジラの時計はけじけじららら」
「ゴジラの時計はごじごじららら」
「サバを読む鯖」
「シンバル、ふんばる」
「スキー、大スキー」
「セーターを着せーたー」
「『総会にいってきたんだ』『そーかい』」
「だじゃれをいうのはだれじゃ」
「チーターがおこっちーたー」
「デパートでパート」
「トナカイと中居に言っとかない?」
「内臓がないぞうとは言わせないぞう」
「忍者は何にんじゃー」
「ヌードが食べるヌードル」
「猫が寝転んだ」
「飲んべえを頼んべえ」
「パンダはどこにいる? 『ジャパンだ!』」
「ビビンバ食べた、びんびんばー」
「ブラジャーをつけろ、『ぶ、らじゃー』」
「弁当を食べんとう」
「奔放な綿棒」
「真っ暗なまくら」
「ミルキーを見る気?」
「無性にムショにいきたい」
「綿棒の変貌!」
「もやし、燃やしとけ!」
「薬用を焼くよう?」
「ユーラシア大陸って、だれがユーラシア」
「鎧を着た、よろよろ」
「落第したラクダ」
「リゾートでリゾット」
「ルンバを踊るんば」
「レバー食べればー」
「ロシアって恐ろしーやあ」
「私、渡したわ!」
どうだ! ナイスギャグ47連発!
「ヤス兄ー、親父ー」
「ヤスー、つまらーん」
く……身を挺してボケたのに、なぜここまで言われにゃいかんのだ。
「お前らうっさい。皿洗い終わるまでは2人でなんかしてろよ」
「ヤス兄が不貞腐れたー」
「ヤスー、子供だなー」
てめえらの方が子供じゃ! 俺は皿洗いしてんの! 相手してらんないの!
「ヤス兄ー、構ってよー、暇だよー」
「ヤスー、なんかしろー」
……怒っていいですか?
「インターネットでも見とけよ。何か面白いニュースやってるかもしれんだろ」
「ヤス兄が何か変な事してくれる方が面白いー」
「そうだー、何か変な事しろー」
こいつら……自分らでなんかしろよ。
「だっふんだ! アイーン」
「ヤス兄、パクリはダメだよー」
「このパクリやろー」
……ケンだけでも殴っていいですか?
「お前らさー、文句言うなら手伝えよ。そうしたらすぐにでもそっち行けるんだからさ」
「今日の皿洗いはヤス兄の仕事ー、私の当番は明日ー」
ここ数ヶ月、皿洗いはサツキの当番の時でも俺が何故かやっているのだが、それを知っていてサツキは言っているのか?
テニスに燃えてた時と、終わった後の脱力感の時は文句は無かったけど、それ以降もなぜ俺がやっているんだろう?
「ヤスはそう言う星のもとに生まれたんだ、諦めろ」
「……どんな星のもとやねん」
「サツキちゃんと俺にこき使われる星のもと」
……殴るより重大な処罰をつけてやる。明日のケンの食事は絶対なしにしてやるからな。
今日の交換日記
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10月24日 さつき
こんばんはー( ゜▽゜)/ サツキです。
今日はヤス兄が寒ーい親父ギャグを連発してました。
そもそも
「ケジラの時計はけじけじららら」
「ビビンバ食べた、びんびんばー」
なんてギャグですらないですよねー。私とケンちゃん、2人でどんな反応していいかとっても困りましたー(>_<) いくつかついクスッと笑ってしまったのがあるけど、どれの事かはヤス兄には教えてあげないもんねσ(^┰゜)
ヤス兄としゃべりたかっただけなのに、なんでわざわざ親父ギャグを連発するの? ヤス兄(*´ο`*)=3
そろそろ駅伝ですね≡≡≡ヘ(*゜∇゜)ノ 思いっきり応援したいけど、ヤス兄が長距離の人たちとうまくいってなくてちょっと心配です。
ヤス兄がもうちょっといろんな人と仲良くしてると、安心ですけど……そうすると私と一緒にいてくれる時間が減るのかな? それは嫌なんですよ。
……ちょっとジレンマです。
アオちゃん先輩、ユッチ先輩、ヤス兄が外交的になりつつも私と一緒にいてくれる、そんな風になってくれるよう、何かいいアドバイスはありませんか? アドバイス待ってます!
それではお休みなさい(__).。oO
こんばんは、ルーバランです。
どうでもいい夜の1日です。
でも、こんな風に家族とおしゃべりしながら、夜が更けていく事に私は幸せを感じます。
それでは。