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237話:おふくろの味 vs あしたのもと

夕飯を丁寧にポンポコさんに教えつつ作っていたら、夕飯がかなり遅くなるかもしれないと言うことで、俺とユッチで適当に調理。ポンポコさんはそれまでケンの相手。


んで、ユッチとの相談の結果、今日の料理はホイコーローと豚汁になりました。

ユッチが豚汁、俺がホイコーロー。


さてホイコーローか。さっさと調理して食べたいし……豆板醤やら色々使って料理するのは面倒だしなあ、あれ使うかな……。


「こらあヤス! なに使おうとしてるんだあ!」


「なにって……これ?」


俺が手に持ってたのはCookDoの『回鍋肉』。

これ使うと楽なんすよ。料理が。


「そうそうそれえ! そんなの使うなあ! 手抜きをするなあ!」


……またもやユッチに手抜きと怒られた。ユッチって料理にこだわりあるよなあ。


「なんで?」


別にいいやんなあ、あしたのもと、味の素。主婦の味方、主夫の味方。

味の素は楽でいいぞ。煮干しやら昆布やら鰹節からだしをとるのがめんどいときに使うほんだし。とりあえず失敗しないし。


「そう言うの使っちゃったらいつまでたっても味付け覚えないじゃんかあ! 失敗しながらでもちょっとずつ味付け覚えてかないと料理なんか全然うまくならないんだあ!」


「いいやん、味付けは味の素、ハウスにおまかせで。楽でええぞお」


「よくないい! そう言うの使うと、おふくろの味がなくなっちゃうだろお! いろんな家でいろんな味があるから料理って面白くておいしいんだよお! どこの家に言ってもおんなじ味なんて面白くないじゃんかあ!」


「ユッチが作ってる時点でおふくろの味じゃないぞ。娘の味? お子さまの味?」


「へ理屈こねるなあ! お子さまって言うなあ!」


ち、へ理屈だとバレたか。


「ヤス、料理は真心だよ! 愛情だよ! 気持ちだよ!」


「味の素を使ってても愛情はこもっている。俺の料理は妹への愛でいっぱいだぞ」


「ヤス兄、気持ち悪い」


「…………」


サツキ、いつの間にそこに立ってた? 本人にあの言葉聞かれるってすごく恥ずかしいんですが。


「……ユッチ、ようく考えてみてくれ。もしも世界中の人が自宅で全て味付けをするようになったとするじゃないか」


「うんうん」


「そうしたら、CookDoみたいな味付けを簡単にしてくれる商品を作っているところはどうなる? つぶれてしまうだろ?」


「ええとお……そうかもお」


「だったら使ってもいいじゃないか! CookDoの『回鍋肉』を使うことで、CookDoで働いている何万人もの従業員さんの明日の食い扶持になるんだぞ。これは人助けなんだ!」


「そ、そうなんだあ……」


おし、説得成功。ユッチを説得するのは簡単だな。


「ユッチ先輩、騙されちゃダメですよ。タバコ吸ってる人が周りの人に迷惑かけまくってても『俺たちは高い税金払って国に貢献してるんだ』ってへ理屈こねてるのと一緒ですよ」


「……あ、そうかあ! ヤスう、騙したなあ!」


ち、バレたか……サツキが隣にいて説得するのは大変だ。


「ちなみに煙草を吸ってる方で『高い税金を払って国に貢献しているんだ』というのは大嘘ですよ。煙草税よりも煙草によって起きる病気の医療費等の方が高く税金がかかりますから。煙草吸ってる人はとりあえず今の10倍ぐらいは税金払って欲しいです」


「え、ええとお……さ、サツキちゃん?」


……。


「ちなみに煙草を吸ってるやつでマナー守ってるって言う人は信用なりませんね。そう言ってるくずが私がテニスしてる最中に煙草のにおいまき散らしました。テニスコートに煙草を捨てました。その人が煙草吸いながら歩いてて火傷させられそうになりました。どこでどう迷惑になるか分からないんですから喫煙者は喫煙コーナーでだけ煙草吸ってろって感じですね」


「ど、どうしたのお?」


……おーい、ユッチがビビってるぞお。


「ちなみに煙草を吸ってる人でグルメだと言う人は詐欺師ですよ。煙草を吸うと味覚と嗅覚がくるいますから。喫煙家で大金払っておいしくもない料理食べて満足してる人を見ると鼻で笑っちゃいますね」


「サツキちゃん、こ、怖いよお?」


……サツキ、ユッチが泣きそうになってるから少し落ち着こう。


「ちなみに『煙草なんていつでもやめられるんだ』って言い放った先生が中学にいるんですが、『だったらやめて』って言って3年たちましたが未だにやめてません。3年我慢したんですし、最近そろそろキレる10代になってもいいかなと思います」


「……サツキ、とりあえずそのへんにしとこうな、煙草が嫌いなの知ってるから」


……サツキの場合はその先生が原因で大嫌いになったってのもあるんだけどな。


「いっつもヤス兄のバカ話聞いてるんだから、たまには私も愚痴くらい言わせてよ」


いつもサツキは言いたい事言ってる気がするんだが、気のせいだったかなあ……。


「んじゃ、結論として味の素のCookDoを使うと言うことでいいかな」


「ダメダメダメえ! 何でそんなことになっちゃうんだよお!?」


……ダメかなあ……? いい気がするんだけどなあ。


「味の素を使った料理より、1から全部作った料理の方が料理人の気持ちがこもってて、すっごくおいしくなるんだあ!」


「ほほう、ユッチさんや。1から全部と言いましたな」


「うん、それがどうかしたあ?」


「だったら、味噌を使う時は豆から作ると言うのか? 塩を使う時は海水を煮立てて作ると言うのか? 砂糖を使う時はサトウキビから作ると言うのか!?」


「え、ええとお……」


「豚肉を使う時は豚を1から育てると言うのか!? キャベツを使う時はキャベツを畑から栽培すると言うのか!? 柿を使う時は柿の木から作ると言うのか!? 桃栗3年柿8年なんだぞ!?」


「そ、そりゃそうだけどお……」


「ちなみにこれには続きがあって、梅はスイスイ13年、梨はゆるゆる15年、柚の大バカ18年、ミカンのマヌケは20年だ」


ユッチには偉そうに言ってるけど実は俺も昨日知りました。

これぞ明日使える無駄知識。


「そ、そんなにかかるのお!?」


「そうなんだぞ。1から全部作ると言うことはこう言うことだ。どう考えたって無理だろう?」


「そ、そうだねえ……」


「だったら出来合いのものを使って、ちょっとくらい楽をしようと思ってもいいんじゃないのか?」


「そ、そうかなあ」


おし、あと一息。あと一押しすればユッチは俺の理屈に納得してくれるはず。


「ヤス兄、適当なへ理屈こねてユッチ先輩困らせちゃだめだよ」


「そ、そうだよね! へ理屈だよね! ヤス、ちゃんと作ろうよお」


ちぇ、やっぱりダメかあ。たまにはCookDoで楽しようと思ったのに……また今度使うか。

今日は豆板醤から作ろ。ええと、豆板醤豆板醤……あ、あった。……って、これもCookDoやん。俺って味の素に貢献してるなあ……。


こんばんは、ルーバランです。


毎日投稿が崩壊気味で、本当に申し訳ありません。


煙草って、喫煙者に『私の前で吸わないでください』って言っていいものなんでしょうか? 麻雀してる時は諦めてますが、食事中はやめてほしいと思ってます。


桃栗は地方によって違いがあり、他にもいろいろ種類があるそうです。


それでは今後ともよろしくです。

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小説内で使わせていただきました。ありがとうございます
カカの天下
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