表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
180/442

180話:評価、酷評

今回、半分ぐらいひがみが入ってます。


今日は9月5日金曜日。

ケンが無理矢理宿題を終わらせて、俺も無理矢理反省文書いて、ようやく暇な時間が出来た。

で、お疲れ様って事で騒ごうとケンがうちに泊まりにきたと言う流れ。

……騒ぐはずだったのに、今やっているのは『集中力ゲーム』。盤面を2人で食い入るように見つめている。

さっきまでサツキも入って3人でやってたんだけど、サツキは今風呂に入ってる。


「どした? ヤス。ヤスの番だぞ」


「や、『小説家になろう』の評価システムについて考えてた」


「なんで集中力ゲームをやりながらそんなんを思うんだよ……それがどうかしたか?」


無言になるといろんな事を考えだすもんだ。


「こう、相互評価ってどうにかならんか?」


「相互評価って評価しますから評価してくださいってやつか?」


「そうそう、それ」


「んー……なんで?」


「だってさあ、ランキングに評価順ってあるじゃん」


「まあ、確かにあるな」


「相互評価でも評価なんだよ」


「そりゃそうだよな」


「相互評価って普通★1とか2は付けんだろ?」


「まあ、だろうなあ。そんな事したら相手の心証が悪くなりそうだし」


「で、相互評価の信頼性って基本的には5なんだよ。すごい高得点なんだよ」


「だろうなあ、大抵の場合長々と書くから、文字数が少ないための信頼性の低下と言うのはないし。そもそも相互に評価するんだから、小説家になろうで書いている人が書くわけだ。そうすると信頼性って5じゃなかったか?」


「だよな。ってことは相互評価をすると評価順でかなり上位にくるんだよ」


「まあ、別にいいんじゃね?」


「なんでさ? 読者の立場からすると、面白そうな作品が探しづらいんだよ」


「なるほど……俺はアクセスランキングで探してるからあんまり気にした事がないけど、読者の立場からすればそうなのかもな」


「だろ?」


「いや、ヤスが書いてる作品の評価があがらんのでひがんでるのかと」


オウエンジャーの事か? ……ってかあれ小説じゃないし。小説じゃない作品の評価をしてもらうのは悪い。

こそっと磁石を盤面に置いてっと……おし、くっつかない。


「ケンの言う事を真に受けるんだったら、書き手の立場から考えると別に良いんじゃねって事か?」


「んだ」


「なんで?」


「ええとだな……大衆ウケしてる作品は相互評価してなくても上位にいってるだろ?」


「そだな」


「つまり、書き手が相互評価うざいって言うんだったら、相互評価してる書き手に相互評価依頼せずとも勝ってみろやあって事だな」


「……なるほど」


俺も書いてる時はそう言う考えでいこか……しかし、読者としては相互評価の評価と純粋に評価をもらった評価は区別されていて欲しい。


「それより俺がめんどいなあって思うのは、過去の面白い作品を見つけづらい評価法だなあって思うんだが」


「なんで?」


「完結した作品だと、徐々に読者も減ってくだろ? そうするとアクセスランキングでも上位に来ない」


ふむふむ。


「評価ポイントでも、今、4半期得点というのだろ? これは最近受けた評価で順位を決める訳だ。そうすると過去の面白い作品は見つけづらい」


ふむふむ。


「小説家になろうのトップページでも、現在の順位を伝えてるってだけじゃん? 個人的には何かしら基準を満たした作品は、殿堂入り作品とかして欲しいんだけど……ウメさんにそこまで要求するのは厳しいかな?」


まあなあ……ここ、個人運営のサイトだし、ただでこれだけのシステム使わせてもらってると思うとな。


「そう言えば、ケンの意見としては評価と言えば、酷評はありなのか?」


「酷評もそりゃありだろ? 何で?」


「や、酷評をウケてへこんで書くのやめるって人いないかなって思っただけ」


「うーん……それは確かにな。遊びで書いてるだけの人に『つまんなかった』って書かれると人によっては書く気を無くすだろうなあ」


「だろ?」


「……しかし、書いても書いても感想が来ないのもそれはそれで寂しいぞ」


……それはそうかも。


「確かサツキちゃんが持ってる漫画にそれに関して何か載ってたぞ?」


「なんの漫画?」


「エスパー魔美、第1巻。藤子・F・不二雄原作の話だな」


「ええと……何ではっきり覚えてんだ?」


「最近サツキちゃんの部屋で読んだから」


「おい! 何で俺が知らん間にサツキの部屋に入ってんだよ!?」


「ちゃんとサツキちゃんの了解はもらってるし、サツキちゃんも同じ部屋にいたぞ?」


……ケンなら大丈夫と言うのは分かってるんだが、何故か腹立たしい。


「いい加減そのシスコン治らんかなあ……サツキちゃんもヤスにぞっこんだししょうがないか」


「何か言ったか?」


「いや? 何も言ってないぞ。それでだな、その1巻にこんなセリフが載ってたんだな……っと……ヤスの番だぞ」


ち、ケンの奴も成功したか。そろそろ難しい置き場しか無いんだが。


「……どんなセリフ?」


「魔美のお父さんって画家なんだけど、ある時評論家に描いた絵をコテンパンに酷評されたんだな。幼稚で稚拙とか」


「ほうほう」


「で、酷評した人を悪者扱いにしてた魔美に言ったんだ。『公開された時から、見る人全員が批評をする権利がある。批評されるのが嫌なら誰にも見せないでおけばいいんだ』って感じな言葉を言ったんだよ。詳しくは覚えてないから適当なのは了承してくれ。ちゃんとした言葉のが心に残るから読んでみてくれ」


何か宣伝っぽい気がするのは気のせいか?

後でサツキの部屋に読みにいこ。


「ふむふむ、書き手は批評されっぱなし?」


「その次に『批評する権利もあるが、僕にだって怒る権利はある!』って言ってるぞ」


なるほど……つまり、公開した時点で、酷評は受ける覚悟を持っていないと駄目って事か。

ただし酷評を受けた後はどう反論しても、どう反省しても、それは個人の自由と言う事だな。


「……荒らしもありになるのか?」


「それは無しだろ。荒らしと酷評は別もんだろ? まあ、酷評を荒らしと言う人もいるけど……それは知らん」


だよな。


「話は戻るが、最後の魔美のお父さんのセリフ、めっちゃかっこ良かったぞ」


「どんなのだったん?」


「『あいつにもけなしようのないすばらしい絵を描いてやるさ』……うろ覚えだからちょっとずつ違ってるかもしれん」


そうやって藤子先生自身が思ってきたんだろうなあ……。

すごいなあ……。


「……藤子先生って偉大だな」


「だな……まあ、プロとアマの違いはあるかもしれんけど」


それはそうかも。


「個人的には書き手はめげずに頑張れ、読者は酷評書く時は無理矢理でもいいから理由も書いて、と思う」


確かに、ちょこっとでも理由書いてくれれば『うん、言われた通り直そ』とか『残念だけど、感性が合わんのだな』と思えるからな。

……おし、酷評されてもへこみつつ頑張ろ。

今は盤面に集中して……磁石をそっと置いてみる。


カチャカチャカチャッ!!


「うああああっ! 引っ付いたあ!」


「残念だったなヤス、今回はヤスの負けだな」


これだけくっついちゃったら、後は適当に置いてっても全部置けるもんなあ……。


「ちっくしょ……現在の戦績はいくつだったっけ?」


「えっとだな……俺の2勝、ヤスの2勝、サツキちゃんの10勝だな」


……俺らしょぼいな。

おはようございます、ルーバランです。


ケン君のセリフはエスパー魔美第1巻、『くたばれ評論家』から借りました。


『集中力ゲーム』はこんな感じのです。

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%AB-%E9%9B%86%E4%B8%AD%E5%8A%9B%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0/dp/B000I6BMP8



それで『読者数が増やせない』の感想が『ウェブ小説斜め読み』と言うところで、『相互評価』についても取り入れて欲しいと書かれてたのでこんな話になりました。

ウェブ小説斜め読み

http://novelreview.blog4.fc2.com/


ぶっちゃけ、相互評価は『相互感想』にすると、文句はへるんじゃないかと思ったりしてます。

どうなんでしょう?


それでは今後ともよろしくです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

小説内で使わせていただきました。ありがとうございます
カカの天下
オーダーメイド
ええじゃないか
うそこメーカー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ