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165話:ユッチのおべんきょ、第3弾

負けた……。


「くそお、なんでキビ先輩はユッチメインのキノコハンバーグとサツキメインのキノコのパエリアは食べて,俺メインの料理は食べてくんないんだよ」


「だってヤスの料理、肉無かったんだもん」


……そりゃサラダだもん。

せめてハムかシーチキンでも入れりゃよかったなあ。


「それとキノコはもう十分食べたもん、一生分食べた感じ。ハンバーグにもキノコはいってるとは思わなかったし」


……キノコサラダにしたのは失敗だったか。

キノコで統一しようとしたのがそもそも間違いの元だな。


「ヤスのも食べたよ? せっかく作ってくれたのに食べないなんて悪いじゃん」


うん、一口だけな。

キビ先輩はゴーヤ先輩の分までハンバーグを食べて、代わりにサラダの方はゴーヤ先輩がほとんど食べてたぞ。


「そう言う気持ちで家でも野菜食べましょうよ」


「家ではみんな肉だよ?」


そか、親の影響か。

じゃあしゃあないな。


「キノコって思ってたよりもおいしいね」


キビ先輩、それハンバーグを食べて言ってるだろ。


「……結局キビ先輩に野菜を食わせるを成功させたんはユッチだったって事か?」


残念。


「細かくいうと、きのこッて菌類だから野菜とは言えないんだけど、まあ野菜でいいか」


「あ、お疲れです。ゴーヤ先輩」


「ヤスのキノコサラダもうまかったぞ? とりあえずお疲れ、ヤス」


「ありがとございます」


……任務完了?


「それじゃ、合宿後も引き続き頼むな」


「何をですか!?」


「キビへの弁当?」


「何でですか!?」


「なんとなく。楽しそうなシチュエーションだろ? 綺麗な先輩2人と一緒に食事」


ええ、綺麗? キビ先輩は可愛い。ゴーヤ先輩はかっこいいと言う表現は似合うけど、綺麗は……。


「何か言いたげだな、怒らないから言ってみろ?」


……いや、いいです。怒りそうです。


「自分の分の弁当作ってるんだから、1個も2個も5個も一緒だろ?」


「いえ、5個は面倒です。そもそも夏休み終わったら作るつもり無かったです」


何を言ってんだ、全く。


「残念……ヤスの愛妻弁当を食べてみたかっただけなんだけど」


「妻じゃないですから! ……食べたいだけでしたら、家にくれば夕飯ごちそうしますよ?」


大抵ケンもいるし。

3人分と4人分ならそう面倒じゃない。


「同棲の誘い? 駄目だぞ、思春期の男の子」


「あほですか」


誰が同棲と言った。


「こう、ちょっとぐらいドキッとしないとからかいがいが無くてつまらないぞ」


「気の無い口調で言われてもドキッとしませんよーだ」


「本気だぞ?」


え?


「冗談だぞ?」


「どっちですか!?」


「モンモンと悩め、若者よ」


年齢1つしか違いませんよ!















「……いよいよユッチのおべんきょも3日目突入ですね」


まあ、この前の川柳は勉強と言っていいのか分からなかったけど。


「ポンポコさん、何か準備してますか?」


「私はしていないな、アオちゃんはしているのか?」


「私も全く。何か面白そうな……と考えるのって難しいですね」


そうだな、10個考えて、笑ってくれそうなのが1個あればいい感じ……後はスベりそう。


「ヤス君は何か考えました?」


えーっと……。


「これとか?」


「……図画工作ですか?」


ん、まあ似たようなもんだ。

これもぶっちゃけ勉強って訳じゃなさそうだけど。


「ヤス、段ボールなんぞで何するんだ? 環境問題でも語るつもりか?」


「そんなめんどい事しないっすよ。大体それ、楽しいか?」


「さあ……段ボール箱を使って収納しようと言う話なら、奥様方は大満足じゃないか?」


奥様がどこにいるねん。


「古くなってきたらリサイクルして、収納ボックスやたんす、本棚は買わないでおく。中々環境にやさしい生活をしている気がしないか?」


環境にやさしいと言うより、財布にやさしい生活だなあ。


「まあ、確かに段ボール、上手く使えばいろいろ収納できるよな」


「私の家はそこら中でそうしてるぞ、ただだしな」


「え、見た目悪くね?」


ポンポコさんの家、そんなに汚かったイメージが無いんだが……。


「綺麗に使えば見た目もばっちりだ、ヤスも私の家にきた時、どこかで見かけたと思うぞ」


覚えてない……。


「意外と段ボールって暖かいですよね?」


「そうなん? 知らない」


「猫とか、寒いと段ボールの中に入ってくーくー寝てますよ? 一度どれだけ暖かいんだろうって真似して段ボールの中で眠っちゃったときがありまして、首寝違えちゃいました」


アオちゃんのドジ話、久々に聞いたなあ。


「まあそれは置いといて、今日の参加者何人だろ? 増えれば増えるほど材料とかカッターとかたくさんいるじゃん」


「そうですね……昨日の川柳で遊んだメンバーって考えればいいんじゃないですか?」


「オッケー」


んじゃ9人分って事で……プラス2くらい準備しとけばいいかな。


おはようございます。


この話書いてて、面白い授業をやる先生はすごいなと思いました。

特に英数国理社5教科。

……まじめに思いつきません。すごいな先生。

私の場合、数学は中学時代と高3の時に、面白い先生がいたので、好きになりましたね。そういう先生の影響は大きい。


それでは今後ともお願いします。

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カカの天下
オーダーメイド
ええじゃないか
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