《果て》第一章 4日目
さて、12月26日が来た。
ここで、兼ねてから心配していた問題が起こってしまった。
日記のページ切れである。
最悪のプレゼントだな、とか愚痴をこぼすのは罰あたりなのかも知れないが、この日記は誰かのために、俺が生存しているかを確認するために制作しているものであり、俺自身もまた暇潰しとして楽しんでいた。
それが切れるということは、誰かがもしこれを拾って読んだとき、俺が12月26日付で命を落としたとでも思われるのである。
ましてや、俺自身の暇潰しも同時に失われる。
何をしてこの無限の暇を潰せば良いのか、もう疲弊した俺の脳ミソでは思い付かない。
・・・もう、ダメかも知れない。
精神的にもたない。
体と裏腹に心が着いてきてくれないのだ。
日記が心の支えにもなっていたことを、俺は失いかけてから気付いたのだった。
どうすればいいだろうか。
このままでは、本当に今日付でショック死しかねない。
俺は落ち着こうとその辺の大きめの岩に腰掛け、考えてみることにした。
数時間が経ち、俺はしかし何一つ思い付かないままでいた。
疲れているのだ。しかもかなり。
ムダに時間だけが過ぎ、腹がへった。
・・・よし、狩りをしよう。
とはいっても、狩りというのは初体験である。
仕方も分からず、自分の手一つだけに頼るやり方に落ち着いた。
おらっ!
ここで俺はまた気絶した。
頭をその辺の石にぶつけてしまったからである。




