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トネリコの繋ぐ宙 - 2・続 開闢篇  作者: あーもんどツリー
12 ヴァルゴの酩酊
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五秒の思考

睛堂を殴ろうと駆けていく(わず)かな瞬間。

ふっ、と考える。


・・・俺は。

俺は今、何をしている?


何を得ようとしている?

何を失おうとしている?

何を?何を?何を・・・?


・・・得もせず失いもせず、ただただ(ただよ)うだけなのか。

スネアドラムの拍動が次第に()く。

強く激しく、この永い一瞬にビートを叩き刻む。


・・・否、漂うだけなら、俺は全て(うしな)って命を沈めよう。



ならば、得る。

何を?




・・・睛堂の()る事象、その全てか。




よし、全ては決した。なれば後は。




《殴るだけだ》




約五秒の間、そんな思考に浸かりながら双眸(そうぼう)をしかし、睛堂にのみ向けていたハルト。


・・・睛堂、やっぱりアンタは殴る。

俺はアンタの知識を奪う。



その為に。

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