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トネリコの繋ぐ宙 - 2・続 開闢篇  作者: あーもんどツリー
11 悪戯(ゲーム)の舞台は深みへ向かう
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《暁の七日》七日目 怠惰の日・前編

(なま)けた代償は、大勝とは対照の。

(おこた)った結果は大決壊、世界の氾濫(はんらん)

ほら、耳を澄ましてごらん。

この物語に、あるいは運命に。

終わりが近づいて来る。

和沙たちは俯黎に怖じ気づいていた。

「神、・・・なのか?!」

「すまない、神とは知らず失礼を致した!!

弁明させては頂けないかっ?!」


『構わないさ。無知は罪ではない』

最早その神々しいオーラに、はいと(うなず)くことしかできない。

『さ、【ビフレスト】を渡って仲間わを助けなさい。それが今、お前たちに出来る誠意の示し方だ』


こうして測翼の騎士団は【ビフレスト】を渡り、世界の向こう側へと向かったのだった。

いや、ここはこう言っておこう。


騎士たちは、世界の深みへ向かったのだった。




橋はジェットコースターのように(うね)り、どんどん下降していく。




出口に辿り着いた時には、感覚的に何十分も経っていた。






そこは何もない空間だった。


ただ、巨大な雄鳥(おんどり)の《影》に包まれて眠る少年が一人、そこにあるだけだった。


「何だこれ・・・」


そうこうしているうちに、雄鳥は徐々に姿を変え始めた。

ウネウネと崩壊して、(かたち)がはっきりとしていく。


「剣・・・!」


少年の腕に抱かれた剣は、静かに光った。

はっとして、和沙は声を(あら)らげる。




「あの男子を保護しろッッ!!」



こうして《無の空間》から脱出した和沙たち測翼の騎士団は、この時の体験を記した紀行文を(あらわ)したが、そこはもう《ユグドラシル》によって世界から隔離されており、『あるわけがない』と、誰も信じるものはなかった。


その後この空間がどうなったかは、誰も知らない。

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