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また逢えたね、大好きな人
「・・・っ!!」
ハルトは目覚め、息を荒げつつも頭を整理出来るほどスッキリと冴えていた。
「・・・ハルト・・・?」
俺は声を掛けられ、それが桜海によるものだと勝手に断定してしまった。
桜海が俺を呼んでいるみたいだ、と。
「何・・・?」
そう言って、声のした方、左側に首をひねる。
すると、桜海にはない、あるものがハルトの眼に入って来た。
キリッと澄んだミントの香り、少し赤っぽいショートヘア、そしてたわわな胸・・・。
健康的な体つきは、桜海の儚げなそれとは正反対のものだった。
傷だらけながら、そこから放たれる魅力は最早ハルトのみならず、大概の男性を虜にしてしまいそうなブラックホール。
そしてそんな、俺の夢を具現化したような女性を、俺は一人しか知らない。
「・・・璃瑠・・・なのか、?」
その瞬間、傷だらけの少女は瞳をパアッと輝かせ、コクリと頷いた。
「・・・うん///」




